>みなさんは生ごみの処理方法で最も合理的かつ適正な処理方法とは何だと思いますか?
“合理的かつ適正”な処理方法となると、ゴミの排出量・ゴミの中身・含水率・排出環境・産廃業者の処理費用等々、諸条件の組み合わせによって答えは千変万化します。つまり、それらの条件が固定されないかぎり回答することができません。
一方、単に“合理的な処理”だけを目的とした方法についてお答えできるのなら(つまり、実行性とか、経済性とかには一切頓着せずにお答えしてよいのなら)、自分の経験からは以下の手順・方法がベストだと思います。(ただし、族議員らの妨害者たちの排除方法については、とりあえず棚上げということにしてあります。)
1.一般家庭から排出される生活系生ごみについては、現在、ほとんどの自治体が無料で回収しているが、これを全国一斉に有料化する。
(期待される効果:生活系生ごみの世帯あたり排出量が減る+家庭用生ごみ処理機の利用が進む+分別の徹底化が進む → 焼却すべき食品廃棄物残渣が激減するので、環境負荷も激減し、CO2排出量も減り、消費燃料も減る。)
要するに、私が最も合理的だと思う生活系生ゴミの最終処理方法は“焼却”です。家庭から排出される生ゴミには、どうしても食品以外の不純物が混入し易いので、肥飼料等の再生利用には適しません。
2.食品リサイクル法が規定する食品関連事業者が排出する事業系生ごみについては、やはり廃棄物処理業者の処理料金を少なくとも現行の倍額以上に引き上げ、かつ全国共通の統一価格体系に改める。さらに、食品リサイクル法を改正し、全食品関連事業者(現行:年間排出量100トン以上の事業者)に対し、平成18年までに、その業者が排出する生ゴミを50%以上(現行:20%以上)減らすことを義務付ける。
(期待される効果:事業系生ゴミの事業者あたり排出量が減る+業務用生ゴミ処理装置・施設の普及が促進される+事業者の生ゴミ最終排出量が激減する → 仮に焼却処理するにしても環境負荷は激減する+分別ができている“キレイな生ゴミ”は肥飼料等に再生利用する+“必ずしもキレイとは言えない生ゴミ”は炭化して土壌改良剤などに利用する。)
お礼
ありがとうございます。 確かに費用対効果などを考えてみると、リサイクルするよりも焼却してしまったほうがずっと割安なんですよね。 実際に処理方法や回収の仕方は各市町村に任されているわけだし、生ごみ処理方法ですべてがうまくいくような画期的な方法が見つからないというところだと思います。 国レベルではどのように指導しているのか調べてみようと思います。