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総好かん とすかたん
どちらも辞書には関西方言となっています。関東にいた時も「すかん」と言う言葉は聞いたことがあるような気がします。 「総好かん」も辞書によると関西方言です。周囲のみんなから嫌われること 関東では使いませんか。 「すかたん」は辞書には関西方言となっているのと、そうでないのとあります。 当てが外れる、だまされる、間違い、まぬけ、などの意味ですが、 関東では使われていませんか。 関東関西以外どちらでも結構です。使われているかいないかを教えてください
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大阪人ですが、東京方面在住経験十年以上の者です。なお、父は東京、母は大阪出身です。 個人的には、「総スカン」は、「総スカンを喰わされる」という具合に、だいたい一般に使われる言い回しであるとの認識でおります。元は関西方言ではあるにしても、少なくともそれなりに市民権を得た表現であろうかと察せられます。 「俺は奴が好かん」は関西でよく使いますが、「虫が好かん」というように、何かを頭につけると、どうも方言ではなくなりそうです。 「スカタン」は恐らく、「スカ」(正に質問者さんのおっしゃる通り「はずれ」「だまされること」「間違い」「まぬけ」などの意味)+「たん」(人を表す表現。〇〇さんのことを「〇〇たん」と言うとか、東海地方の「バカたん」=「馬鹿者」など)ではなかろうかと推察されます。これは大阪で使われることがある表現ですが、父を含めて東京人で使っている人にはまだお目にかかっておりませんね。 辞書によって関西方言であるかないかの違いがあるのも、要するに、諸説入り乱れているからであると思います。大槻文彦「言海」は、語源の説明に信を措けないことが夙に指摘されております。例えば「スカタン」の類語と考えられる大阪弁「アホンダラ」の語源の説明が「言海」では「阿呆太郎」となっているそうですが、後世の研究によると、実は「阿呆」+「ダラ(「アホ」の北陸版。「足らず」の転訛か?)」が正しいのではないかとの有力な説がうち建てられているようです。
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- Postizos
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当方東京、50年代生まれですが 「すかたん」は全く使われていません。 大阪出身の人にどの程度の否定的評価なのか尋ねたことがあります。かなり悪い方だと聞いた憶えがあります。 「あホんだら」なども教わりました。 「総好かん」は今はじめて字のあてかたを知り、へえそうだったんだという所です。 こちらは新聞・雑誌などでは見ました。 でもこれに当たる東京弁も思いつかないので使ったこともあったような無いような… 今まで見た字は「総スカン」であって、なにかのオノマトペだと思っておりました。
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有難うございました。関東出身の方にメールしていて総好かん通じるかしら と思ったもので、質問いたしました。まあ字を見ればわかるでしょうね。 貶し言葉は関西は豊富ですね。「あんぽんたん」もあります。 でも半ば冗談とか馴れ合いで使われることも多いです
お礼
詳しく教えて頂き本当に有難うございました。方言は標準語よりもっと生き生きとした 血の通った言葉の様な気がします。若いころ子供文庫でむかし話の語りをしていましたが、 口承文学である昔話の味わいは方言でないと伝わりません。 「このダラが」と言う言葉も聞いたことがあります。もっといろいろ知りたいと思います。 図書館で史料探してみます。