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【ジャズピアノについて】テンションの上にコードトーン?
【ジャズピアノについて】テンションの上にコードトーン? ジャズピアノでは、左手でテンションを押さえますよね? でも右手は、(ソロであれば)コードトーンも普通に弾くんですよね? そうすると、嫌な音程が色々出てくることになると思うのですが、 問題ないとされているのですか? 実際ピアノで弾いてみても、やはり嫌な音まみれに感じました。 どうなのでしょう。 バンドの中でベースと一緒に弾けばまともな音に聴こえるのでしょうか?
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>問題ないとされているのですか? それ以前の問題です。それがダメというのなら音楽が成り立ちません。 嫌な音まみれに感じるのは、本来のテンポで流れるように弾いていないからではないですか? ブツブツ切りながら響かせれば当然不協和音だらけだと思います。 メロディーを分析すると、二つの協和音の間は経過音や補助音、回音、前打音、後打音、掛留音など様々な非和声音で埋められています。 それら非和声音は協和音と混在しながら「不安定」「安定」という状態を繰り返します。 不安定な部分を切り取って不協和音のみを単独で鳴らせば嫌な音に決まっています。 嫌な音のあとにキレイな音が来るので音楽は成り立っています。 「キレイ」というのは「汚い」があって成り立つものであり、「春」は冬と夏があるから成り立つものであります。 従って、テンションコードであろうが無かろうが、左手で、あるコードを鳴らしているときに、右手がメロディーを弾けば多かれ少なかれ、断面的には不協和音が出るのは当然です。 例えば、左手が「C」コードを鳴らしているときに、右手が「ドレミファソ」と弾くだけでも、「レ」とアボイドの「ファ」が瞬間的に鳴って不協和音を発生させていますが、それが不快だとか理論的におかしいなどという人はいません。 不協和音を聞かせて聴き手に不快感や嫌悪感を抱かせて、直ちに解決して安堵させるというムーブメントが音楽の基本です。人生と同じで、いつも安定していては面白くありません。 >バンドの中でベースと一緒に弾けばまともな音に聴こえるのでしょうか? よく練習して流れるように弾けばまともになると思います。
お礼
ちょっと説明不足でした。 経過音などが入るのはもちろん分かりますが、 たとえばI△7のところで強拍にIV音を鳴らすのは、 場合によってはグレーゾーンですよね? それと同様に、拍の裏で鳴るのは全く問題ないでしょうが、 たとえばI△7において左手でIIIm7を弾いているとき、 右手を自由に弾いていると1拍目にいきなりI音がきたりします。 これが強拍でm9thの状態に当たると思いますが、 これのようなものに違和感を感じて質問した次第でした。 具体的に書いてみると、そこまで多くはなさそうです。 オルタードテンションを使うときは普通オルタードスケールを使いますから、 テンションとスケール音がm9thでぶつかるとしたらIIIーIVかVII-Iしかありませんね。 しかしそれも、低音で弾くとかなり危険な音に感じますが、 オクターブ上げてみると全くと言っていいほど自然でした。 結局、ボイシングの工夫次第ということで、 ピアノソロでもない限り問題なさそうという結論に至りました。 また、特にV7に関してはm9以外の音も単体では変な響きですが、 ジャズのコード進行の中でのドミナント7thの役割を考慮に入れて聴くと、 これでいいのだと分かりました。 具体性のない質問でお手数をおかけしましたが、 ご回答が考えるきっかけとなって解決しました。 ありがとうございました。