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映画『散りゆく花』(1919)について
映画『散りゆく花』(1919)について次の語を用いて説明して下さい。 ・D・W・グリフィス ・180°ライン ・マイノリティの表象 ・きりかえしショット ・並行編集(クローズカッティング)
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- utakataXEX
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#1 さんの良答が出ているので「180°ライン」についてだけ補足。 「180度ラインの原則」と呼ばれるものだと思います。 他の言葉では、イマジナリーラインとか想定線とか呼ばれます。 要するにイマジナリーラインを越えた撮影はしないようにすると言うルールですね。 詳しくはここを。 ↓ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%B3%E5%AE%9A%E7%B7%9A 因みに、クロスカッティングについては、#1さんの回答にあるとおり、『大列車強盗』で初めて用いられた技法ですが、ウィキペによると、グリフィスの『國民の創生』によって更に広まった、とされています。
- isoiso0423
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「散りゆく花」ではなく「散り行く花」ですね。 同年代の邦画に「散りゆく花」という作品がありますので。 180°ラインというのが何を指しているのかよくわかりません。 レンズの焦点距離かな?? DWグリフィズは映画の父とまで呼ばれたこの作品の監督デヴィッド・ウォーク・グリフィスのことです。 マイノリティの表象はこの作品の主演者リチャード・バーセルメスが中国商人を演じていることにあります。またボクサーの父から虐待されるヒロイン:リリアンギッシュ嬢も含んでいると思われます。 きりかえしショットは1919年当時はまだ編集の技法が発達しておらず、二人の人物が会話をしているシーンなどは、フルショットで二人を画面内に同時に映すというのが当たり前でしたが、グリフィズがクローズアップという技法を考え出し(これは考えたと言うよりもかなり偶然なんだけど)、人物を個別に交互に映すようになりました。 クローズカッティングではなく『並行編集:クロスカッティング』はグリフィズ以前のエドウィンSポーターが1903年に「大列車強盗」という作品ですでにやっているので、この作品には該当しません。 ちなみにきりかえしショットもこの作品以前だし、マイノリティの表象もこれ以前にあるので、該当しません。