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交流について

 電柱の上の電力線は位相が90度ずつずれている三相交流ですよね?(これも自信がない)  では、家庭にはいっている3本の電力線にはどういうふうに交流がとおっているのでしょうか。(単相3線式?) ウチはアパート住まいですが、先日開閉器の中の3本のヒューズのうち、端の1本が切れたため、全戸で一部の部屋(どこも同じ部屋)が停電したことがあったのです。(もちろん工事店の作業を見てただけで、自分で触ったわけじゃないです。)各戸にメータは1個ずつ(ブレーカは2~3個づつ)ですし、部屋のコンセントまでのつながり方もどうも良く理解出来ません。教えてください。

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  • pen2san
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回答No.1

ます、電柱の一番高い所(?)を通っているのが6600V(一部3300V)の三相交流です。これは3本の電線の位相が120度ずつずれてます。(120×3=360で丁度1回転、元に戻ります。)それぞれの電線をR、S,Tと記号化します。 次に一般家庭に来ているのが単相3線式(古い家庭には単相2線で0Vと100V)で、3本のうちの真中を0V,左右に位相が180度異なった100Vがきております。 真中の0Vの線は電柱の変圧器の所でアースされています。 家庭の配電を設計する際、出来るだけ左右の電線に流れる電流が片寄らない様に設計します。左側を2階の照明関係にしたら右は1階の照明関係にし、左を1階のコンセントにしたら、右を2階のコンセントにするとか言った方法でバランスを取ります。台所や風呂場等、比較的電力の多い所の配線もできるだけ均等になる様に配慮します。 ブレーカー(電流制限器)やヒューズは左右それぞれの電線に入っています。但し、決して真中の接地線(0Vの線)に入れてはいけません。もし、接地線を接続しているネジが緩むと、左右どちらか(使用量が少ない方)の電気器具に過電圧(最大200V)がかかり器具の破損や火災の原因になります。 積算電力計は先程の3本の電線を流れる電流を検出して計算します(実際には左右の2本かな?) 最後に、3相6600Vと単層3線式100Vの間は電柱に乗っている変圧器で接続されています。 比較的容量の少ない変圧器の場合は1次巻線を一つ持ち前述のR-S、S-T、T-Sのいづれかに接続します。 2次巻線(出力側)はセンタータップ付とし、センタータップを接地線(0V)とし、巻始めと巻終わりをそれぞれ前述の左右に接続してあります。 大型(大容量)の変圧器の場合、1次側の巻線を3組準備しそれぞれをR,S,Tに接続する場合もあります。その際、3組の巻線の接続方法として△結線とY結線の2つの方法があり、変圧器の仕様により異なります。 電力容量の大きい家庭用大型エアコンや大型冷蔵庫は単相200V仕様の物がありますが、これは先程の左右と呼んだ電線に接続します(位相が180度ずれているので左右間は200Vとなる。) 言葉で表現するのはちょっと難しいので理解できなかったら図を書いて見て下さい。 分かってもらえたかな?

Ladder
質問者

お礼

図なしでも本当にわかりやすく答えていただき、有難うございます。 3相(90度は勘違い(^_^;))と単相3線の関係、3本の線の使い方、200Vの仕組み、など、ちゃんと理解できました。 実は停電事故のとき、住宅の電気設備をを管理する方に「電源が2系統あるのではないか」などと、訳のわからないクレームをつけていて、知らないとは恐ろしいものだと思っています。

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