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日本はなぜ電信柱の地下化が遅れているのか?
日本はなぜ電信柱の地下化が遅れているのか?
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やはり一番の理由はコストですね。地中化すると景観は良くなりますが、大地震が起こると地中化しているために復旧が遅れてしまいます。 その他に工事の時には掘り返さなければならず、工事に時間とコストがかかります。電柱だと電線が傷んでいるかどうかを目視で点検できますが、地中化するとこの方法では点検できなくなります。 同じように断線した場合も、どこで断線しているのか特定するのに時間がかかります。 冠水すると水が引くまで復旧工事が出来ません。 電柱の上に設置されているトランスを地上に設置することになるので、狭い道だと余計に狭くなる。 地上に設置するトランスは通常より大きくなりますし、ペデスタルボックスと言う金属の箱の中に入れますが、高所に設置するより被害に合いやすくなります。 そこで電線は地中化するが、電柱はそのまま残すと言う方法も取られています。 これだと電柱の上にトランスを設置、街灯や道路標識もそのまま残します。電線だけが地中に移動するのです。 ご質問の遅れている理由は、日本の土地の権利関係は複雑で、工事には権利者すべての同意が必要なので、非常に面倒で時間と費用がかかってしまうのです。 さらに地中化すると通常の工事にも時間と費用がかかるので、電力会社もそれほど前向きではないのが現状だと思います。
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- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
電柱から線を引くのと道路を掘り返して地下工事をするのとどちらが安上がりか分からないほどの頭脳をお持ちなんでしょうか こんなのは文系理系は何の関係もありません 読解力の問題です
お礼
三度目のご回答ありがとうございました。 この辺で質問を〆切りたいと思います。 今回の質問で三点が明らかになりました。 1.日本の道路は狭い。そのような道路に電線を埋め込むのはより困難である。 2.日本は地震が多い。地下の電線が切断されると修理工事が困難である。 3.日本の住民の権利はしっかり守られている。 公共の権力<住民の権利 であるから道路工事がやりにくい。 それに加えてこれは私の持論ですが、日本人の都市美への関心の低さが挙げられると思います。たとえばパリでは建物の高さが決められています。パリの街を歩くと同じ高さで同じような様式の建物がずらりと並んでいますがそれは法律で決まっているからだそうなんです。そのようにして都市美を維持しています。日本は利便性、衛生、安全面にしっかりと配慮するけど都市美にはいまいち気を配りません。残念に思います。今回もたくさんの方からご回答をいただきありがとうござました。
- anchorage
- ベストアンサー率24% (23/95)
電線の地中化ということですが、共同溝と呼ばれる物を地中に埋設して行う場合には、地上機器と呼ばれるボックスが地上に置かれることになり、電柱の場合より、歩道の幅が広く必要になります。 つまり、歩道が狭い場合、車道を狭くするか、道路を広げるかが必要になるため、なかなか地中化が実施できる道路がない状況だと思います。 外国の特にヨーロッパの場合、地中化より無電柱化(人から見える道路に電柱を設置しない)というのもありますから、全部が地中化されているわけではないと思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございました。 >電線の地中化ということですが、共同溝と呼ばれる物を地中に埋設して行う場合には、地上機器と呼ばれるボックスが地上に置かれることになり、電柱の場合より、歩道の幅が広く必要になります。 つまり、歩道が狭い場合、車道を狭くするか、道路を広げるかが必要になるため、なかなか地中化が実施できる道路がない状況だと思います。 日本の道路は狭いし歩道がない道路もたくさんあるので地下化が難しいということですね。 >外国の特にヨーロッパの場合、地中化より無電柱化(人から見える道路に電柱を設置しない)というのもありますから、全部が地中化されているわけではないと思いますよ。 この点はよく理解できませんでした。地下化をしないで電信柱をおかないとなるとどこに電線を通すのでしょうか?
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
改築の度に地面を幌返したら地下からの引き込みがどうなるか この意味が分かりませんか?
お礼
いまいちはっきりわかっておりませんが、要するに文科系のぼくが理科系のDebukuroさんに付いて行けてないのだろうと思います。 Debukuroさんって以前埋立地の作り方について回答してくれた人ですよね。あのときは図なども添付してくださって非常にわかりやすかったです。 今回の件はそれなりに納得しましたし、細かいところまでは知らなくても良いと思うのでもう大丈夫です。二度目のご回答ありがとうございました。
- char2nd
- ベストアンサー率34% (2685/7757)
すでに回答にあるように、 1.コストがかかりすぎる。 2.既存の埋設占用物を避けて設置するだけの余裕がない。 3.維持管理が困難。 この3つの理由が大きいかと思います。 3番目については、電力線や通信線は定期的に入れ替える必要があるので、埋設する場合は電線管に通した状態で設置し、中のケーブルのみ入れ替えられるようにします。 その作業のためのハンドホールを一定間隔で設置する必要があるのですが、その間隔も既存の埋設占用物をさけて設けようとすればかなりの間隔が空いてしまうため、実際の交換作業も大変なことになります。 作業中は道路を閉鎖することになるので、狭い道路や迂回路が無かったりすると、周囲に対する影響が大きくなります。 共同溝にすれば作業もし易いし、下水以外の占用物と共有できるので、維持管理のコストも下げられますが、工事費が非常に大きい上、狭い道路には設置できないというデメリットがあります。
お礼
仰ることは理解できましたが、それらは欧米でも同じです。 ではなぜ欧米では電信柱の地下化が進んでいて日本では遅れているのかという疑問は残ります。 その違いを知りたいと思っています。 ご回答ありがとうございました。
- Yodo-gawa
- ベストアンサー率14% (133/943)
地面の工事を促進する場合、大概アスファルトで舗装される事になります。 しかし、その事で「水はけ」が悪くなるのは確定的です。土砂崩れや土石流が 増えかねません。日本という風土には向いていないと思います。 降雨量の少ない場所で、且つ、地下に遺跡がなければ地下化もいいと思います。
お礼
よく意味がわかりませんでした。 日本の道路も欧米の道路もアスファルトだと思います。まあパリなどは石畳を残していますが。 日本の風土は欧米とあまり変わらないと思います。 たとえば北京のような水不足の地域やドバイのような砂漠の中の都市であれば東京とは大きな違いがあると思いますが・・・ ご回答ありがとうございました。
- debukuro
- ベストアンサー率19% (3634/18947)
経済的理由と建築様式 ヨーロッパでも埋設が進んでいるのは石造りの町並みのところです これは改築がほとんど行われないからです(壊すのが困難) 日本は木造が主なので頻繁に改築が行われます 改築の度に掘り返さなければなりません 電信が廃止された現在電信柱はありません 電力と電話がメインの共同柱です
お礼
>ヨーロッパでも埋設が進んでいるのは石造りの町並みのところです これは改築がほとんど行われないからです(壊すのが困難) 日本は木造が主なので頻繁に改築が行われます 改築の度に掘り返さなければなりません いまいちわかりませんでした。確かにヨーロッパの建物は石でできています。でもそれと電信柱の関係がよく理解できませんでした。住宅とその前にある道路は別なのではありませんか? >電信が廃止された現在電信柱はありません 電力と電話がメインの共同柱です これもよく意味がわかりませんでした。電信柱って最初から電力と電話じゃないんですか? 電信ってそれはたとえば電報のたぐいでしょうか? そう言えば最近は電報って聞きませんね。 ご回答ありがとうございました。
- te31102000
- ベストアンサー率22% (54/235)
道路が狭いため、多額の費用が掛かるからです。 道路の中には、水道、下水道、ガスなどが埋設されています。 それ以外にも、NTTや高圧電力ケーブルなど。 それだけでも、交差させるのは至難の業です。 その上、地中化となるとスペース的な問題が出てきます。 まあ出来なくはないですが、費用が多額に掛かるでしょうね。 要は狭い道路に、金かけて誰が支払うのかです。
お礼
欧米ができているのに日本はできていない。 ここを考えるべきだと思います。欧米だってお金は同じようにかかります。 なぜ欧米はできていて日本ができていないのか。 貴方の仰る狭い道路は説得力があります。 それではなぜ広い道路でも電信柱があるのかという疑問は残ります。 ご回答ありがとうございました。
- Struggler
- ベストアンサー率18% (97/527)
お金がかかるからでしょう、既存インフラに手を入れるのは。 新規開発に関してはほとんど地下化してますよ。東京での話ですが。
お礼
>新規開発に関してはほとんど地下化してますよ。東京での話ですが。 そうですか。それは良かったです。どんどん地下に埋めて行って欲しいと思います。 ご回答ありがとうございました。
お礼
>大地震が起こると地中化しているために復旧が遅れてしまいます。 説得力を感じました。日本は地震国だから、と。でも再び疑問が湧きました。サンフランシスコとロサンゼルスは地震があるのに地下化されている。これはどうなんでしょう? >その他に工事の時には掘り返さなければならず、工事に時間とコストがかかります。電柱だと電線が傷んでいるかどうかを目視で点検できますが、地中化するとこの方法では点検できなくなります。 同じように断線した場合も、どこで断線しているのか特定するのに時間がかかります。冠水すると水が引くまで復旧工事が出来ません。 確かにそうですね。 >そこで電線は地中化するが、電柱はそのまま残すと言う方法も取られています。これだと電柱の上にトランスを設置、街灯や道路標識もそのまま残します。電線だけが地中に移動するのです。 なるほど。電信柱は迷惑でも実利を考えればそのほうが良いということですね。 >ご質問の遅れている理由は、日本の土地の権利関係は複雑で、工事には権利者すべての同意が必要なので、非常に面倒で時間と費用がかかってしまうのです。 これにも説得力を感じました。日本は成田空港問題で住民の権利がしっかり守られていることがよーくわかりましたから。日本の住民の権利が守られていることは評価できますが、逆に「ごね得」なんて風潮もできてこれが別な問題を引き起こしていると思います。 >さらに地中化すると通常の工事にも時間と費用がかかるので、電力会社もそれほど前向きではないのが現状だと思います。 理解できますが費用がかかるのは欧米も同じですよね。日本人は景観に重きを置きません。ドイツに旅行してライン川を見た時それを感じました。ライン川のほとりに住宅が建っているんですが、住宅からライン川まで芝生になっていて土手がないんですよ。あれを見た時なんと美しい光景だろうと感動しました。 早い話、ライン川の水をバケツでくんで庭のチューリップにまくことが簡単にできます。でもガイドが言ってくれました。美しいけどすぐ氾濫して家が水浸しになるんですよ、と。私は荒川が東京湾に注ぐ付近に住んでいますが、土手はコンクリートで頑丈に作られています。風情はまったくないですが、安全は確保されています。日本人とドイツ人の違いは重要度をどこに置くかにあるんですね。ご回答ありがとうございました。