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次の国の第二次大戦とソ連への関わり方について
ポーランド、チェコスロバキア、ユーゴスラビアそれぞれの第二次大戦とソ連への関わり方について教えてください。 来週のテスト範囲で困ってます。
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ポーランドはモロトフ・リッペントロップ会談の秘密協定によりドイツとソ連に分割併合されます。その後、ドイツがソ連に対し侵攻し、ソ連占領地を占領します。東部戦線の戦局がソ連優位になるにしたがって、ソ連の占領地が拡大します。このとき自由ポーランド軍などがドイツ軍に対して一斉蜂起しますが、占領後にそれらの勢力に実権を握られるのを嫌ったソ連は、ワルシャワへの侵入を遅らせ、これらを見殺しにして、ソ連の息のかかった政権を送り込み、ソ連による解放を行います。 チェコスロバキアは#1の回答のとおりドイツに併合されていますから、ソ連侵攻時にはソ連軍によって占領され、やはりソ連勢力下に加えられます。 ユーゴスラビアはちょっと複雑で、当初、枢軸側でありましたが、米国の戦略事務局(OSS)と現地の軍司令官が秘密工作を行い、クーデターが起きます。ところがすぐにドイツ軍に鎮圧され3日天下となります。このあとユーゴスラビアは枢軸下にあるわけですが、これが戦局に大きな影響をもたらしました。ユーゴ鎮圧の為に兵力を大きくさかれ、ドイツのソ連侵攻は大幅に遅れたのです。これがスターリングラードなどでドイツ軍が冬を迎えることになり侵攻が大幅に遅れ、ソ連反撃を有利にしました。また南東欧から連合国の軍や諜報機関が侵攻したことはアルプス以南に兵力を拘置せねばならず、欧州戦線は連合国に有利なものとなったのです。このあとチトーなどのパルチザンによる抵抗があり、戦局悪化により弱体化したドイツ軍にはすでに、これを鎮圧する力が無くなりました。結局ソ連侵攻前に自ら解放したことによりソ連の影響を最小限に押さえる事ができました。
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>来週のテスト範囲 という事で躊躇します。 管理人さんに「削除」されたらごめんなさい。 では。 1919年6月、ベルサイユ条約=ベルサイユ体制でオーストリア=ハンガリー帝国の解体と旧ロシア帝国(この時点はロシア革命後なのでソビエト連邦)の崩壊でポーランド、ユーゴスラビア、チェコスロバキアなど8ヶ国が誕生しました。 【ポーランド】 1939年3月、ドイツはポーランドにベルサイユ条約で国際連盟管理下に置かれた自由市(ダンチヒ)、西プロイセンとポーゼン地方北方の返還を要求しました。 1939年9月、ドイツがポーランドに進撃して第二次大戦が始まりました。ドイツはわずか2週間で西半分を占領し、ソ連は独ソ不可侵条約(1939年8月締結)によって東半分を占領。 1939年12月、国際連盟はソ連を非難して除名しました。 ここにドイツと旧ロシア(ソ連)という2つの大国に挟まれたポーランドの悲劇があります。 1943年1月、ソ連はポーランドやルーマニアなどをドイツから奪回しました。 【チェコスロバキア】 1938年4月、ドイツはドイツ系住民の多いズデーテン地方の割譲を要求しました。チェコスロバキアは仏ソとの同盟を背景にこれを拒否します。 1938年9月、大戦の再燃を恐れたイギリスは英仏独伊4巨頭によるミュンヘン会談でそのズデーテン地方のドイツの要求を承認しました。(宥和政策) 1939年3月、ミュンヘン会談の協定を無視したドイツはチェコスロバキアを解体(ボヘミア・モラヴィ地方:現在のチェコ共和国:を併合、スロバキア側を保護国化)しました。 【ユーゴスラビア】 ドイツは1941年以降ユーゴスラビアやギリシャなどに侵入してバルカン半島を制圧しました。 ドイツ占領下の各国でレジスタス(抵抗)運動が展開されユーゴスラビアでもチトー(大戦後、大統領:1892~1980)による対独パルティザン運動が展開されました。 ~~~~~~~~~~~~~~~ 1943年9月、イタリア降伏 1945年5月、ドイツ降伏 1945年8月、日本降伏 第二次大戦、終結 ~~~~~~~~~~~~~~~ 大戦後 ポーランド、チェコスロバキア、ユーゴスラビアはソ連側に組み込まれました。 1956年6月、ポーランドでボズナニ暴動(ソ連に対する不満や自立への要求) ユーゴスラビアではチトーが大統領(在任1945年~1980年)となり自立性を主張してソ連に対抗。ソ連圏から離脱、ワルシャワ条約にも加盟せず、自主的外交を歩みました。 (このユーゴスラビアは他の東ヨーロッパ諸国がソ連によって解放されたという歴史的背景とは違って、ソ連の助けを待たず自立で解放したという点でソ連の介入を阻止できました。) 1968年8月、ソ連・東欧5カ国軍、チェコ侵攻(プラハの春) 1991年12月、ソ連解体。 以上です。
お礼
大変参考になりました。テスト頑張れそうです。ありがとうございました。
お礼
大変参考になりました。ありがとうございました。