おおさ、そうまでいうならちょっとやったろやないかい。
単純に第一次大戦のときは、ドイツ帝国、オーストリア・ハンガリー帝国、トルコが友好的な関係で、フランス、イギリス、イタリア、ロシア帝国と戦争していました。まあフランス、イギリス、イタリアはまあまあ友好的な関係です。一緒にドイツ・オーストリア・ハンガリー帝国と戦っていたわけです。
そのうちロシア帝国で革命が起こってロシア皇帝が最終的には殺害されます。そんで、レーニンによるソビエト連邦が建国されるわけです。で、ドイツ、オーストリア・ハンガリー、トルコとは終戦。その後ロシアは親共産派と反共産派、つまり赤軍と白軍に分かれて内戦になって最終的にはソ連が勝利します。
第一次大戦が終わると、ドイツ帝国とオーストリア・ハンガリー帝国の皇帝は退位して両帝国ともなくなります。このときポーランドが独立したりとか色々国が増えています。「民族自決」ってやつが出てきたんすね。
その後世界恐慌までなんとなく全世界的に景気は良かったのでまあ仲良くやってはいたんですが、世界恐慌をきっかけにファシズムが台頭してくるんですな。スペイン、イタリア、ドイツがファシスト国家になります。ご存知フランコ、ムソリーニ、ヒトラーです。ヒトラーとムソリーニは仲がいいと思われていますが、元々は二人とも見栄っ張りな独裁者です。最初はお互い対抗意識をむき出しにしていました。
ヒトラーが台頭してきた頃は、ソ連とフランスがやや親しい関係、イギリスは反共、もちろんドイツもイタリアも反共ですが反共勢力がお互いに仲がいいというのもあまりありませんでした。つまりイギリスはドイツともあまり仲良くなく、ソ連が嫌いでフランスとはちょっとだけ親しい。一方ソ連はほぼ世界中が反共勢力で共和国であるフランスとはお互い革命で成立した国家ということでシンパシーはあるという感じですね。
ヒトラーのドイツはイギリス、フランスが弱腰であることをいいことに、武力を背景にした周辺諸国の併合をガンガン進めます。ヒトラーが目指すのはヨーロッパ征服と打倒ソ連。そんな中でポーランドがソ連とドイツの双方から狙われます。ポーランドは英仏に助けを求め、英仏とも「ポーランドに手ェ出したらドイツに宣戦布告するでぇ」と圧力をかけます。考えたヒトラーはなんと宿敵ソ連と不可侵条約を結んでしまいます。折から日本では日独伊三国同盟の準備を天皇の意見も無視して強引に進めていたところによりにもよってドイツとソ連が条約を結んでしまったので「欧州の政治情勢は複雑怪奇」の言葉を残して内閣が倒れてしまいます。
独ソ不可侵条約を背景に両国ともポーランドに侵攻します。このときポーランド滅亡。当然英仏はドイツに宣戦布告しますが、両国とも戦争準備が整っておらず宣言したものの戦闘がない。「奇妙な戦争」といわれました。するとドイツが返す刀でフランスに侵攻、この電撃戦が恐ろしいほどハマって英仏両軍は壊滅してしまいます。んでパリがドイツ軍に占領されます。ドイツ軍はイギリスを空襲しますがこのバトル・オブ・ブリテンに敗れてイギリス占領はもう不可能。
それならとヒトラーは今度は一方的に独ソ不可侵条約を破棄して突如ソ連に侵攻します。独ソ戦の始まり。これをきっかけにソ連も第二次大戦に巻き込まれることとなり、それまで仲が悪かったイギリスとソ連は奇妙な仲間関係になります。そして日本が真珠湾攻撃で第二次大戦に参加。このときにヨーロッパで見ればドイツ、イタリア、ハンガリー、ルーマニアの諸国家vsイギリス、ソ連、アメリカという図式となります。
んで色々あってまずイタリアが敗北。ムソリーニは一度はドイツ軍に助けられますが、最終的にはパルチザンに捕まって処刑されます。次いで最終的にヒトラーが敗北。これで第二次大戦が終結します。
すると今度は米ソ両国が対立し始めて、いわゆる「東西冷戦」の時代が始まりますが、ぼちぼち文字制限が尽きるんだけどまだ聞きたい?
補足
すいません、ありがとうございます。