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導電性カーボンブラックについて勉強しています。
導電性カーボンブラックについて勉強しています。 CBの用途として「電線被覆材」とあるのを見つけました。 被覆材 = 絶縁 とのイメージしかなかったのですが、 電線被覆材に導電性が必要な時とは、どの様な場合でしょうか? どなたか、お詳しい方ご回答お願い致します。
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No2です。 おっしゃるとおり、一般の方の絶縁材料に対する認識からすると、変な感じかも知れません。 ご存知かどうか分かりませんが、樹脂材料の場合、絶縁破壊強さと言う、とある電圧以上では、樹脂材料に電気がスパークのように通り、それ以降、樹脂材料にピンホールが生じて絶縁を保てなくなります。 よって、銅線に例えば小さな突起した傷があった場合、そこから被覆材(絶縁材)の外側にスパークが飛びやすくなります。このときの電位差は、静電気とかではなく、流れている電気です。 このスパークを防止するためにカーボンブラックを複合化させた導電性樹脂を被覆に用いるのです。 導電性樹脂といっても1E+00Ω・cm以下といったレベルの導電性ではなく、1E+03~+07Ω・cmといった半導電レベルのものです。 言うなれば、電線の外へスパークして絶縁が破られることを防止するために、電線内部で漏電を生じさせているようなものです。 更に詳しい情報は、電線メーカーの方に直接伺われては如何でしょうか?
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- polymer1
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貴殿の認識の通り、一般の電線であれば、銅線の周りに被覆樹脂(絶縁)をかぶせることで基本的に完成です。 ところが超高電圧用ケーブルにおいては、銅線の微妙な凹凸や突起部より電線外部にスパークが飛ぶ可能性があります。そこで銅線と絶縁被覆樹脂との間に、導電性カーボンブラックを複合した導電性樹脂層を設けることで、電荷の集中を避け、スパークによる事故を防止する目的で使用します。 通常じゃ間近に目にすることの無い電線に用いられている技術であり、材料です。
お礼
ご回答ありがとうございます。 外部にスパークが発生するというのは、不思議な感じがしますね。 絶縁材としての働きをしていない様に思えてしまいます。 しかし、そのスパークは電流の一部ではなく、あくまで別途発生した 突起部で摩擦の様な状態となったため(?)に起こった静電気の様なもの と考えればよろしいでしょうか。 再度の質問で恐縮ですが ご回答宜しくお願い致します。
- root_16
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電磁波対策とか ノイズ対策でしょうね。 金属編みこみのものの 金属の代わりに カーボンブラックを練りこんだ 導電性プラスティックを使うという発想 だと思います。 ただ、素材から難燃性ではないので UL等の規格に難があり、輸出しにくい ため大量生産してないと思います。 ホームセンターには無いかな?見たことないですね。 高級スピーカーのケーブルには もしかしたらあるかも。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり特別な用途向けなようですね。 ケーブル類の量り売りもホームセンター等で 見かけるので、今度よく見てみます。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 もともと文系出身で、電気関係は弱いのですが 丁寧にご説明いただいたお陰でイメージはつかめました。 特に「電線内部で漏電を生じさせている」との表現が理解しやすかったです。 ありがとうございました。