• ベストアンサー

<ドット>と<ピリオド>

 ここ数年,ラジオやテレビの番組内で,メールアドレスやURLを紹介される機会がとても多くなりましたね。ところがその「区切り」である<.>。これを「ドット」と読んでいるマスコミ関係者が多いのには少し疑問を感じています。  私の認識ではそれは「ピリオド」なのであって「ドット」は<・>なんじゃないの?・・って聞くたびにいつも思ってしまいます。(点の位置が真ん中なのが「ドット」下なのが「ピリオド」)この間なんかラジオのお姉さんが「ジェイウェイブ・・アットマーク・・・ピリオド・・」とちゃんと読んでいたのに,ディレクターか誰かに注意されたのか,あわてて「ドット」などと読み直したりしていました。  私はピリオド(本来はピリオドが間に来ることはなくて,文章の最後に来なきゃいけないものなんですけどね^^;)が正しいと思うのですが,このまま間違って定着してしまうのもなんだかなぁ~~~という感じで釈然としません。  正式な読み方は私の認識で正しいのかどうか,また正しいとしたら今後「ピリオド」を定着させるために何か打つ手はあるのか・・。  アドバイスをお願いいたます。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • puni2
  • ベストアンサー率57% (1002/1731)
回答No.12

私なりに整理してみました。 まず,コンピュータ用語ではなく,日常用語としての言い方について。 句読点として文末に打たれたり略語(Mr.など)に打たれたりする「.」は,period(主にアメリカ)あるいはfull stop(主にイギリス)といいます。通常の文章で,この記号をdotと呼ぶのはあまり普通ではありません。(まあ,dotといえば,広い意味では「点」全般を指しますので,間違いではないでしょうが。) また,「ドットはまん中に位置する点(中黒)を指す」という考え方は,おそらく英語圏にはないと思います。というより,日本語のように「・」で並列を表すという用法そのものがありません。また,iやjの点もdotとよびますが,これらはまん中ではなく上のほうにありますよね。 箇条書きの頭のところに,やや大きめの中黒が使われることがありますが(Wordで箇条書きボタンを押すと出てくるあれです),あれはbullet(直訳すれば弾丸)といいます。 次に,この記号をアドレスやURLの区切りに用いた場合の読み方について。 今から10年近く前,まだ日本にプロバイダなどというものがなく,インターネットという言葉がようやく一部の(日本の)コンピュータ雑誌に載るようになった頃,アメリカではすでにこの記号をdotと読んでいました。 おそらく,periodは(質問者や他の回答者の記事にもあるように)文末という印象が強く,途中にあると違和感を覚えるのかもしれません。 また,pe-ri-odの3音節に対し,dotは1音節ですから,簡潔だという点も好まれたのでしょう。 当時は,日本のアドレスは大学や一部の企業に限られていましたが,co.jpやac.jpなどの点は(ドットと読む人も多少はいましたが)どちらかというとピリオドのほうが多かったような気がします。 やがて,インターネットが日本でも普及するにつれて,テレビやラジオでアドレスが読まれることも増えましたが,最初はほとんどがピリオドでした。 なぜ日本では当初ドットよりもピリオドのほうが使われることが多かったかははっきりしませんが,おそらく ○「ピリオド」という言葉は,日本でも外来語として古くから使われており,ピリオドといえばこの文末の点を指すことがほとんどなので,意味が非常に明確。 ○一方,「ドット」という言葉は日本語(外来語)としてなじんでおらず,聞いた時に意味の曖昧さが感じられた。 ということがあるのではないでしょうか。 英語では,これも既出のとおりperiodには周期や期間などから,果ては月経まで,いろいろな意味があるのに対し,dotは(これもいろいろ意味があるとはいえ,どの意味も)「点」を指すということでは共通していますので,日本語とは逆に,dotのほうが「意味が明確」と感じられるのでしょう。 これがドットに変わってきたのは,いくつかの理由があろうかと思われます。 ○アメリカ風の言い方が好まれるようになった。 ○ピリオドよりも言いやすい。(←ちょっと怪しい。periodとdotならdotのほうが簡潔だが,日本語(外来語)としてはどうだろうか。) ○ドットのほうがかっこいい。(と思う人もいたかもしれません。) などが考えられますが,最も大きい要因として,「ドットコム」(.com)という言葉の存在をあげておきたいと思います。 「dotcom business」(DotCom business)のような表現が英語圏で誕生し,それがそのまま「ドットコム・ビジネス」というカタカナ表記で日本の雑誌に載ったりするわけですね。 これはもう決まり切った言い方なので,「ピリオドコム・ビジネス」とするわけにはいかなかったのでしょう。 また,日本の会社などでも.co.jpだけではなく.comドメインを取得するところが増え,dotcomという言葉がさらに身近になっていった。 そういった流れの中で,ピリオドよりもドットと読まれることが増えてきたのだろうと思われます。 そんなわけですので,私見ではそんなに無理をして「ピリオド」を定着させなくてもいいんじゃないかなあ,と思いますが,どんなものでしょう。 「英語圏にはピリオドという読み方はありません。」という回答が物議をかもしていますが,文末の句読点を指す日常用語としての言い方なら当然英語圏で使われています。 アドレスやURLの区切りに関しては,最初から…と断言は出来ませんが,少なくともかなり早い段階からドットであり,ピリオドとは読んでいなかったように記憶しています。 あと,別にビル・ゲイツのまわし者でも何でもないのですが,文中にピリオドを打ったのはマイクロソフトが最初というわけではなかったと思います。 MS-DOSはファイル名やディレクトリ構造などの表し方に関して,unixを参考にしているところが多いのですが,unixでもピリオドはよく使われています。(ただ,拡張子という考え方はなく,ファイル名をいくつかの単語に区切りたい時に使える文字の一つ,にしか過ぎないので,「nantoka.tar.gz」のように「拡張子」が2つ以上つながったようなファイル名も使われることがあります。) また,汎用機でよく使われているIBM系のOSでも,メンバ名を表す時の区切り文字としてピリオドを使うシステムを見たような気がします(この項自信ナシ)。 (長くなってしまってすみません。記憶に頼って昔話を書いていますので,記憶違いなどあったらご指摘いただければ幸いです。)

reikoikegami
質問者

お礼

 大変詳しい解説をありがとうございました。特に「言いやすい」あるいは「かっこいい」「アメリカ的」であるから・・というのは説得力がありますね。コンピューター時代になったことで新しい読み方が一つ生まれた・・という気がしました。  どうもありがとうございました。  

その他の回答 (13)

  • 005
  • ベストアンサー率27% (19/68)
回答No.14

私の専門知識・・・言語学・記号論の場合について触れてみますと、 「.」はピリオド記号と呼ばれており、 使い方によって、「ピリオド」、「ドット」と読んで区別しています。

  • Eivis
  • ベストアンサー率29% (1122/3749)
回答No.13

#5のEivisですが、自分の意見を言うのを失念、失礼しました! ドットと言えば今まで「水玉模様」しかイメージしませんでしたがここ4、5年、私も「ピリオド」を「ドット」と言っています。 つまり「ネット用語」として捉えているのですが、短い語感が現代的で素晴らしいですね! 米国店頭市場「ナスダック」は最近バブル破裂状態で、一頃の勢いはないが[DOTCOM.com:ドットコム・カムパニー]の株を買え! と言う笑い話が出来たくらい、沢山の「ドット屋」さんが出てきて「アマゾン・ドット.コム」を頂点とする[Dot-gold rush]がありました。 この様な観点から見てくると、同じ記号を使いつつも「(.):ドット」は、ピリオドから独立し第二の意味を持ち始めているのかもしれません。

reikoikegami
質問者

お礼

>同じ記号を使いつつも「(.):ドット」は、ピリオドから独立し第二の意味を持ち始めているのかもしれません。    まさにそのような印象です。このような疑問を皆さんに投げかけましたのは,実は距離の単位について常々疑問に思っていた事があったからなのです。  私が小さな頃「距離はメートル法を使う。ヤードポンド法は古いものでやがて使われなくなり,メートル法に統一されるからです」という先生の説明を聞いた事があったのです。ところが欧米ではいまだにマイルという単位を使い続けています。それにはそれなりに理由があるのでしょうが,だったらこちらがマイルを使うことも考えても良いのでは?。とにかく統一した方が良いのでは?・・という疑問がありました。これは例としては適当でないかもしれませんが,あやふやに両者が混在し続けるという事態がなんか不自然なものに思えてしまう性格なのでしょうか。  いずれにしましても今回はたくさんの回答をお寄せいただきありがとうございました。また何かの折によろしくお願いいたします。

  • xinman
  • ベストアンサー率30% (25/83)
回答No.11

コンピュータ上ではドットもピリオドも<.>を表します。 ピリオドは英文記号であるためです。 ドットはコンピュータの画面上に1dotで表示されることから着いた俗称です。 ドットの表示および読みについてはコンピュータ上あるいはそれに準拠した世界(インターネットもここに含まれます)で用いられるものです。 したがって、一般の方がドットと読むことはほとんどありませんでした。 ただし、ここ数年のインターネットの普及により一般にも広がってきたものと考えられます。 ちなみに<・>は中黒(なかぐろ)です。 こちらはPC上では日本語の文字に分類されます。 不確かな情報ですが中黒は印刷業界からきたものらしいです(この文のみ自信なし)。

reikoikegami
質問者

お礼

 私の認識にも誤りがありました。<・>をドットと勝手に解釈していた点です。確かにこれはコンピューター上のキーボードでは日本語に属するキーに配置されていますから。日本語か英語か・という視点ではなく,コンピューター言語,あるいは記号としての認識が求められていたのですね。  ありがとうございました。

  • telescope
  • ベストアンサー率54% (1069/1958)
回答No.10

「dot」は、 小さい丸い点、小点、点印、終止符、小数点(decimal point)、発音符の点、(アルファベット i, j につける)点、水玉(模様)、音符や休符の右側につけて2分の1だけ音を長くすることを示す点など 小さな丸い点のことを言います。 「period」は、 期間、年月、周期などをいいますが、アメリカ英語(米語)では、文末の終止点・終止符のこともperiodと言って、full stopの意味で使います。 shredderさんが、 >英語圏にはピリオドという読み方はありません。 と言われているのは、このことでしょう。 文末の終止符のことをperiodと言っても、文中にある「区切り」はperiodとは言いません。 また、「ランダムハウス英語辞典」(小学館)には dotの項に、 『インターネット「ドット:インターネットアドレスに使われるピリオド記号の読み方.(例 cnn.com シーエヌエヌドットコム)』 とあります。 日本語で「ピリオド」と言うと、“.”を指すことが多く、「ドット」は、「ドットプリンタ」「ドットマップ」などから、“・”の印象が強いのかもしれませんね。

reikoikegami
質問者

お礼

 私が持っていたのは古い辞書ですから,新しい辞書にはすでにインターネット関係の事例としてちゃんと出ていたのですね・・。辞書に出ているのでしたらドットの方をみんな使うわけですね。ありがとうございました。

  • gokkun
  • ベストアンサー率47% (115/244)
回答No.9

自分の場合は「ピリオド」を使います、と前置きして こういう議論って結局「言葉は弱肉強食」という 結論に達するんじゃないでしょうか。 沢山の人に使われれば生き残っていくし 使われなければ廃れていくし。 これは昔から現在、そして未来まで変わらず続くと思います。

reikoikegami
質問者

お礼

 そうですね・・・。正しい物の方を生き残らせたいですね。

回答No.8

 それってさ~~~自分で調べろ・・って言ってるようなもんじゃないの?>telescopeさん。そりゃその言葉は載っているよ,辞書だから。でも調べたけど俺にはわからなかったけどね~~~。telescopeさんが知っているなら教えてあげたら?。

  • setera
  • ベストアンサー率38% (29/75)
回答No.7

よく考えてみましたが、やはりピリオドは文法的な意味合いの方が強いのでアドレスの点に使用されるには好ましくありません。ちなみにピリオドは英語圏の言葉ですよ。休止といった意味で使います。("a long period of time"(長い間)といった使い方もしますし)一般的に文末のあれはドットとは読みません。 ドットはただの小さな点という意味合いが強いです。なのでアドレスのネームを区切るだけの点にはこの"ドット"を使うのが好ましいです。 断言します。コンピュータ関連の"."は「ドット」と読むのがメジャーです。

reikoikegami
質問者

お礼

 再度のご回答,ありがとうございました。  なんだかドットが正しいと思えるようになってきました!。  そうなりますとほとんどのマスコミの読み方は正しい・・と言う事になり,ことさら指摘する必要もなくなってきましたね・・。なんか寂しい。(笑)  ピリオド,と読んでいる人は少数派でしたので自然になくなるかもしれません。

  • telescope
  • ベストアンサー率54% (1069/1958)
回答No.6

「period」と「dot」を英和辞典で調べたら、疑問が解消すると思います。 単語集のような日本語の単語に置き換えただけの簡単なものでなく、大き目の詳しく説明のある辞書を2~3冊参照すれば、よく判るでしょう。

reikoikegami
質問者

補足

 調べましたがはっきりしません。ピリオドはある一定の「期間」「周期」「時代」などと出ていますし,ドットのほうはsesameさんがおっしゃっていましたように<i>などの小さな点の意味だと出ていましたが・・。

  • Eivis
  • ベストアンサー率29% (1122/3749)
回答No.5

最近は「ピリォッド」の位置にある点を「ドット」と読むのが主流らしく、奇妙な発言に出会うものだ! 発言は自由でしょうが、英語圏に「ピリオド」という言い方がないというのでは、日本中の辞書を相手に それを証明していただかない訳にはいかないであろう。 世の中「ネット用語」ばかりではあるまいし、何処で聞き齧ったか?勝手に「ピリォッド」なる言葉を抹殺するような発言をされても・・・? ・・・そんなことがどうでも良い・・・と言うのであれば、もともと発言することもないと思うんですがね~ェ! とにかく、ここに書かれている事は参考にしたりする方も多いと言う事で・・・ちょっと気になる書き方だと思います。

reikoikegami
質問者

お礼

 レスを付けている間にも新しい回答を次々と寄せていただき,ありがたく思います。こうなりますと自分で全く調べないわけにもいかなくなり,広辞苑や英和辞典片手にperiodなる言葉を調べてはみたものの,はっきりしません。もともとは「期間」をあらわすときに使われている単語のようですね。  シュレッダーさんの回答には確かに私も「うっ^^;」となりましたが,お答えをきちんといただけましたし,他の質疑応答ではもっと険悪になった場面もありましたので慣れっこです。削除対象になってしまったこともありました。(爆)  最終的にはここの管理者の方が判断なされますので,Eivisさんもあまりお熱くならないよう,リラックスして行きましょう^0^/。  ご意見をいただきありがとうございます。

  • kierke
  • ベストアンサー率10% (3/29)
回答No.4

reikoikegamiさんのおっしゃる通りです。 文頭、文中であれピリオドは使います。MS-DOSの時代 サポートをしていましたが、ピリオドが一般的でした。(解らない人には数字の3の下ですとか・・・笑) 修正するには難しいですね。でも文章の終わりである ピリオドを拡張子とファイル名の間に使った某ソフト 会社が原因ですね。少しまえMSがe-business、ドットビジネスとか言う意味の言葉を言ってましたが、ビルゲイツにピリオドビジネス(なんだかビジネスの終演みたいだ!)と言わせるのがいいかも。

reikoikegami
質問者

お礼

 やっぱり事の発端はゲイツ君でしたか。(笑)  この問題の出発点は本来は読まなくても良い,つまり発音しなくても良いはずの「句読点」というものを発音する必要が生じてしまった・・というところにあるのだと思いました。  それにいたしましても,kierkeさんはピリオドで正しいとおっしゃる・・。意見が二つに分かれていますね。  どうもありがとうございました。

関連するQ&A