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超低金利の円で資金を調達して、少しは利率の良いだろう海外の金融機関に預
超低金利の円で資金を調達して、少しは利率の良いだろう海外の金融機関に預けておくだけでも利益が得られますよね。日本の政府がどんなにバラ撒きをやっても、海外勢に持ち出されて円がドンドン国外に出ていってるだけで、そのおかげで国内の経済が上向かない、なんてことはあるのでしょうか。 これほど超低金利が長く続いてて景気が上向かないのが妙に納得いきません。何か裏があるような気がしてならないのですが。 どうなのでしょう。
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> 超低金利の円で資金を調達して、少しは利率の良いだろう海外の金融機関に預けておくだけでも利益が得られますよね。 金融機関でもない限り、借り入れ利子率は5%以上というのが大多数です。どの国に預けるのかによっても違いますが、カントリーリスクと為替リスクを勘案した場合、ほとんどリターンが期待できません。 したがって、ちょっと無理でしょう。 因みに金融機関は国内企業に貸し付ける側なのでこの5%を受け取る側ですから、海外への投資も行っていますが、それほど規模として大きなものではありません。 それでも世界経済には一定の影響があり、ヘッジファンドなどに関してはジャパンマネーはそれなりの役割を担っています。例えば数年前、原油価格が上がったことがありますが、これもヘッジファンドにジャパンマネーが流れ込んだ結果だと言われています。 > そのおかげで国内の経済が上向かない、なんてことはあるのでしょうか。 世界のヘッジファンドなどに対してはそれなりの割合を占めるものの、国内経済の方向性まで変えるほど大きな額ではありません。国内経済を回すのに足りないほど他国に投資しているとすれば、必ず利子率が上昇しているはずです。しかし、そのような現象は観察されていません。 国内の経済が上向かないのは、お金を持っている層が高齢者層に固まっていて消費を行わないからであり、消費を本来行うはずの現役層が消費するお金を持っていないことに根本的原因があります。 > これほど超低金利が長く続いてて景気が上向かないのが妙に納得いきません。何か裏があるような気がしてならないのですが。 裏、というほどのこともありませんが、日本では過剰生産設備問題が長くありました。これは、バブル期に需要の伸びを見越して大量に生産設備を建設してしまったため、実際には需要がそれほど伸びなかった為に生産設備が過剰になり、生産設備を増設する必要性が乏しくなったという問題です。 他にも原因はありますが、金利について言えばこの原因が最も大きいかと思われます。
お礼
詳しいお答えをありがとうございます。 確かに言われている通りですね。 国内の企業や投資家が海外に投資するのはそうかもしれないのですが、海外の企業や投資家が日本で資金を調達し、自国や他の日本以外の国に投資するような場合はどうなのでしょうか。 バブル崩壊以降、国が国内に入れても入れても経済が立ち直らないのは、入れた資金が海外に流れてるからではないのか?という疑問があるのですが。 ただ日本の大企業が円高でどんどん海外に資金を持って出ている面もあると思います。 そういう意味ではやはりすべての元凶は円高のような気がしますね。