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女性委員長に'Chairman'は適切か?
- 衆議院のHP(英語版)で女性委員長に'Chairman'が使用されていることに違和感を持ちました。
- 副委員長の場合は'Vice Chairman'または'Vice Chairwoman'が使用され、最近は'Vice Chairperson'も使われるようです。
- 公的機関のHPでの肩書きとしての使用なので、それが一般的なのか、ネイティブの感覚に合致しているのかについて知りたいです。
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いわゆる、PC問題ですね。chairmanに限らず、このことについてはネイティブもいろいろですよ。ただ、chairmanに関してだけ言えば、chairpersonが無難ではあります。 似たようなものに、businessman/menではなくてbusinesperson(s)/business peopleなどがあります。翻訳で使うカタカナ英語が「ビジネスパーソン」になってる例も見たことがあります。 しかし、PC問題は難しいですね。actressと言わずにactorじゃないといけない、と聞いて女優にactorと言ったら、actressと言いなおされたとか、Native-Americanだと聞いて、そう言ったら「俺はIndianだ」と言われたとか。 さらにはPC反対派は、「PCは差別という事実に向き合わず、覆い隠すだけでかえって良くない」などなどとも言っていると聞きます。 chairmanに戻ると、PC問題に巻き込まれたくなければ、男女問わずchairpersonと言い、相手がもし「私はchairmanだ」と強く言うようなら、その人についてだけは、そう言ってあげる程度にしたほうが無難だろうとは思います。 当の本人から要求もされていないのにchairmanと言ったとして、当の本人はもちろん、それを聞いた他の人々がどう反応するか、不安があるからです。
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- tamonmaru01
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英語がまったく分からないので的外れな回答になるかもしれません。 要するに、男女で同じ呼び方をしているのが疑問なんでしょ。それとも、英語の用法としての正誤を知りたいのでしょうか。後者に関してはまったく分かりませんが、前者に関しては分かるのでお答えします。 今の日本は、男女で違いを設けるのはタブーになっていますよね。例えば、男を「氏」女を「女史」と昔は呼んだもんですが今は男女共に「氏」で統一してますし、男を「君」女を「さん」と呼ぶのもいけなくて統一している学校もあるそうです。 看護士も女性を「看護婦」と呼ぶのはいけないでしょ。女医とかもいけないらしいですしね。なんでも、女性を「女医」と呼ぶ事は男性を「医者」と呼ぶことになり、「医者は男がするもので女は場違い」みたいになるんだそうです。この主張の成否はともかくこのような主張があるのは事実です。で、政治やマスコミはこのような主張を優先しているような気がします。 つまり、今の日本は男女で呼び名を変えるのはいけないんです。これが社会の主流なんです。
お礼
私の質問でハッキリと、 「私の質問は、「女性委員長に”Chairman”を使っても不適切ではないのか?」 (ネイティブの人はどう思うのか?)です。 公的機関のHPでの肩書きなので、そういう訳もあり得るのか??と。 ネイティブの感覚が分かる方にお答えをいただければと思います。」 、と書いたのですが、、、、。 ですので、「男女で同じ呼び方をしているのが疑問」なのではありません。 (書いておりませんでしたから勘違いされているのかもしれませんが)日本人なので あなたのようなお考えをもたれている方がいることも含め、内容は、120%理解 しております。(なので、質問していません)。 ともあれお時間をお使いいただき回答いただきましてありがとうございました。
- jama2299
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No.4の者です。 誤解を招く書き方をしましたので訂正します。 米国で、女性に対して使う呼称は、"Yes men ! "(正確には "ma'am" 「madamの縮約形」で「manの複数形」ではありません)ですが、発音が正に米語的で、"men" と同じなのです。 すみません、舌足らずでした。
お礼
丁寧な回答ありがとうございました。 ただ、"Top Lady of Chamber”は、自称する場合には少し不適なような気がしますが。あと、”議長”ではく”委員長”にChamberは日本の場合には違和感がありますね。 "Yes men”については縮約形であることも含め全く知りませんでしたので勉強になりました。ありがとうございました。
- jama2299
- ベストアンサー率41% (57/139)
米国では、相手が明らかに目上の男性であれば、"Yes, sir !"って言いますし、女性であれば年齢や既婚・未婚の関係なしに、"Yes, men !"と言っています。(自分の母よりも遥かに年配であれば、"Yes, mam !"って言ったりもしますけど) 若い女性に気に入られようと、"girl"や"cute"や"lady"なんて呼んだりしますけど、これらは会話上の呼称ですし、"woman"なんてのは女性が自分のことを指して使うぐらいのものでしょう。 ですから、"Chairman"が"Chairwoman"ってなんて定義されるより、"Top-Lady of Chamber"って呼ばれる方が気持ちイイんじゃないのでしょうか?「副」だったら、"2nd Lady of Chamber"で。 それに、"Buisiness-persons"なんて言ってるのは日本人だけだと思うんですけど・・・間違ってますかね?
- wind-sky-wind
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man は「(大人の)男性」の意味でありながら,「人,人間」の意味にもなる。 これは英語を使う人にとって常に悩まされることです。 キリスト教においても「人」の意味になりますし,古代の英語から man で「人間」であり,「男」の意味でした。 それこそ,古くからある男性中心社会の名残ですし,さらには原始の時代から猟をして生活を成り立たせてきた「男」が人間の中心だったことからきているのだと思います。 policeman, postman, fireman, statesman これらもすべて男女区別なく用いられてきました。 それがウーマンリブが起こった60年代,70年代あたりから差別だとして -person にしたり, police officer fire fighter のような中立語を用いるようになってきました。 man で「人間」にもなるから,chairman で男女ともに用いられるというのは建前上ありますが, 実際には避ける傾向にあります。 イギリスでは女性の議長に Madam Chairman と呼びかけることもあるようですが, やはり Chairperson とした方がいいです。 (英和辞典には Madam Chairman となっているものもあります) そのあたり,日本では「人」でどちらにも用いられます。 「あの人」で場面によって,「男」もあれば「女」もある。 だから逆に日本では気にせず,man を気軽に使う傾向があります。 実際,英語でも古くは -man を使ってきましたので,古めの英文では普通に出てきますし,日本で読まれる英文,入試問題に出てくる英文など,大半が man で気にせず扱っています。 someone, person, friend など,すべて he で受けるという古い形で特に気になりません。 でも,日本人が使う英語を英語圏の人が目にすることもあるわけですので,気を配っていく必要もあると思います。
お礼
中立語の歴史を解説いただきありがとうございます。 "Madam chairman"も初めて知りました。 ただ、chairpersonが無難なようですね。 回答ありがとうございました。
- SPS700
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man は、もともと「ヒト」という意味ですから、woman の中にもちゃんと入っています。女性は wif で、女の人が wifman それが訛って woman になった訳ですから、教育のあるネイティブは man の両義性を理解しています。 ロングマンには下記のような man の定義もあります。 a person, either male or female - used especially in formal situations or in the past: http://www.ldoceonline.com/dictionary/man_1 アメリカでは単に chair と言うのが流行りです。
お礼
ご回答ありがとうございます。 ロングマンのwebsiteは知りませんでした。 大変参考になりました。
お礼
私が求めていた”ネイティブの感覚”について真正面から答えていただき、大変参考になりました。 薄々、「要は本人のとらえ方」かなと思ってはいたのですが、様々な具体例と共に回答いただきよく分かりました。 回答を踏まえて、この質問のきっかけとなった衆議院のwebsiteがどうなのかは気になるところです。(きっと本人に了解は取っていないのでしょう。) ともあれ、回答ありがとうございました。