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リン酸緩衝溶液について
はじめまして、緩衝溶液とはpHを調整するというのは知っているのですが、ではリン酸緩衝溶液とは他の緩衝溶液と違ってどんな効果があるのでしょうか?リン酸緩衝溶液の効果とどういった時にリン酸緩衝溶液を用いるかを教えてください。
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少量の酸やアルカリが加えられても、pHの変動を最小に抑えるのが緩衝液の役目です。himesayuriさんと同じですが、リン酸緩衝液はpHが6-8、クエン酸緩衝液は3-5、Tris-HCl、HEPESなんかは7-8、グリシンNaOHは8-10で実験を行いたいときに使います。酵素反応なんかはpHにかなり依存するものもありますので、実験に応じて使い分けます。 仕事がら緩衝液をよく使いますが、細胞を洗うのに使うPBS(pH7.4、緩衝能は低いけど、等張)かTris-HCl、HEPESが多いかな
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- himesayuri
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なるほど! こんにちは! CH3COOH(酢酸)とCH3COONa(酢酸ナトリウム)という2種類の物質の混合液は,酸の物質と,その酸を水酸化ナトリウムで中和したときにできた物質(塩:エン)の混合物です。 つまり,酸とその物質に対する塩が一緒に,水中にあると,少量の酸が加えられても,または少量のアルカリが加えられても,pHが大きくは変化しないと言われています。 酢酸などによる緩衝溶液は大雑把に書くとpH5くらいに保つため,リン酸のそれはpH7くらいに保つ場合に使われます。動物・植物の体内の物質はpH7くらいで安定に保たれています。それから大きくはずれたpHとなると生体の成分が壊れてしまうことがあるので大変気を使う条件なのだと思います。生体成分の研究や食品を含めた多くの物質などでpH7付近に調整するときに,リン酸緩衝液は大変有効なものとなっていると思います。
お礼
緩衝溶液はpHをどれくらいに保ちたいかで使い分けるのですね。いままでpHを一定にされるだけだと思っていました。大変参考になりました。ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。緩衝溶液はいろいろあるんですね。参考になります