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中学理科、物理の問題です。
中学理科、物理の問題です。 しっかりとした問題文は忘れてしまったのですが、滑車を使用した問題で、 Aは20kgのものを2m、40Wで持ち上げ、時間は10秒間かかっています。 Bは30kgのものを2m、50Wで持ち上げ、 時間は12秒間かかっています。 どちらが仕事の効率がよいのでしょうか? 解答はBとなっていました。 解説の方よろしくお願いします。
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- BookerL
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中学校では重力による位置エネルギーを学習しているでしょうか? 20[kg] のAが2[m] 持ち上げられたとき、Aは20[kg] ×9.8[m/s^2] ×2[m] =392[J] の位置エネルギーを得ます。このとき、Aに392[J] の仕事がされたことになります。 同じくBの持つ位置エネルギーは 30[kg] ×9.8[m/s^2] ×2[m] =588[J] で、Bには 588[J] の仕事がされたことになります。 一方、AとBを持ち上げるのに費やしたエネルギーは Aの方が 40[W] ×10[s] =400[J] 、Bの方が50[W] ×12[s] =600[J] です。 まとめると A:400[J] 費やして 392[J] の仕事をし、8[J] が無駄になった。 B:600[J] 費やして 588[J] の仕事をし、12[J] が無駄になった。 ということになります。 ここで、「仕事の効率」とは何かが問題になります。「仕事」や「エネルギー」や「仕事率」のような量は物理できちんと決められていますが、「仕事の効率」というのは物理できちんと決められている量ではありません。 普通、「効率」というのは、費やした量に比べて、どれだけの量が役に立ったか、という割合です。 今回の場合、それを見てみると、 A:392÷400=0.98 …… 効率は 98% B:588÷600=0.98 …… 効率は 98% となって、「効率は同じ」といえるでしょう。 「解答はBとなっていました」ということは、出題者は、「仕事の効率」ということばを「費やした仕事のうち、どれだけの割合が役に立ったか」ということと別の意味で使っているようです。 考えられるのは、「仕事の効率」ということばが「仕事率」に似ているので、ひょっとしたら、「1秒ごとになされる仕事」のようなつもりで「仕事の効率」という言葉を使ったのかも知れません。 「1秒ごとにされる仕事」とは「仕事率」のことで、Aは40[W] 、Bは50[W] ですから、明らかにBが大きい。 あるいは、AやBになされた仕事の仕事率を見ても、 A:10[s] で 392[J] → 39.2[W] B:12[s] で 588[J] → 49[W] で、やはり、Bの方が大きい。 こういうことで、解答が B となっていたのかも知れません。 しかし、これでBの方が「仕事の効率」がいい、といってしまっていいのか、疑問です。無駄になったエネルギーを比べると、 A:10[s] で 8[J] が無駄になった → 毎秒 0.8[J] の無駄 B:12[s] で 12[J] が無駄になった → 毎秒 1[J] の無駄 となって、毎秒、無駄になったエネルギー(「仕事の無駄率」?)も Bの方が大きいので、はたしてBの方が効率がよいと言えるのでしょうか? この問題では、初めに示した、「どちらも費やした仕事のうち 98% が役に立つ仕事になった」ということから、「仕事の効率は同じである」という解答が自然であるような気がします。 どうして B を解答としたのかは、出題者(あるいは解答者?)に聞くしかありません。
- oradorabora
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確かにBの方が効率的です. 以下に解説を書こうと思います.多少長くなります. 読み飛ばしたければ点線より下の部分のみ読んでください. AもBもエネルギー的な効率は同じかと思います.なぜなら 物体の持つ位置エネルギーは 質量(重量)×高さ×重力 です. 重力は本来は9.8m/s2なんですけど簡単に考えるために10m/s2にします. Aによって持ち上げられた物体の位置エネルギーは 20kg×2m×10m/s2=400kgm2/s2 となります.kgm2/s2というややこしい単位はJという単位に直せるので 400Jが位置エネルギーとなります. Aは40wを10秒間かけたので 40w×10s=400J のエネルギーを消費してしまします. エネルギー効率は 得られた仕事÷かけたエネルギ-×100% なので 400J ÷ 400J × 100% = 100% つまりAの効率は100%です. ではBはどうかというと 位置エネルギーを計算をすると 30kg×2m×10m/s2=600kgm2/s2=600J 消費エネルギーは 50w×12s=600J 効率は 600J÷600J×100%=100% ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ AとBは同じエネルギー効率であることは証明できました. しかし,仕事をするのにかかる時間はAとBでは異なります. 例えばAで60kgを2mの高さに持っていく場合, Aを三回動かす必要があるので30秒かかります. しかし,Bの場合一度に30kg運べるので Bは2回動かせば60kg運べます.かかる時間は24秒です. 同じエネルギーで,かかる時間がBの方が短いので,Bの方が効率がいいということです.
- Trick_art
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まず、効率は、仕事率÷消費電力 で求められます。 仕事率は、仕事÷時間 仕事は、力×移動距離 力は、質量×加速度 この場合の加速度は、重力加速度g=約9.8 消費電力は、そのまま40Wまたは、50W で、計算していけば、求められると思いますが、なぜか答えが同じになる。 問題の数値がどこか違ってませんか?