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音素文字と音節文字に関して
音素文字と音節文字に関して 日本語であれば全ての音節の読み書きが完成した瞬間に他者の朗読する文章を仮名で書き取れる理屈であり、実際にも書き取れるのだと思います。 アルファベット文字の場合も、全てのアルファベットの読み書きが完成した瞬間に他者の朗読する文章を書き取れる理屈だと思いますが、実際にも書き取れていますか。日本人が漢字を学ぶほどの練習量ではないにしてもfather、mother、family…といった具合に単語や文章に纏まると書き取る練習をしないといけない、などという事情はないのですか。 よろしくお願いします。
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まず、あなたは、音素文字と音節文字を大きな違いと感じて いるようですが、私には、ほぼ単なる表現形態の違いです。 この件に関しては、この後の質問に別途回答する予定です。 (頭の中に回答はあるのですが、ほとんどの公式を封じられた 数学の証明問題のようで、表現の労力数倍のため、後日) 「読み書きが完成した」の表現が解釈に迷う的確でないよう に思います。おそらく文字表現には関係ないと思います。 その言語の使われるすべての音素の聞き取りができて、その 音素の記録文字を覚えて書き取ることは可能です。たとえば、 フィンランド語やスワヒリ語は、音素と文字がほぼ完全に対応 していて、意味がわからなくても音と文字を覚えていれば、 書き取りは可能です。英語のように、表音文字の理想から遠い 綴りは、覚えるしかないです。フランス語も読まない語末子音 等で同様です。(Paris[パリ], grand prix[グラン プリ]) 英語やフランス語でも、発音記号で書き取ることは可能です。 実際、私は、トルコ領内のザザ語というクルド語と親戚の言語 を覚えようとネイティヴに知りたい文をトルコ語でいってザザ語 に訳してもらい、独自の発音記号で書き取った経験があります。 ただし、未知の言語を初見(初聞)で書き取れる外国語学習経験 など、個人差が激しいでしょう。特殊特有の子音が多い言語は むりでしょう。 あなたのいう、アルファベットというのは、英語やイタリア語で 使われるラテン文字のことですか、語源のアルファ・ベータから、 ギリシャ文字以降、ロシア語などのキリル文字も頭にありますか。
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- wy1
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恐らくあなたが前提として考えれおられる”日本語であれば全ての音節の読み書きが完成した瞬間に他者の朗読する文章を仮名で書き取れる理屈であり、実際にも書き取れるのだと思います。”が違うのではないかと思います。私たちが、”仮名使い”や”漢字”を練習して覚えるように、英語でもドイツ語でも”単語の綴り”を正書法に従って練習し覚えるはずです。音だけで考えれば"father"も"fathor"も同じ発音になりますね。しかし”前者”が正しい綴りで”後者”は間違いだとなります。その可能性を防ぐために一生懸命に綴りを練習するのでしょう。 ドイツ語でも同じ音を表現する綴りが幾通りか存在します。 ichと igは同じ音を表酢場合があります。aaとahも同じ音になります。これらをごちゃごちゃに書かないようにするために低学年の内に基本的な綴りの練習をするのです。
お礼
ご回答はNO.1と共通する面があるように読みました。ご面倒でもNO.1のお礼欄をご覧下さると有り難いです。 >>音だけで考えれば"father"も"fathor"も同じ発音になりますね。<< こう仰るのですから、そうなのだろうと思うものの知識がない者の悲しさで半信半疑です。 英語の発音を完璧にまで身につけた二人A、Bがいるとします。Aが"father"と発音すればBは"father"と聞き取り、Aが"fathor"と発音すればBは"fathor"と聞き取るものだと思っていました。つまり、Aが"fathor"と発音したにも拘らずBが"father"と聞き取ることはないのだと思っていました。 それはそれとして、NO.2で、今回の質問が登場する背景を察知したご回答を頂いていて、私としては解決した気分でいます。 有り難うございました。7月7日(水)中にNO.4以降がなければ締め切ろうと思います。
- f272
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「日本語であれば全ての音節の読み書きが完成した瞬間に他者の朗読する文章を仮名で書き取れる理屈であり、実際にも書き取れるのだと思います。」と言っているが,実際には話はそう簡単ではない。 「わ,え,お」「は,へ,を」とちゃんと書けるかどうかは日本語文法が分かっているかどうかにかかっている。これはまだ簡単ですが,「じ,ず」と「ぢ,づ」の書きわけは難しいですよ。 ようするに「文字」と「音節」が完全には一致していないことが問題なのです。 アルファベット文字の場合も状況は同じで,「文字」と「音素」が完全に一致していればすぐに書けるようになるのですが,例えば英語のように不一致度が大きい言語の場合には,どういう場合にどのように書くのかを練習しないとfather、mother、family…などとは書けません。
お礼
言語学の知識と文章力の不足ため、適切な質問文を作れませんでした。 日本語であれば節音表を初めて完成した当時は(僧侶の明覚?)今日に比べて、発音と文字がよく一致していたのだと思います(「わ,え,お」と「は,へ,を」、「じ,ず」と「ぢ,づ」などの問題)。 同様に音素文字の場合もアルファベットが初めて完成した当時には、発音と文字が今日に比べて、よく一致していたのだと思います。 >>「文字」と「音素」が完全に一致していればすぐに書けるようになるのですが,<< これからすると文字が完成した当座は、音素文字であるならアルファベットの読み書きが完成した瞬間に、音節文字であるなら音節表の読み書きが完成した瞬間に、他者の朗読を正しく書き出せたのだと考えます。 質問の背景には人が話す言葉を聞いて、どんな音素が組み合わさっているかを識別するのは至難だろうとの思いがありました。この疑問は何故、音素文字を発明できたのか、に結びつきます。 お答えから、音を聞いて音素に分解するのは至難という程のことではないらしい、と思いました。ただ、この場合には何故アルファベットはシュメールでしか発明されなかったのかが疑問となります。これは新たな発展的疑問です。 有り難うございました。
補足
以下はお礼を申した何日か後に記しています。 その後に仕入れた知識によると、お礼欄にある「シュメール」は「セム語使用圏」で置き換えるべきらしいと考えます。知識がないので断定できませんが、もっと限定すると「西セム語使用圏」で置き換えてもよいのかな、と思います。 本日現在、どうやら、音素文字はセム語が源流でシュメールまでは溯れないらしいと判断しています。 失礼しました(7/1記)。
お礼
拝読しました。お蔭様でよく分かりました。 1. 言語学上の適否は承知しないのですが、質問文にある「アルファベット」は「音素文字」の積もりでした。ラテン文字、キリル文字など一切を含めていました。質問文は「音素と完全に一致している文字」を前提にして記しました。そんな文字はないにしても、言わんとするところは伝わるだろう、との横着根性がありました。そして、実際にご回答は質問の意図を汲み取って下さっていると思います。 2. >>意味がわからなくても音と文字を覚えていれば、書き取りは可能です。<< よく分かりました。この表現は一度に幾つもの疑問を解決してくれました。 ご賢察の通り、私はこれまで、音素文字と音節文字に大きな違いを感じていました。表意文字は人類にとって極めて自然な発想だし、文字の開発の限界から音節文字へ移行するのも自然に思えます。しかし、音節文字から音素文字に移行できるとは到底、思えませんでした。何の予備知識もなしに「か」の発音を聞いて「k」音と「a」音が連続しているのを聞き分けたり、「か」と「き」の発音を聞いて「k」音が共通して混じっているのを識別できる人間がいるとは想像できませんでした(ヘボンが五十音をローマ字表記できたのは英語、即ちアルファベットの予備知識があったから、という推理)。 そのため、アルファベットは人類史上、唯一度だけセム語使用圏でしか発明されず、すべてのアルファベット文字の源はセム語にあるというのは当然だと納得していました。つまり、セム語使用者の中に超人が現れて、音節は音素にまで分解できると気付いたからこそ今日のアルファベットが存在するのだろうと見当をつけていました。言ってみればアルファベットの発明は必然ではなく、超人の誕生による偶然の産物だと予想していました。 ・音素と文字がほぼ完全に対応しているフィンランド語やスワヒリ語では意味が分からなくても音と文字を覚えていれば、書き取り可能であること。 ・フランス語や音素と文字が乖離している英語も、発音記号で書き取ることが可能であること。 ・ ザザ語を独自の発音記号で書き取れること。 これらの豊富な事例によって、優れた聴力があれば人類史上、ただ一人というほどの並外れた超人でなくても音素に分解できるらしい、と今回考え直しました。この結果、アルファベットが例えセム語圏で誕生していなくても、いずれは何処かしらで生まれていたかも知れない、という程度に軌道修正をします。 この結果、アルファベットが人類史上、ただ一度しか独自には誕生しなかった理由は発想の至難さにあるのではなく、鉄や銅のような原材料も加工技術も必要がなく、粘土板と植物の茎でもあれば書けてしまうので人的交流のある地域には、あっという間に伝わるためで、むしろ考え方を取り入れる容易さにあったのではあるまいか、こういう可能性も考えた方がよいと思うようになりました(こうやって、直ぐ次の「当てずっぽう」を思いつくのが私の悪い癖です)。 文面からするとご回答の後続があるようにも読めます。お願いする訳でもお断りする訳でもありませんが、このご回答によって今回の質問は解決した気分です。 後続のご回答があってもなくてもよいように7月7日(水)までは締め切らずにおきます。 有り難うございました。