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「精神」「こころ」「意識」の仕組みは?

「精神」「こころ」「意識」の仕組みは? 高校一年生です。これまで、生物の学習や個人的に読んだ本で人のからだの仕組みについて一通り学んできました。 ですが、一番興味のあった人の意識、精神、こころのメカニズムについてはどれも全く触れずに終わってしまい、分からずじまいです。 こういったものは、どういう仕組みでからだに備わるものなのでしょうか。 心臓がポンプのように血液をからだに送り出し、それによって人が生きているのは知っています。 ですが、それだけで「意識」が生まれるとは私には考えがつきません。 宗教的な考えや解釈はなしでお願いします。

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noname#123390
noname#123390
回答No.6

>膨大な量のデータ倉庫から目当ての記憶を引き出すとき、探しやすいようにつけた付加情報が発展して感情に変わった、という解釈でいいのでしょうか? そうですね、個別情報の扱いの利便性が発達してタグをつけたりということもあるでしょう。それ以上に個々の情報の再編と様々なキーワードによる再利用時の高付加価値化を狙うための内部操作、スキャンなどが一人歩きして意識になっているのではと私は思うわけです。 質問者様の関心である感情(怒り、喜び、悲しみ)は基本的には人間だけでない動物の基本的で原始的な生命活動(生き残りたいという)から発しているのですが、それら(脳幹?脊髄?)からの信号が記憶を中心とした大脳の論理計算系へ働きかけることで複雑な感情表現が芸術的な行動を通して可能になるのでしょう。こんなところで納得していただけるでしょうか。

tuduri
質問者

お礼

すごく興味深いお話でした。周りにこういった分野に関して丁寧に教えてくださる方がいないので…ここで質問してよかったです。ご回答+補足、ありがとうございました。

その他の回答 (5)

noname#123390
noname#123390
回答No.5

知能は動物にもありますが、人間は生き残るために知能を高度に発達させてきました。その結果として記憶の領域が非常に大きくなりました。人間を含めて動物たちも基本的には反射(外部情報の受け入れと反応)という方法で外部とかかわっていますが、人間は単純な反射だけでなく、いったんその大きい記憶の領域に外部からの情報を受け入れ、たくさん溜めることもしています(ここの物理的な構造はまだはっきりとはわかってはいないようです)。こころ、意識 などは従来、その記憶の領域内であれこれ情報をやりとりしたり処理したりして反応の質を高め(生き残)るための機能が発達したのではないか、と私は思っています。もちろんそこは他の動物同様に原始的な感情の領域ともアクセスしていますから、時には暴走することもあるわけです。 ご参考まで。

tuduri
質問者

お礼

膨大な量のデータ倉庫から目当ての記憶を引き出すとき、探しやすいようにつけた付加情報が発展して感情に変わった、という解釈でいいのでしょうか?なるほど、しっくりきました。ご回答ありがとうございました。

回答No.4

意識の特徴は、時間的継続性と空間的広がりの認識にあります。 「時間的継続性」とは、記憶=経験の蓄積であり、過去の本質です。 「空間的広がり」とは、光や音といった先行感覚に対する生理的 感受の予測であり、未来の本質です。 人間の脳には、五感の相関した経験の蓄積において、次にその1つの 感覚を同じパターンで刺激された時に、五感の総合したイメージを 励起させるという働きがあります。 その最も分かりやすい例が、色でしょう。 物理的には、「色」とは電磁波の可視領域の、連続的な波長の変化 に過ぎません。 「赤は青の反対」などという根拠は、どこにもありません。 その「波長の連続的変化」という一次元に、五感の相関した経験の 蓄積において、特定の波長に対して条件反射的に(その波長に伴う 経験の)印象が付加される事で、“多彩”さは生じているのです。 赤の印象を分析すると、火や血、肉、花などの異なる原因による 長波長を伴う現象の経験(温かい、危険、食欲など)が、青には、 水や空といった短波長を伴う現象の経験(冷たい、爽やかなど)が、 潜在している事が分かるでしょう。 そうした認識性の起源は、何冊もの本になるほどの内容ですが、 結論だけを端的に言えば、以下のようになります; 最新の量子論的世界像において、有限な存在性は観測される事に よって生じています。 全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限に詰め込む と存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。 この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に、認識体 の仮定断面の運動を想定すれば、相対的に無の風は光になり、 認識体はその光(量子相互作用パターン)の向うに、自己の補完 (相補的不確定性)としての宇宙を認識するのです。 自我仮説に対する相補的な時空仮説における、他我性こそが宇宙。 全ては、あなたが存在するための(物理的根源にまで遡った)補完 なのです。

tuduri
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。頑張って理解しようと努めましたが、 >全ての存在は、量子的な不確定性に基づいており、無限に詰め込むと存在確率の山が平らになって、無と等しくなります。 ここからよく分からなくなってしまいました。つまり、私は私を客観的に観測することはできないから、私が本当に存在しているかどうかは分からない、ということでしょうか?

回答No.3

まず、私たちが生きているうちに全貌が明らかになるのは無理だと思います。 私も知識は浅いのですが、意識についての興味深い研究を紹介したいと思います。 まずは、ご存知茂木健一郎先生の研究。意識は神経ネットワークによるものだ、みたいな感じです。詳しくは茂木さんのブログ「クオリア日記」で見れます。 量子脳理論なるものもあります。これは物理の方面から意識に迫る研究です。流行りの素粒子という物質の最小単位が、意志を持つとか持たないとか、まだオカルトの域をでませんが大変おもしろいです。前世や臨死体験についての研究などがあります。 興味があれば、死後の意識・バーニア・フェニックなどで検索にかけてみて下さい。 ちなみに私は茂木さんの神経ネットワーク派です。

tuduri
質問者

お礼

>流行りの素粒子という物質の最小単位が、意志を持つとか持たないとか、まだオカルトの域をでませんが大変おもしろいです。前世や臨死体験についての研究などがあります。 えー!…ではこの素粒子の「意思」の仕組みはどうなってるんでしょうかね。確かに面白そうです。ご回答ありがとうございました。

  • cpbr
  • ベストアンサー率25% (70/273)
回答No.2

「心」についてはDouglas R. Hofstadter著「I Am a Strange Loop」(Basic Books)、「意識」の医学的見地からの研究についてはChristof Koch著「The Quest for Consciousness」(Roberts and Company Publishers)がとてもためになりました。 参考までに。

tuduri
質問者

お礼

なんだかとても難しそうな本ですね…。本の名前は手帳に書き留めましたが、見つけても難しすぎて読めない気がします´▽` もう少し大人になったらじっくり読んでみようと思います。ご回答ありがとうございました。

  • k_kota
  • ベストアンサー率19% (434/2186)
回答No.1

基本的には「脳」が精神を司るものだと思って下さい。 もちろん、体で生まれた物質が脳に働きかけることもありますが、 特に意識については脳が支配的です。 そして、脳の活動はシナプスの化学的な振まいの結果であると言うのも分かってますが、それが実際に意識に至るまでにどのように構成されるのかについては現時点では分かっていません。 医学、心理学、その他各方面からアプローチはしていますが、他の器官と比べるとかなり未知の部分が多いと言うか複雑です。 計算機的に言えば、ハードは分かってるが、ソフトの挙動は複雑過ぎて全然分からないと言うレベル。各機能と密接に関わる部位の特定ができているレベルです。

tuduri
質問者

お礼

>計算機的に言えば、ハードは分かってるが、ソフトの挙動は複雑過ぎて全然分からないと言うレベル。 あー、なるほど!やっぱり深くは解明されてないんですね…。ご回答ありがとうございました。