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凍頂金萱茶について
台湾の空港でトランジットの時、免税店でお茶を買いました。 台湾茶に詳しい方はご存知かと思いますが、金萱茶というミルクのような香りのお茶が好きなので 免税店で「凍頂金萱茶」というのを買ったのですが、 まったくミルクの匂いはせず、ほうじ茶っぽい感じの香ばしい味・匂いのお茶でした。 店員さんにも「ミルクの匂いのお茶ですよね?」と確認したのですが・・・ 「凍頂金萱茶」でネット検索しても「ミルクのような甘い香り」という説明しか出てきません。 これは、入れ方が悪いのでしょうか?それとも間違えた品種を買ってしまったのでしょうか? ご存知の方いらっしゃいましたら、教えてください。
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- ruben425
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金萱(草冠に宜)は茶業改良場で品種改良から生まれた品種で、乳香が出ることはありますが、ごく一部です。 基本的にお茶の香りは、寒暖の差が大きくて良い風が当たる標高の高い斜面で強く出ることが多いです。 阿里山や梨山などで栽培された金萱種ならば乳香が出ている可能性は高まりますが、もともと高地では育ちにくい品種でもあり、良質のものは少ないです。 金萱種は高地でなければ育てやすい品種のようで生産量は多いですが、金萱=乳香と宣伝されすぎて、香料で香り付けしているものも多く出回っています。こういうものは数年経っても強い乳香が残っています。 自然の乳香がしっかり出ているものは、お茶屋を渡り歩いても巡り合うのは難しく、10gいくらなどの単位で売っていたりと値段も高いです。 空港で買ったものは金萱種かもしれませんが、もともと乳香のない火入れの強いものでしょう。 非着香で乳香のする金萱茶はダージリンのマスカテルフレーバーと同じく入手し辛いものです。空港のお土産屋にあるようなものではありません。 香りの良いお茶の香りを楽しむには、茶海に蓋をして香りを貯めこんで一気にかぐのがお勧めです。 聞香杯は茶藝の道具ですが、茶湯の香りとは異なります。香りの強さも茶海から直接かぐのとでは強さが全然違います。蓋をした茶海にため込んだ香りをかぎ、聞香杯で茶湯と異なる香りをかぐというのが一番贅沢な楽しみ方ですが。
- tintagel
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日本茶の香りは、茶碗から立ち昇る香りや口に含んだ時等に感じる香りで表現します。 中国茶の香りは、日本茶の時のような香り以外に、お茶が着いた茶碗等が冷めたときの香りでも表現します。 (聞香杯という専用の器具(細長い器)を使用することがあります。) 聞香杯という専用の器具がなくても以下のようにすれば確認できます。 熱いお湯でお茶を作ります。 (1回目が一番香りが強く、聞香杯へ入れるお茶も一回目のお茶を使います。) 熱いお茶を茶碗に注ぎます。 茶碗のお茶を飲み干すかお茶を全て別の容器へ移します。 茶碗を吹いたり、手で握り等して冷まします。 茶碗から出る香りが、ミルクを思わせる甘い香りがすれば金萱茶だと思います。 茶碗は陶器でなく磁器(白いツルツルの食器、マグカップ等)の方が良いと思います。 参考になるでなるでしょうか?
お礼
返信ありがとうございます。 熱湯で作ったお茶のあとの器も嗅いではみたのですが、 やはりあまりミルクの匂いはしないようでした。 以前日本では時々飲んでいたのですが、三年間の海外生活でまったく金萱茶は飲まなかったので 自分の記憶の中で、かなりミルクの匂いが強いものというイメージがあったのかもしれません。 いずれにせよ、親切なご回答ありがとうございました。参考になりました。
お礼
返信ありがとうございます。 そうですか、金萱茶の中でもミルクの匂いのないものもあるのですね。知りませんでした。 台湾茶は以前好きでよく飲んでいたのですが、本格的な知識はまったく持っていませんでした。 金萱茶が特に好きだったのですが、 空港で買ったものは以前日本で買っていたものよりずいぶん安かったし、「本場だから安く買えたのかな、ラッキー」くらいしか思っていませんでした。 多分ruben425さんの言われるように、 >空港で買ったものは金萱種かもしれませんが、もともと乳香のない火入れの強いものでしょう。 という品種を買ってしまったのだと推測します。 もしかして日本で飲んでいたのも香り付けしたものだったのかも…^^; (それでも私には十分高価に思えましたが^^;) いずれにせよ、すっきりしました。ありがとうございます。 せっかく日本に帰ってきたことだし(三年間ヨーロッパに出ていました) また台湾茶を、今度はもう少し本格的に楽しめるようになれたらなと思います。 ご回答ありがとうございました。