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【アメリカの外交上の問題、TOP3】

【アメリカの外交上の問題、TOP3】 アメリカ生活初心者です。 アメリカという国は、世界のリーダーシップを取ろうと するがゆえに、多くの外交上の問題を抱えている国だと いう気がしています。 その中で、特にTOP3と言えるような、大きな問題・ 課題といえば、何があげられますか? また、10年前なら、同じく課題TOP3は何だったか、 教えてほしいです。 よろしくお願いします。  

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  • Redflag
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回答No.1

どうもこんにちは。 アメリカの外交問題のTOP3ということですが……なるほど、TOP3にまとめようとすると中々難しい。(笑) 私個人の理解としては以下の三項目でしょうか。 (1) イラクとアフガニスタンの現状、そして米軍撤退後の結果  外交問題の現行ナンバー1はアメリカ内外への影響を含めて、やはりイラクとアフガニスタンについてだと思います。  まずイラクやアフガニスタンでの治安の不安定さ。特にアフガン南西部においてはタリバン勢力が全体的な巻き返しを図っていて、非常にデリケートな状況にあります。  またアフガン政府内の派閥闘争や官庁による汚職によって再建計画も遅滞しており、貧困とインフラの改善もなかなか進んでいません。前述の治安の悪さも相まって、外資企業による投資の出し渋りや、国内のアヘン生産増加、隣国パキスタンにおけるタリバン勢力の存在、そしてアフガン政府と西側諸国の軋轢も、まだ完全な問題解決には至っていません。  もし駐留米軍の撤退後、イラクとアフガニスタンの国内政情が安定化しなければ、アメリカの国際的な影響力は大きく失落してしまうことになります。アメリカ国内の世論もすでに痺れを切らしており、現地政府への引継ぎと米軍撤退が上手くいくようにと、オバマ政権に対して大きな期待を寄せています。 (2) 核兵器拡散阻止と、イランや北朝鮮などへの対応  オバマ政権が「核兵器廃絶」を政策として掲げてからは、核拡散を促進していると思われるイランと北朝鮮は、いよいよアメリカに真正面から喧嘩を売っている形を取ってしまっています。最近はロシアと核兵器廃棄条約を更新したり、イギリスが核弾頭の保有数の公表したりと、廃絶に向けて国際的なアピールが盛んなだけに、この案件に対する世界的注目度は高くなっています。  国連のイランに対する経済制裁案を取り付ける難しさと、アフマディネジャド大統領の烈火の如き糾弾。また金正日政権による度重なる不安定な軍事的脅迫、同盟国である日本と韓国との調整と、そして北朝鮮の数少ない友好国・中国への対応。さらには軍事政権下にあるミャンマーにおける核開発の可能性。これらを天秤にかけながら核兵器拡散を抑制しなければならないわけですから、決して簡単には解決できない重要な事案だと思います。 (3) イスラエルとパレスチナ、そしてレバノン  これに関しては言わずもがな、ですね。友好国・イスラエルに対してアメリカはずっと支援してきましたが、やはり簡単に切れない関係にあります(ユダヤ系陳情団体の存在云々以外に、長年の友好国を切り捨ててしまえば他の同盟国に顔が立たない、という理由も大きそうですが)。  しかしパレスチナ自治区やレバノンの過激派民兵組織とイスラエルとのにらみ合いは、アラブ諸国だけでなく北米においても注目を浴びており、イスラエルによる人権侵害の疑いやハマス幹部暗殺におけるヨーロッパ各国のパスポート偽造事件「疑惑」、そして最近のトルコ発・ガザ行きの輸送船強襲事件に対する国際的反発も強く、オバマ政権が無視できない問題として大きくなりつつあります。 ……と、緊急性でまとめればこんなところでしょうか。長期的にはほかにも、中国との継続した経済的・軍事的対話、アフリカへの経済的・人道的支援、中南米への影響力維持などもあると思います。 10年前――2000年については、翌年があまりにも衝撃的だったので、正直言って私もあまり憶えていません。 すごくうろ憶えになってしまいますが、こんなものだと思います: (1) イスラエルとパレスチナ解放組織(PLO)の和平交渉 (2) テロ組織アル・カイダの台頭(米海軍駆逐艦「コール」爆破事件など) (3) コソボ戦争後の平和維持活動(1999年のコソボ空爆後) こんな感じで宜しいでしょうか? もちろんこのTOP3も私見を交えたもですので、その点についてはあしからず。 私としては、ぜひ他の方の意見も聞きたいところですね。

bisland
質問者

お礼

ありがとうございます。非常によくわかりました。

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