予算が国会を通過しなければ？

質問

政治のことにほとんど詳しくないのですが、今起きていることがよく分かっていませんので、どうかお教え下さい。
自民党が政権を解散に追い込むと息巻いています。この行動の是非はともかく、予算案及びその関連法案が会期末までに国会を通過しなければ、政権は解散しなければならないのですか？
「慣例で」とか「社会通念上」とかいうことではなく、あくまでルールとして（法律とかで）「予算を執行できない政権は解散しなければならない」というように決まっているのかを知りたいのです。
あと、もし政権が解散しなくてはならないということは、1.新しい民主党政権を立てなければならない、2.衆議院自体を解散して総選挙を実施しなければならない、3.その他、のどれなのでしょうか？
以上、詳しい方いらっしゃれば、ご教授下さい。

回答No.3

dai1000

>実際には参議院で否決されても衆議院の2/3の賛成で再度可決できるのですが、民主党政権は国民新党や社民党まで取り込んでも2/3に届かず、再可決には望み薄です。

すいません。以下の資料だと、社民党まで取りこめば、ギリギリ衆議院での2/3可決が可能なようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:House_of_Representatives_of_Japan_-_by_Party_(JA).svg

訂正しておきますね。

ちなみに、「慣例で」とか「社会通念上」とかいうことではなく、ということですが、現況では、予算案が通っても、赤字国債を発行できないケースになる可能性がありますから、絶対ではないものの、やはり、「２番、衆議院自体を解散して総選挙を実施しなければならない」を選んでおきます。

回答No.2

xiansui

そんな事はありませんよ。

「衆議院の優越」があるからです。

（日本の国会において、衆議院が参議院に対して有する優越的権限の事を言います。主に日本国憲法に根拠を有します。）

法律案に関しては、
衆院可決後に参院で否決され返付された（又は、修正議決され回付された法律案への同意を否決した場合の）衆院議決案を、衆院で3分の2以上の多数で再可決すれば法律となります。

衆院可決案の受領後、60日以内に参院が議決しない場合は、衆院は参院が法案を否決したとみなす事が出来ます。（憲法第59条）

ただ、現在連立政権は衆議院で3分の2以上居ないので、次に審議を持ち越す形になります。

予算は
衆参で議決が異なる時に開く両院協議会で成案が得られない場合、又は衆院議決案の受領後30日以内に参院が議決しない場合、衆院の議決が国会の議決となります。

なお、予算先議権は衆院に認められています。（憲法第60条）

つまり、衆議院で予算案が成立すれば、予算は必ず成立する訳ですから、予算を執行出来ないという事態にはなりません。

回答No.1

dai1000

衆議院で予算が議決されてしまえば、参議院の審議が終了しなくとも30日後には自動的に成立してしまいます。

しかし、予算が決まっても、新たな政策などは、予算関連法案が施行できないと、民主党のやりたいことができません。予算関連法案は参議院でも可決できないと、施行できないからです。民主党は参議院では少数与党です。したがって、参議院では否決の可能性が高いのです。

まー、実際には参議院で否決されても衆議院の2/3の賛成で再度可決できるのですが、民主党政権は国民新党や社民党まで取り込んでも2/3に届かず、再可決には望み薄です。

したがって、自民党などの野党が参議院で結束すれば、民主党のやりたい新たな政策等は、何もできないということにもなりかねません。

そう予想された段階で、内閣総辞職とか、解散とかいうような風が吹き始めるわけです。そういうような事態に、自民党は追い込みたいわけです。

今のところ予想されるのは、予算関連法案が議決後に、民主党が解散を決定する代わりに、予算関連法案を野党も賛成して可決するというバーター取引のようなものですが。自民党は、予算関連法案も通さず、解散に追い込めないか？というところを模索していると思います。

＞1.新しい民主党政権を立てなければならない、2.衆議院自体を解散して総選挙を実施しなければならない、3.その他、のどれなのでしょうか？

結局、民主党の全政策の執行ということまで考えると、２番でしょうか？そもそも、予算関連法案には、赤字国債の発行のための法案も含まれていて、これが発行できないと、民主党の目玉政策の執行は無理でしょう。