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グリーンクォーツとは?

グリーンクォーツという鉱物は、鉱物学上存在するものですか。存在するものであれば、生成プロセスや組成など教えてください。その他、どのような情報でも結構です。

質問者が選んだベストアンサー

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  • TCM
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回答No.2

 参考URLのGreen Quartzの項に説明文(英文)があります。それによると鉄原子の存在により形成されるもののようです。また、ブラジルやアリゾナで産するようで、英語ではgreen quartzという呼び方があるようですね。  ところで鉱物学的な説明は http://mineral.galleries.com/minerals/silicate/quartz.htm が詳しいと思います。我々が普通にイメージする石英(水晶)はQuartz(alpha-Quartz)と呼ばれるものでSiO2の多形のうちのひとつです。蛇足ですが、stishoviteやcoesiteは隕石の衝突の際の高温高圧下で形成される特殊な鉱物です。  また、無色透明の鉱物に色がつくのは、異物混入は除くとして、「格子欠陥」が原因です。green quartzの場合は鉄原子が格子欠陥を発生させるのでしょう。 http://www.nucleng.kyoto-u.ac.jp/People/ikuji/edu/mater1/defect.html にもありますが、このように発色の原因となる格子欠陥を色中心と言います。

参考URL:
http://www.gemhut.com/gemidx.htm
black_dog
質問者

お礼

お礼が遅れて大変失礼しました。また、 専門的でありながら、簡潔でわかりやすいご説明をいただき、大変感謝しております。水晶を熱処理(あるいは放射線処理?)したもので、緑水晶(グリーンクォーツ)として説明しているケースには時々出会っていたのですが、何か納得できない部分があり、TCMさんのご説明でやっと正体が分かってきました。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • Luckycats
  • ベストアンサー率34% (27/79)
回答No.3

鉱物学上存在するのかは知らないのですが、人工的には存在します。人工水晶の育成で酸化鉄を入れると、緑または黄色に発色します。色の違いは、酸化鉄の価数に依存します。また、不純物として鉄を含有する水晶に放射線を照射すると紫水晶となります。但し、人工の水晶では成長領域により紫に発色する場所が異なります。

black_dog
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 水晶というものも、随分いろいろと変わるのですね。 緑水晶のアクセサリーなどというものを時々見ますが、あれは人工的なものなのですね。 ただ、どのように見えるものか分かりませんが、天然の鉱物としてもグリーンクォーツというのがあると言うことなので、一度見てみたいものだと思っています。 Luckycatsさんをはじめ、3人の方から教えていただき、かなり分かってきました。どうもはっきりしなくて、モヤモヤしたものがあったのですが、やっと落ち着けそうです。

  • rei00
  • ベストアンサー率50% (1133/2260)
回答No.1

素人ですので間違っているかも知れませんが,「グリーンクォーツ」という名前の鉱物は検索エンジン(インフォシ-ク)では見付けられませんでした。 ただし,緑色の水晶ということでしたら存在するようです。インフォシ-ク(参考 URL)で「水晶」で引き「緑色」で絞り込んで下さい。1580件ヒットしました。 いづれの場合も水晶自身の色ではなく,混入物の色が緑色みたいです。 ・緑水晶  http://member.nifty.ne.jp/sasajan/stone/quartz-green.html ・Tabaの鉱物標本箱/6~ 7月の特集「水晶:色」  http://www.ksky.ne.jp/~taba/P_toku19990619.html  このペ-ジの一番下にある「標本を選ぶ」→「鉱物関連リンク」で出てくるリンク先にも情報があるみたいです。

参考URL:
http://www.infoseek.co.jp/
black_dog
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 確かにいろいろな説明がありますね。「グリーンクォーツ」というのはどうも鉱物学上では存在しないもののようです。緑水晶というのは、水晶を熱処理したり放射線を当てたりして着色(?)したものが多いようです。 せっかく教えていただいたにもかかわらず、謎は謎を呼び、混迷は深まるばかりです。 でも、お忙しい中、貴重なご意見を頂き本当にありがとうございました。

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