こんにちは。
No.1さんがおっしゃっている「赤方偏移」が観測されたことによって発見されました。
赤方偏移とは字のごとく、光の色が白から赤の方向に偏るということです。
星の光の赤方偏移を観測することで、その星が地球から遠ざかる速さがわかります。
重要なのは、地球から遠い星ほど地球からの遠ざかり方が速く、それがおよそ比例関係にあるということでした。
数学で習う座標で考えてみましょうか。
地球の位置を(0,0)とします。
ある年、星Aが(-2,0)にあり、星Bが(-1,0)にあり、星Cが(1,0)にあり、星Dが(2,0)にあったとします。
遠さと遠ざかるスピードに比例関係があるので、これらは未来のある年には、こうなります。
A(-2,0) ⇒ (-4,0)に移動
B(-1,0) ⇒ (-2,0)に移動
地球(0,0) ⇒ (0,0)のまま
C(1,0) ⇒ (2,0)に移動
D(2,0) ⇒ (4,0)に移動
すると、どうでしょうか。
5つの星の間隔が単純に2倍に増えていますよね?
以上は、X軸上の点だけの話ですが、Y軸上でも同じ話になります。もちろん、斜めでも言えることです。
すなわち、「地球からの遠さと遠ざかるスピードに比例関係がある」というのは、互いの間隔が同じように広がる、つまり、宇宙が全体的に膨張していることを示していることになります。
もう一つあります。
膨張する宇宙を過去にさかのぼってみれば、宇宙の元となる一つの火の玉があったということになります。
すると、火の玉の状態から膨張が始まるときの‘爆発’によって熱(電磁波)が放射され、その余韻(弱い電磁波)は弱いながらも今もなお宇宙の中に均等に残っているはずだということになります。
これは、ベル研究所のアーノ・ペンジアスとロバート・ウィルソンによって発見されました。
お礼
ありがとうございます! とってもたすかりました!