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子供や動植物への「あげる」「やる」
子供や動植物への「あげる」「やる」 色々な所で散々論議されている事に、 ~「犬に餌をあげる」「花に水をあげる」は全て間違いで、動植物に対しては「やる」が正しい~ というのがあります。 アナウンサーが「動物に餌をあげる」と言えば、 鬼の首を取ったように新聞の読者欄やコラムで「叩き」の記事が出ます。 また「やる」と表現するのは人間の上から目線の傲慢であり、 同じ地球上の生物として動植物にも敬意を表すべきだとして、 国語上は間違いでもあえて「あげる」と言っている、という人もいます。 私個人的には「あげる」でも全く問題ないと思うのですが、 どちらが正しいのでしょうか?
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>子供や動植物への「あげる」「やる」 いや、本当の問題は、「子供や動植物」に対して、「あげる」と「やる」のどちらを使うのが是か非か、正しいか、適切かというところにあるのではないのです。 たとえば、質問者さんがご自分のお子さんやペットに対して、「あげる」という尊敬語を用いたところで、全然問題ではないのです。 それどころか、質問者さんのお子さんやペットに対する愛情や慈愛に溢れた表現だと言えます。 しかしながら、質問者さんが友人、知人などの他人との会話の中で、「子どもにお乳をあげなきゃ」とか、「犬に餌をあげなきゃ」とおっしゃるとすれば、これは立派な敬語の誤用になります。 そして、われわれが敬語の誤用を避けようとするのは、「国語上は間違い」だからではなく、会話の相手にとって失礼になるからにほかなりません。 それは、ちょうど質問者さんがご両親のことをどんなに尊敬していても、他人との会話の中で「私のお母(父)さん……」とはとても言えず、やはり「私の母(父)……」とおっしゃるのと同じ事情によるのです。 他人との会話の中で、「私の母(父)……」とか、「子どもにお乳をあげなきゃ」、「犬に餌をあげなきゃ」とかと言ってはいけないのは、会話の相手に対して、「あなたも私の母(父、子ども、犬)に敬意や愛情を抱いてね」と言外に要請していることになるからです。 要するに、会話の相手への気遣いを欠き、自分の家族やペットに対する自分の思いを優先していることが問題なのです。 >私個人的には「あげる」でも全く問題ないと思うのですが、 >どちらが正しいのでしょうか? もうお分かりかと思いますが、自分の家族やペットに対して「あげる」と言う分には何ら問題ありませんが、他人との会話の中でも「あげる」と言うのは、相手に対して失礼であるという理由により「正しくない」と言わざるを得ません。
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- climber(@politeness)
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「やる」という語は、本来は自分と同等またはそれ以下の人に物を与えるときに使います。動物や植物のほかに、子供に対してもこのような表現を用います。そして、「あげる」は「やる」の丁寧な言い方です。そうすると「犬に餌をあげる」「花に水をあげる」という表現は厳密には不正確ということになります。 しかし、私は質問者様のお考えには同意できます。ここはあまり厳密にならずにおおらかに考えても良いと感じています。私自身も普段は「犬に餌をあげる」「花に水をあげる」と言っていますし、アナウンサーがこのような表現を用いても全く気にはなりません。ただし、国語の試験問題だったら「やる」と書くのが無難でしょう。
- jack4812
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>>また「やる」と表現するのは人間の上から目線の傲慢であり、 同じ地球上の生物として動植物にも敬意を表すべきだとして、 国語上は間違いでもあえて「あげる」と言っている、という人もいます。 私はこれに賛成ですね。 人間がいつも上位であると思ってはいけない。 植物や動物に物を「やる」「あげる」。どちらも正しいと思いますけど... 私は「あげる」を使ってます。
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