専門家ではありませんので、一般的な事柄しか分かりませんが、私は次のように考えています。
1、水蒸気や二酸化炭素、一酸化炭素は目には見えません。そこで、煙はこれらとは違う物です。
2、水蒸気が冷やされて、細かい水滴になると目に見えるようになります。よって水が煙の成分になり得ることもありますが、蚊取り線香の煙の主成分は水ではないように思えます。(煙に触れていても濡れてこないからです。)
3、煙は目に見えるわけですから、細かい粒子状のものが成分だと思います。蚊取り線香の材料(成分)は、たぶん高分子化合物から構成されているので、低い温度では、二酸化炭素や水まで分解されずにもっと大きな分子量の物が揮散されていると思います。
そのような物が凝集して、細かい粒子状を形成しているのが煙だと思います。決して1分子ではなく、凝集物だと思います。
4、炎は、線香が熱分解し、可燃性ガスを発生して気相でさらに酸素と反応せいて燃焼している物です。
炎があると煙の成分の気相でさらに燃焼するので、目立たなくなるのではないでしょうか。
(気相での燃焼によって(炎によって)凝集物(煙)がさらに分解されて、目に見えない大きさになってしまう。)
5、線香の場合は、炎が出ている時の方が高温で分解していると思います。それ故、沢山の低分子化合物が放出され(これが可燃性ガス)炎として気相で燃えるのでしょう。炭酸ガスや水蒸気では決して気相では燃えないので、これらだけが放出される場合は炎は生じません。もっと大きな有機化合物が放出されています。
6、炎は可燃物が気相に放出されて、それが気相で酸化反応を起こしているのを目で見ているわけですから、品質の良い炭を燃やした場合は、二酸化炭素雅趣成分になりますので、温度は高くても炎は出ません。
(実際は、状況によっては炎が出ますが、)
補足
ガスの風呂で育っていますので、私には思いつかない興味深い内容のお返事を有難うございました。 不完全燃焼ということはCO(一酸化炭素)も出るのでしょうか?微量なので危なくないのかしら?煙は(蚊取り線香では殺虫成分も含まれましょうが)すす、タールが主成分でしょうか?そうしたら確かに条件により余計に燃焼しC原子間のボンドが切れてCO2主体(煙として見えない)になると思います。