私は、友人の経営する中小企業で顧問的なことをしています。
特に、労働者の採用時には詳細に相談される立場です。
弊社では、正社員、パート、アルバイトの区別を問わず、最終学校の卒業証明書または卒業証書のコピーの提出を求めています。
卒業証書を紛失、廃校などで証明書発行も難しいという場合は、本人の氏名が掲載された同窓会名簿や卒業アルバムのコピーでも構いません。
また、資格・免許が必要な職種では、その資格証や免許証などの提示を求めます。
いずれにせよ、学歴、職歴、資格、免許等は、採用にかかわる重大な要素です。
賃金の決定や昇進などにも影響するだけでなく、職務上必要な知識や技能があるかどうかという問題になります。
その重大要素は、決して曖昧にはしません。
ただし、日雇いや短期アルバイトの場合、そこまで煩雑な手続きはしていない会社もあります。
弊社にはそのような職はありませんから、必ずきちんと手続きをします。
なお、証明しなくても、学歴詐称は必ずバレます。
「高校卒業なら当然持っている知識を持たない」
「雑談でも出身校の話題になると、いつも曖昧に言葉を濁す」
等々、書類で見えないところでも、日常業務の中で発覚します。
あなたが学歴詐称をする方ではないと信じておりますが、証明書類を用意する算段はお早めにされることをお勧めします。