知っていないですが、確認いただきたい点がありましたので。
リニア新幹線は、大江戸線や万博仕様の各世代のリニア動力とは
異なり、完全に外部駆動だったはずです。
緊急停車となると、理屈では車体側で磁界の反応を切る事も可能ですけど、
運行側で駆動を切る事で自然減速、タイヤ着地からブレーキを掛ける。
それも当然、ディスク式(パッド)摩擦で受けると思います。
もし自走機能があっても、それで磁気誘導減速をしたところで
放熱しないといけませんから、どうできるのやら。
車体の位置捕捉がむづかしいでしょうから、リニア鉄道や航空機のような
逆走方向のリニア駆動は掛けられないかも知れません。
再起動も通常運行も、制御室が車体位置の電力所に出発からの
駆動を指示するだけなので、これに変化はないでしょう。
自走機能があっても重さで限度が有るでしょうから、
電力所の障害などの場合は横付けや編成での連結とはいかず、
機関車で牽引しないと脱出できないはずです。
車体には超伝導に近くしたコイルを持ち、路線上のコイルから受けた
磁界に反発・誘引を起こして走るのですが、路線上のコイルが
それぞれ運行制御に基づいて、車速にあわせた磁界を作ります。
コイルが左右壁と床面左右の4面にあるので、車体が反発で
浮き上がり大気中に均衡した形で運行されるはずです。
となると不意に磁界が切れると、空力で位置は保てるでしょうが
タイヤで接触させるまでが不安定となってしまいます。
お礼
かなり詳しい保守マニュアルがあることが判り有難うございました。 >地震で停車した場合、地上巡回、または添乗巡回にて地上設備の状況を確認し、障害がないことが確認されれば運転再開するそうです。 これは、浮上した状態からの運転再開なので可能。 やはりマグネットクエンチで着地してしまうと、すんなりとは推進できないのではないか。併設線路を2重に設けることだが、これには冗長な莫大な投資がかかり現実的ではない。トンネル内や山の谷などに止められて次駅まで歩けとは困難。山の谷なら救援ヘリも可能だが数千人を救助出来るか。特に今回の線路で大部分のトンネル内ではどうするのか、想像できない。 マグネット1個がクエンチすると車体が激しく揺れ、傾斜していくと他の超電導マグネットに急激なACロスが発生し温度上昇するので、ドミノ倒し状態で他のマグネットもクエンチする危険性あるのでは。慣性で傾かないとは時間が経つとそうもいえないのでは。そのためにジェット機のタイヤを使うとのことだが、このような不安定な揺動状態では、瞬間的な摩擦発熱も莫大になりそうだ。 マグネットがクエンチしたとき、数秒以内に車体を同レベルの高さに保つタイヤを出せれば可能かも。コイルのクエンチ検出信号を即座にタイヤを出す制御装置に入力すれば安定停止できる可能性はあるかな。もっとも山梨実験線でこのような実地試験を繰り返す必要があると考えます。
補足
500km/時で緊急停車タイヤ接地時のシュミレーション、実験線での実地試験はされていないので不安はあります。またダメージを受けた場合の併設線の横付けはトンネル内ではされない、併設路を乗客は歩いて次駅まで行かなければならないことは現実的には不可能と考えます。