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脳外科受診で判明した症状と疑問
- 60歳を過ぎた母が庭仕事中に脚立から転倒し、頭痛が続くため脳外科を受診。診断結果は脳内出血。
- 以前から家族は母の物忘れが気になっており、認知症の可能性もあったが、母は病院に行くことを嫌がっていた。
- MRIの結果、脳内出血が判明し、手術は必要ないが定期的な検査が必要。疑問点は出血の処置と症状名の明確化。セカンドオピニオンも考慮中。
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1.診察を重ねる毎に出血量が増えているというのに処置が服薬だけ、その経過を見るのが2カ月後 一回目のCTで問題なく、4週間後のMRIでようやく検出できたのですから、出血量は少しと見るのが妥当でしょう。増えてたといっても、その程度が問題なのであり、2ヵ月後に再検査という症例があっても特に不思議とは思いません。 それに、普通は頭をうったら、直後のCTで問題なくても、慢性硬膜下血腫という病態があるので、頭痛などの症状がでるときは再検査というのは必ず、説明します。 2は「症状名は?」と母に聞いても「そういうのは何も教えてくれなかった」と言います。 「しびれたり喋れなくなったりしたらすぐ病院へ」というのに「年1回の定期検査」でいいなんてこと、あるのでしょうか……。 ”即手術!という程のものではない”脳動脈瘤であれば、当然の対応です。どのみち、慢性硬膜下血腫でしばらくは頻回にCTかMRIを撮影するのですから、どんどん大きくなっていくのかはどうかは分かります。慢性硬膜下血腫が決着して、脳動脈瘤が大きくなっていなければ一年後毎にチェックという意味でしょう。 そもそも、認知症を疑っている母親の言葉だけで、担当医の診療方針を疑うというのは、おかしいと思いませんか?認知症を疑っているのなら一緒に行って話を聞くべきでしょう。そういう基本的な事をしないで、担当医の診療方針に疑念をいだくという態度はおかしいと思います。
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- gogosmart
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脳神経外科医です。 質問の文章を読んだ限り、普通に考えれば、 1は脚立から転落して頭部を打撲したことによる慢性硬膜下血腫 2は未破裂脳動脈瘤 ということで良いと思いますけど。 セカンドオピニオンも何も、疑問があるのであればまずは質問者さんが直接担当医から説明を受けられるのが良いのではないですか。認知症が疑われるお母様の話す内容だけで善し悪しを判断されてしまうのだったら、担当の先生があまりにも可哀そうですよ。 認知症の方というのは、往々にして自分が認知症であるという自覚がありません。そういった方が一人で外来を受診してきても、本人は特に症状を訴えないでしょうし、通常の会話はとりあえず成り立ってしまいますから、普通に見過ごされてしまう可能性は高いと思います。家の人がしっかりと付き添って、これこれこういったことがありました、といった物忘れの具体的なエピソードを担当医に説明する必要があると思います。 私も先日外来をやっていて、「物忘れがある」とのことで家族に連れられてきた女性を診察しました。本人は「別に私は悪いところなんて何もないよ」とおっしゃっていましたので、ご家族に「どんな物忘れがあるのですか」と尋ねると、「いつも近所の家に遊びにいってばかりなのです」「それは別に普通のことなんじゃないですか?」「それが一日に7回も同じ家に行くということがありました。しかも勝手に上がりこんで黙ってお茶菓子を食べ始めたりして・・・」と。 物忘れに関しては、ご家族も一緒に受診、が基本だと思います。 話を戻しますが、1に関しても2に関しても、脳神経外科医としてはスタンダードな対応である印象を受けます。ただご家族(質問者さん)にそれが伝わっていないだけなのかも知れません。もしもどうしても不安ならば、病院に電話をして早めに予約を取りなおし、「母からの間接的な話ではどうも病状が理解できないので、再度説明をして貰えませんか?」と担当医に頼んでみるのが良いと思いますよ。 お大事に。
お礼
回答ありがとうございます! もやもやしていたものが、すっと腑に落ちました。 母と一緒に病院に行きたいということは、もちろんずっと思っています。 認知症かもと思い、病院に行こうという話をした時からこの事は困難で、認知症コールセンターの方に相談していた時も「お母様は若年性認知症かもしれないが、本人が不安がっていて、医者に診てもらいたいと自発的に思っていない限り、若年性認知症の方を病院に連れて行くのはなかなか難しい」と言われました。理由は回答者様も書いておられるように、「別に私は悪いところなんて何もない」と思っているから。 私は母と同居していないので気付かなかったのですが、最初に気付いた兄弟や父が、物忘れがひどいと気付いた当初、やたらとそのことを指摘して、病院病院と強く言ったこともいけなかったようです。その話題が出ると嫌がりますし、病院に行こうと言うと怒ります。 家族仲は良いので、最近は私がこまめに帰省し、他愛もない会話をしているような時に、優しく、不安がらないように誘ってみてはいますが、態度はかたくなです。 コールセンターの方が「怒って、嫌がっている方にしつこく言うのも、逆に不安や鬱をあおっていけない。脳ドックや“還暦の記念に”“お誕生日プレゼントに”などうまく理由をつけて家族が検査をプレゼントする、という形はどうか」とおっしゃていたので、その案をいただこうと思っていた矢先の今回の病院行きでした。 ですので、初回から一緒に行って他の不安材料も全て先生にお話したかったのですが、「子どもじゃないんだから一人で行く」と母。場所が脳外科なだけに子供達の同行をいぶかしんでいます。 しかしさすがに今回検査結果が分かって、ちょっとしょんぼりしています。「日常生活で気をつけることはないかなど、家族としても聞きたいことがあるから」といって次回は私が帰省して、一緒に行きたいと思っています。 お二人に回答いただき、「脳神経外科医としてはスタンダードな対応」だとよく分かりました。「ただご家族(質問者さん)にそれが伝わっていないだけ」というのもその通りです。 他のことは何でも気を遣わずに話せる家族なのですが、このことだけは難しくて……。 質問してみて本当に良かったです。とりとめのない質問でしたので、非難を浴びまくる覚悟でしたが、お二人とも正面から意見を言っていただき、とても感謝しています。認知症の事も含めて書いてみて良かったです。 母と父、兄弟にとってはデリケートな問題。家族の中では私だけが“歳をとれば誰しもありうること。眉をひそめるようなことではないし、当事者が責められるようなことではない。打つ手があるのに放置するほうがバカみたい”という考えです。今回の転倒の件も、見つかった症状についても、認知症のことも、静かにまっすぐ対応していこうと思います。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます! お二人に回答いただき、とても感謝しています。 「認知症を疑っている母親の言葉だけで、担当医の診療方針を疑う」とありましたが、本当におっしゃつ通りで、担当医をと言うより母の言葉を疑っていたのです。 また、「増えてたといっても、その程度が問題」という点は、全く考えていなかったので、なるほど! と気付かされました。 質問の文面内にも書きましたが、昔兄弟頭蓋骨にヒビが入るほどのがひどい事故に遭ったことがあるのですが、出血が多く、入院して治療に長くかかったものですから、すっかりその時の事が思い出されて……。 脳=出血=大惨事、という思い込みがありました。 初回からずっと、一緒に行って話を聞きたいと思っているので、なんとか次回は一緒に行けるよう、うまく母と話してみます。