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小説のセリフ
小説のセリフにおいて質問です。 セリフを言っているのに、「」が付くケースと付かないケースがあります。 これは小説家の意図なのでしょうか?
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話法には2種類あって、「直接話法」(会話文)と「間接話法」(地の文)がありますが、その違いのことでしょうか? それらを使い分けて書いている場合があります。 直接話法は、「 」を使い、その場の臨場感がほしいとき、緊迫した場面などに使います。 本人同士の応酬、やり取りの時などです。「 」内は、しゃべったそのままを書くのが原則です。 間接話法は、場面を解説するようなとき、過去を振り返っての説明などに使います。 だいたいそのようなことだった、というようなときです。 双方は、変換できます。また、入り混じる場合もあります。 「 」を入れたり、入れなかったりするだけで成り立つ場合もあれば、「 」の有無で、文章が変になったりもします。 下に、変換例を挙げてみます。 その話し合いは、深夜まで続いた。 「そんな方法では子供でもだまされないぞ!」 山田は、過去に同じ方法を試みたが簡単に見破られたと言うのだ。 その話し合いは、深夜まで続いた。 山田はそんな方法では子供をだますこともできないと言った。 そして、「過去に同じ方法でやったが、簡単に見破られた。」と大声で言った。 以下のサイトに下記の説明があります。 会話文はわかりやすい。説明や描写の文(地の文)が長々と続いた後に会話文を目にするとほっとする。会話文は砂漠の中のオアシス。子供のころから不思議なことに、会話の部分だけは文字を読むまでもなく、音声と映像で瞬時にして理解できた。まるで、話し手の声が聞こえ表情までもいきいきと見えてくるかのように。同じような体験をお持ちの方は大勢いらっしゃるはずだと思う。 (原文) 「駅長さん、私です、御機嫌よろしゅうございます。」 「ああ、葉子さんじゃないか。お帰りかい。また寒くなったよ。」 「弟が今度こちらに勤めさせていただいておりますのですってね。お世話さまですわ。」 「こんなところ、今に寂しくて参るだろうよ。若いのに可哀想だな。」 日本語は直接話法は得意だが間接話法は苦手、というより間接話法は英語の概念であり日本語にはもともと存在しない。日本語では「会話文」と「地の文」という概念がある。「地の文」とは説明や描写の文のこと。大雑把に言うと、会話文は日本語では直接話法で表現し、英語では直接話法かまたは間接話法で表現する。 http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-373.html
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- askaaska
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作者の意図よ。 小説に限らず作文も、 それこそここでの質問や回答もだけど 文章というのは単なる文字の羅列ではないわ。 記述した人の表現の場でもあるの。 絵と同じで文章には書き手の心が宿るわ。 些細な表現の違いでも 作者が何を伝えたいのか それを読みとるのも楽しみの一つね。
- pepe-4ever
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「」付きにしても問題ない流ればかりですから、私は作者の意図としか考えられませんね。