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登山ツアーの長所・短所を教えてください
30代まで登山してました。 怖いと感じては引き返し、毎日ラジオの気象通報を聞き、天気図を書いては、山へ行く行かないを自分で決めていました。 幌尻岳の遭難では、日程(お客様の都合)優先で天候を無視していると思えてなりません。 中高年登山者はガイドに頼れば、ツアーでどんな山でも行けると誤解してませんか。 登山ツアーに参加した経験者に長所・短所お尋ねします。
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はじめまして。 わたしは登山ツアーには参加したことはありませんが、山岳会に入っていて、公開登山を企画したことはあります。それに会員の中に頻繁に登山ツアーに参加している者がいます。その会員から聞いた登山ツアーの長所・短所を述べます。 まず、公開登山は非常に気を使います。ボランティアに近いものですが、参加者はゲストであるため、すんなり「雨が降りそうだからやめようか」とは決断がつきません。バス、テント、山小屋の手配などをしてしまっていますし。同じようにツアー会社でも予定通りいかなかったときは悩むとおもいます。料金をもらっているんですから。だから「多少の雨でも決行」になってしまうとおもいます。 それと、参加者の力量、体調、山に対する意識を把握するのは大変です。ツアーに参加したことのある会員の話では、気の合った仲間でないため、気疲れしたり、夜に酒を飲んで体調をこわすものなどがいつもいるそうです。 ある意味で「烏合の衆」と言えるツアーは「何かあったとき」に迅速な対応ができるか疑問です。 しかし、登山口へ行くまでの交通機関の手配などをしてもらえるのは不慣れな中高年には魅力的だと思います。 とくに海外トレッキングや離島の山などにいきたくても手段が分らなかったり仲間が集まらなかったときに、ツアーは好都合です。 ツアー会社には事前に参加者の力量などの把握、安全登山のために天候、体調などにより計画変更もあり得ること、登山は自己の責任であることなどを詳細に説明してほしいものです。そうすれば、ふだんいけない山も行けますから。
お礼
主催者の立場、参加者の立場と難しい問題に解答をいただき有難うございます。 私も30年近く前に公開登山の一端を担ったことがありますが、幸い同じ学校のメンバー50人で参加者の登山経験に天地ほどの差があったものの、体力にバラツキがなかったので、富士山・尾瀬と無事こなせました。 参加者が登山ツアーは物見遊山でなく、スポーツの一種との認識をもって頂けるような事前説明会をしてくれればと思います。