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獣医学部での解剖について
- 獣医学部での解剖について色々悩んでいる人が質問します。
- 自分の手で動物を殺すことに抵抗がありますが、獣医師になるためには必要な実験なのか獣医学部の方に教えてほしいです。
- また、獣医学部の方への質問として、解剖実習の方法や実習回数、解剖する動物の種類、授業の楽しさや辛さを教えてほしいです。
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今年国立大学の獣医学科を卒業し獣医師になったものです。 質問にお答えします。 1.大学の実験ではどのような方法で動物を殺しましたか 大学の実験では基本的に安楽死です。文部科学省、環境省などにより実験動物に対する法規が定められています。安楽死等に関しては「実験動物の飼養及び保管並びに苦痛の軽減に関する基準」が定められています。ですので意識のある動物を押さえつけて殺す、ということはありません。 2.卒業までにどれ位解剖実習するのですか わたしは国立大学の獣医学科で研究室は牛などの大動物(いわゆる大型家畜)を研究対象とするところでした。二年、三年生では解剖実習で犬二頭、牛一頭、豚一頭、鶏一羽を解剖し、勉強しました。研究室では病気になった牛、豚をその原因を追究するために解剖することがかなりありました(いわゆる病理解剖)。おそらく50頭はゆうに超えていると思います。この点に関してはそれぞれの大学の研究分野や4、5年から所属する研究室によっておおきく異なると思います。獣医学を修めるのに必要な解剖実習ではおそらく犬、牛、豚は間違いなく解剖することになると思います。 3.既に亡くなった動物を解剖することはありますか 先ほど書いたように所属する研究室、自分の卒業論文のための研究によってはあると思います。たとえば公衆衛生学や病理学のような研究分野では病死した動物の臓器などから病原体を検出したり、病変部位を特定するために必要な行為になります。 4.どんな動物を解剖しましたか 一応獣医師法に定められる飼育動物(牛、馬、めん羊、山羊、豚、犬、猫、鶏、うずらその他獣医師が診察を行う必要があるものとして政令で定めるものに限る。)にあげられている動物は解剖する可能性があると思います。+薬理学・毒性学実験では実験動物(マウスなど)ですね。それぞれの大学の教育課程によって若干の違いはあると思います。 5.(獣医学部の方へ)楽しかった授業・辛かった授業を教えて下さい 授業自体はすべて国家試験のための授業になるので試験はつらかったですね。難しいし。 ただ学年が上がって獣医学が体系的に理解できるようになるとおもしろくなってきますよ。 最後に解剖した動物を食べるとありましたが獣医学的な見地からするとふさわしい行為ではありません。我々の口に入る食肉はすべて一頭一頭獣医師が感染症や何かしらの疾患に陥ってないことを検査したうえで流通しています。 私も入学するまでは解剖なんて大丈夫かな…と思っていましたが別に平気でした。倒れたり、泣いちゃったりする女の子もいましたがみんな動物の命をいただいて勉強せてもらうんだから、と一生懸命勉強しました。私も一生懸命勉強して無事に国家試験に合格できました。 将来は犬・猫等小動物の診療獣医師になりたいとのこと、素晴らしいと思います。獣医師の活躍の場は多く、大学に入学してからもいろんなことを知り、視野も広がると思います。私も犬猫のお医者さんを目指して入学し、現在は牛などの大動物の診療獣医師になってしまいました笑。しっかり遊んでたまーに勉強して、ぜひ獣医師になってください。いつか酒でも飲みましょう。 それでは。
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- tanuki4u
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6 聞いた話だが 解剖後、命を粗末にしないということで、食べるそうです。(たしか、豚) 男は箸が進まないが、女は結構食べちゃうそうです。
お礼
回答ありがとうございます。 食べることもあるんですね~。 私は女なので、もしかしたらパクパク食べるかも・・・;;; 命について考えるって難しいです;
お礼
回答ありがとうございました。 非常に分かりやすく、私を後押ししてくれる内容で励まされました。 動物の解剖について法律があるということを初めて知り、少し安心。 またhiroariさんの記述を読んで、私にも出来るかも・・と思えました。(最初は泣きそうだけど;) 獣医学科に入ることが出来たら、動物の大切な命について深く考えながら学生生活を送りたいと思います。