会社というのは元をたどればブレーンで集まった集団なんです。株式会社になって、出資者は別になっても基本的にはその考えは根底にあるのです。
面接をするというのは、あなたがその会社で働ける人材か見極めるわけです。簡単にいえば、部下にふさわしいか、同僚になれるか。そのためには足手まといにならない程度の学力や経験があるか、もっといえば俺の知らない事まで知ってるか。
だから重要視されるのは「人格」「経験」「知識」になりますよね?、
中でも「人格」は最重要なんですが、見極める力のない採用担当であれば、SPECだけを聞かれますよ。私はそういうのは書類選考だけで見極めろと思いますし、そうしてきましたが、他の採用担当者は本当にSPECしか見てない担当者もいましたね。
なので、とにかくいままでやってきたこと、家庭、趣味いろいろ聞きますが、問題はその内容ではなくて、沢山しゃべらせて「地」がどの部分にあるのかを探る為です。例えばとっさの問いにどのように対処するか、そのリアクションを見る。どうせ面接に来る人間は目いっぱい飾ってきますので、それをどんどん剥がす努力をしますよ。で、「地」が出た時点で点数をつけます。それまでに1分の人もいれば1時間の人もいます。でも長くするために一つの話を自分で延ばしては駄目です。一つの話の区切りは1分から2分程度にして相手に質問させるようにしましょう。
中には自分史を延々と30分ぐらい話す人もいて、そういうのは話終わった時点で面接終了です。
だから、向こうから質問もなく、すごく早く終わってしまったら脈は無いと思いましょう。すぐ見極められたんですよ。