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中国経済の将来と政治的影響

中国の通貨供給量の過剰は今後どのような作用を中国政治経済に及ぼしていくのでしょうか。 物価の異常な上昇局面が引き続き継続すると思われますが、中国政府が既に表明済みの通りに引き締め方向に移行すれば、バブルは弾け、経済成長はダウンするのか。 中国人は完全に中国共産党の奴隷になりましたね。 どんなもんでしょう。

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  • isoken
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回答No.1

>中国の通貨供給量の過剰は今後どのような作用を中国政治経済に及ぼしていくのでしょうか >物価の異常な上昇局面が引き続き継続すると思われますが、中国政府が既に表明済みの通りに引き締め方向に移行すれば、バブルは弾け、経済成長はダウンするのか 質問者様が仰る通り、現在中国は深刻なインフレ懸念に見舞われていますが、その原因は人民元をドルにリンクさせている実質的な固定相場制(ドル・ペッグ制)にある、つまりアメリカが金融緩和すると自動的に中国でも金融緩和に振れざるを得ないという当然の経済原理が作用してしまうのです。 即ち財政当局が固定相場制の維持にこだわっている間、通常のインフレ対策である金融引き締めは不可能であり、現状彼らが取れる唯一の選択肢はインフレと付き合いながら遮二無二経済成長の道を突っ走る事のみ。 では変動相場制に移行すればどうなるか、その場合現状不当に低く抑えられている人民元が切り上げられ、自国の輸出産業が競争力を劇的に低下させ壊滅的打撃を蒙ってしまうという、何れにしても諸刃の剣が待ち受けます。 外国資本を取り込む事で驚異的な経済成長を続けてきた中国ですが、政治が経済をコントロール出来るのはある一定の規模まで、現在の中国は世界経済とコミットした経済大国という名のモンスターです、もはや彼らが標榜する所謂「社会主義市場経済」でその手綱を取るのは不可能、今後益々容赦ない市場原理に晒されてゆく、つまり中国人民の苦悩は今から始まると推測されます。 尚今後の予想として、中国人民銀行は徐々に預金準備率の引き上げを断行し、インフレの沈静化に務めようと試みるでしょうが、先進諸国の超低金利政策は暫くは継続する見込み。 つまり世界的な余剰資金が中国を含む新興国市場に情け容赦なく流れ込み、恐らく一国の政府レベルでは手の打ち様がないでしょう。 日本のバブルは、「総量規制」という財政当局の意図的なハード・ランディングに依って弾けましたが、中国の場合は経済成長が鈍化した際、失速したコマが倒れる様にバブルが弾け、現在既に存在する不良債権問題が顕在化して、日本の「失われた10年」以上の悲惨な状況が訪れるものと推測されます。 >中国人は完全に中国共産党の奴隷になりましたね。どんなもんでしょう。 中国共産党は、成長してゆく中国更には北京オリンピック・上海万博等の国家的イベントを人民に対して演出する事でその不満をなだめて参りましたが、その手法の効果がなくなる時がまさに歴史的使命を終える時、即ち自由主義体制に大きく舵を切るエポック・メイキングであると思われますが、如何でしょうか?

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