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Guns N' Roses
Gunsの音楽って、ハードロック(L.Aメタル)に分類されると思うんですが、具体的な特徴ってどんなですか? いろんなジャンル(HipHop、Blues)を取り入れているんでしょうか?
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個人的には、GunsはLAメタルが全盛期から少し衰退気味というか リスナーが他のものを求め始めた時に大きなエネルギーを 持って出現したバンドだと思ってます。むしろLAメタルバンドではなく、 他の方も言われているように、StonesやZepなど70年代の ブルースベースのロックに強い影響を受けていると思います。 そうしたブルージーなロックを基調にLAメタルという時代の音を 上手く消化した結果がGuns特有の基本的スタイルだと思ってます。 ここでメンバー全員に共通のもう一つ重要な要素は「パンク」です。 メンバーが影響を受けたお気に入りのパンクカヴァーアルバムを出して いるように、彼らの音楽性を語る上で必須だと思います。 「70年代ロック」とその存在を否定することによって生まれた「パンク」 という非常に相反する要素を一つにしたようなサウンドであるがゆえに とても新鮮かつ流行で終わらずに今でも影響力を持っているのだと思います。 こういうと簡単なことに思えますが、パンキッシュなのに70年代の ブルージーさを自然に感じさせることは、あのメンバーだからこそ 出来た離れ業だと思います。 一般的にSlashとAxlに注目しがちですが、Gunsの メインソングライターはSlashでもAxlでもなく、もう一人の ギタリスト、Izzy Stradlinです。彼が抜けた頃(Use your illusion製作中) からバンドの歯車が狂いはじめ、メンバーがばらばらになってしまったように 思えます。もちろんそれだけが原因の全てではありませんが、 結局SlashもIzzyと同じような理由(Gunsという存在が独り歩きを 始め、純粋に音楽を楽しめなくなった、ライブに女性のコーラスグループや ブラスセクションはいらず5人のバンドでやりたかった、などなど) とSlashがGuns用に作った楽曲をAxlがボツにして、いつまで待ってもAxlが動かない、 などのことから脱退・・・・・。 バンドアンサンブルという点ではアグレッシブなSlashとルーズな Izzyのギターが絡むことによってあの独特のグルーヴが生まれたのだと 思います。最高のコンビネーションでした。ライブもIzzy在籍時が聞き物だと 思います。 パンク大好きなベースのDuffと60-70年代ロックや レゲエなどのレイドバックしたサウンドが好きなIzzy、ブルース好きな Slash、幅広い音楽性を持ち、七色ボイスのAxlという個性がぶつかり あった結果、すばらしい作品を残せたのだと思います。 (Stevenのドラムももちろん良いです、一応) 色んなジャンルを取り入れているとはいえ、HipHopをもろに感じさせる ということはなく、上手く彼らのフィルターを通して、あくまでも Gunsサウンドになってると思います。ただ、SlashやIzzyに比べ、 Axlの方が色々な要素を取り入れのに積極的ではあったと思います。 で、Axl以外のメンバー+Stone Temple PilotsのScott (Vo)が集まった 「Velvet Revolver」は今年の6月19日にLosで最初のショウを行った様です。 セットリストは新曲に加えて、Sex PistolsやStone Temple Pilots, Guns, Nirvanaのカヴァー。 新曲はアメリカのラジオやメディアで結構、話題で好意的なようです。 http://www.velvetrevolver.net/news.html このオフィシャルサイトで、ライブの写真や情報が見れます。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=623823 AxlのいるGunsについてはこちらの質問での僕の回答を見ていただければ 幸いです。 ついつい熱く語ってしまい、長くなってしまいました。すみません。。
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- crazy-diamond
- ベストアンサー率75% (6/8)
>ではガンズのハードロックの最も奥にはレゲエがあったって事でしょうか? Izzyが個人的に気に入っているということで、ガンズサウンドの中で 大々的に取り入れているものはないですし、最も奥とはいえないと 思います。ただ影響が感じられるとしたら、もともとレゲエ色を感じさせる 曲であるBob Dylanの「Knockin'~」をカバーしているということ が挙げられます。(ClaptonもカバーしてますがClaptonのほうは よりレゲエ色の強いアレンジです) 特にライブでの「Knockin' on heaven's door」では slashソロの後の間奏からもろにレゲエのリズムを導入したりしてますね。 (未聴でしたら、Bootや99年に出た正規盤「Live Era」で聴けます) あとはIzzyのソロではかなりレゲエを感じさせる曲あります。 Gunsに限らず、バンドサウンドというのは本当に色々な要素が 影響し、集まった結果だと思うので、表面上のメロなどで一概に影響を 受けているジャンルを判断するのは難しいですね。 改めて考えてみて勉強になりました。
お礼
>Izzyが個人的に気に入っているということで、~Izzyのソロではかなりレゲエを感じさせる曲あります。 そうだったんですね、ルーズなアメリカンロックが好きだというふうに昔ソロ活動を始めた頃聞いた気がしたぐらいでした。 >Gunsに限らず、バンドサウンド~ジャンルを判断するのは難しいですね。 結局はそうなんですね~。 好みもストレートに影響しているとは限らないんですね。 あんなガンズのサウンドのようなイメージが湧くインスピレーションがほしいです。 ありがとうございました。
- missa-n
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私の勝手な独り言を言います。 LAハードロックだと思いますが、だいたい曲を書いていたスラッシュはブルースの要素を持つアーティストでGunsのよさはここにあるんだと思います。Gunsを離れてからsnake pitでブルースの色濃いアルバムを作った時に「この人はこれがやりたかってんな」と思いました。 しかし有名になればなるほどアクセルのほうが商売中心の流行を意識した曲(ヒップホップとかラップとか)を押すようになり結局双方の考え方が噛み合わなくなったんだと思います。私も分からなくなってきたのがこの頃。 アクセルにしてみれば「一番人気のワシのバンド何をしてもワシの勝手や」スラッシュにしてみれば「何言うてんねん、Gunsの源流、ええ曲を書いとんのはワシやないか」でモメたのではないでしょうか?以上私の独り言でした。
お礼
それで2分したのがアクセル率いるGunsと、スラッシュのSnakeなんですね? 最近、アクセル以外の元メンバーが、再集合したとうわさで聞いたのですが、今はどうなってるんでしょう? ChineseDemocracy(album)って、まだ発売延期のままなんですよね? すみません、若干脇にそれてしまいましたが、ではアペタイト~あたりはモロにアメリカンハードロックで、ユーズ~あたりはヒップホップなど、バラエティーに富んだアルバムなんでしょうか? ブルースっぽい歌はブルース、流行的な歌は流行的ってコトですか。
- kokoichi
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少し古い表現かもしれませんが、典型的な「アメリカン ハードロック」の流れをくんでると思いまーす。 都会的なセンスな取り入れとメロディアスな曲構成もあり「LAメタル」みたいなジャンルになってますが、ブリティッシュ系の「影」はあまり感じないので、どちらかというと「エアロスミス」などに通じる「王道」をはずしてないと思います。 スラッシュの演奏や曲調には「ブルース」のエッセンスが根底にあるように感じてまーす。 私自身は「メタル」系ではないと思ってますが・・
お礼
>少し古い表現かもしれませんが、典型的な「アメリカン ハードロック」の流れをくんでると思いまーす。 >私自身は「メタル」系ではないと思ってますが・・ そうみたいですよね、アメリカンハードロックですね。 >どちらかというと「エアロスミス」などに通じる「王道」をはずしてないと思います。 ロックの王道ですか。 >スラッシュの演奏や曲調には「ブルース」のエッセンスが根底にあるように感じてまーす。 やはりそうなんですね。 エアロにしてもストーンズにしても、ガンズにしても、ブルースが根底にあるんですね、きっと。 上の3つしか思い浮かびませんが(笑)。 メロディーラインにしても、基本はブルースからってコトですよね?
- qweqweqwe
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特にないでしょう。強いて言えばアクセルの声でしょうか。詩はわかりませんが、アレンジ面ではこれといった特徴はないですね。80年代後半の特にLAではごくありふれたものだったし、メロディ的にもそれほど特徴的なものはありませんでした。 売れた要因はセックスやドラッグにおける話題性と、アクセルのセックスアピール、スラッシュの神秘性でした。このおかげで87年の「Appetite For Destruction」は多くの人の耳に届き、シングルヒットを沢山生みました。 彼らに限らず、話題性がなかったら人の耳に届かず売れなかったであろうアーティストは大勢います。 しかし結果的に楽曲のクオリティは高かったこともあり、彼らはメジャーになりました。 それでもあえて特徴を探すならば、ストリート、つまり“不良”のイメージングと、どことなくZEPを意識させる曲の構成でしょうか。テクニックよりも色っぽさやノリ、またカバーも多くやっていてカテゴライズを嫌った一面もあるようですが・・・。
お礼
ありがとうございます。 >どことなくZEPを意識させる曲の構成~ ZEPはツェッペリンですか? >強いて言えばアクセルの声でしょうか。詩はわかりませんが、アレンジ面ではこれといった特徴はないですね。80年代後半の特にLAではごくありふれたものだったし、メロディ的にもそれほど特徴的なものはありませんでした。 なるほどです。論理的に説明してもらうと、よくわかりますね。 >スラッシュの神秘性~ スラッシュだけが楽曲を手がけた訳ではないようですが、どうしてもあのスラッシュの“ノリ”みたいのは、他の誰のものでもないような気がしてしまいます。 ギターのクセみたいなものなんでしょうか? >それでもあえて特徴を探すならば、ストリート、つまり“不良”のイメージング~ そうなんですね~! 私はファンなのでひいき目に見てしまいますが、ガンズ全体のイメージ、曲の世界観っていうのがあると思います。 あれは、どこから来るものなのか...。 ありがとうございました、大変参考になりました。
お礼
ありがとうございます、返事遅れてしまいました。 何とお礼しようか、迷いました(笑)。 >個人的には、GunsはLAメタルが全盛期から~結果がGuns特有の基本的スタイルだと思ってます。 いきなり何となく意外でした、LAメタルの全盛ではなかったんですね。 >ここでメンバー全員に共通のもう一つ重要な要素は「パンク」です。~あのメンバーだからこそ 出来た離れ業だと思います。 矛盾した要素の中からあのサウンドが生まれたんですね、不思議な感じがします。 >一般的にSlashとAxlに注目しがちですが、~ライブもIzzy在籍時が聞き物だと思います。 そうなんですね、ではガンズのハードロックの最も奥にはレゲエがあったって事でしょうか? >パンク大好きなベースのDuffと~要素を取り入れのに積極的ではあったと思います。 上手く彼らのフィルターを通して、ってところが一番のポイントでしょうか? 単純に言うと、良いもの好きなものを彼らなりの手法でハードロックに融合したという事でしょうか? Velvet RevolverのURL、ありがとうございました。 voは、スネイクの時からのですね。 >AxlのいるGunsについては~ どうもです、たいへん詳細に感激です。 私なりにまとめてみるとあのサウンドは、彼らが聞いて触れてきた全ての音楽を、彼らのセンス(フィルター)で消化したという事になるんでしょうか。 最後にありふれた話をしてしまったかも知れませんが、そのスタイルというのは、彼らの生き方そのもの、彼らそのものなんでしょうね。 あんなふうに、生きてみたいです。 ありがとうございました。