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答えはYesです。これは物質による熱の伝わり方が関係してきます。金属は熱を伝えやすいのです。（いわゆる熱伝導） 金属を除く通常の固体（紙などの絶縁体）の場合、熱の伝わり方は原子の振動によって伝わります。固体を形成している規則正しく並んだ原子が振動し、隣の原子を振動させて熱を伝えていくと考えてください。 それでは、ここで気体や液体の熱伝導を考えて見ましょう。この場合気体や液体を作っている物質がその気体や液体の中で自由に移動します。そのため、並んだ原子間の振動のみで熱を伝える固体に比べて熱が伝わりやすいということがわかると思います。 そこで、金属について説明すると、金属も固体なのですが、他の固体とは性質が違うため、熱伝導が特別に大きくなっています。多くの固体（金属も含む）は原子が規則正しく配列していて、気体や液体のように動き回ることはありません。しかし、金属の中には原子の数と同じ程度の伝導電子があります。その電子が自由に動き回ることができるので、気体や液体のように熱を運ぶことができるのです。その電子の動きが自由であればあるほど熱伝導率も大きくなるので、電気伝導が大きい金属ほど熱伝導率も大きくなります。 身近な金属で言えば、銅やアルミが熱伝導率が高いと言えます。飲料容器で言えば、ペットボトル、スチール缶、アルミ缶とがありますが、同じ容量の各容器を冷蔵庫で冷やした場合、熱伝導率の大きいアルミ缶が一番良く冷えます。ビールの缶がアルミなのはこのためです。よく冷えていた方がおいしいですよね！ 長文でわかりにくかったらごめんなさい。
