No,1さん,No.2さんも書かれていますが、戦後60年の自民党政治がもたらした功罪のうち、負の遺産をなくして、その上で成長を目指さなければいけない状態なので、もう少し長い目で見守った方が良いのではないかと思います。
自民党も、例えば小泉さんみたいな人が総裁になり、党内の対抗勢力を抑えられる状態なら考えられるでしょうが、むしろ今は旧来の勢力が温存されていますから自民党に政権は戻さない方が良いでしょう。
日本新党が与党だった時期も、数年自民党を政権与党から外していれば官僚と自民党のパイプも細り、自民党議員も地元に利益誘導ができなくなって支持を失うので弱体化させられると言われましたが、結局1年足らずで政権も返り咲いたため、旧来の予算分捕り・利益地元誘導の政治が脈々と残ってしまいました。
この1年で確かに民主党はあまり物事を変えることができませんでした。その点で失望する点はありますが、バブルの崩壊以降、日本経済が下り坂を転がり続けた15年間は自民党は状況を好転させるどころか却って借金ばかり増やしてしまいました(小泉さんの一時期だけが少し好転しましたが)。この責任と総括について明確にけじめをつけていない自民党に政権を戻すのは反対です。
幸い、10年前は本当にダメダメと言いたかったのですが、今は少なくとも国民の民意によって政権を変えさせることが現実に出来ています。このプレッシャーが政治家にかかっている限りは(これまでは、プレッシャーが弱すぎました。)少なくとも政治は好転すると思っています。