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送りバントは意味が無い!?
- 送りバントをした場合としなかった場合の1点以上入る確率の比較結果
- 送りバントにはほとんどメリットが無く、むしろチャンスを潰しているという結論
- 長年、野球界の戦術として常識化されていた「1点取るなら送りバントが絶対有利」は思い込みだった
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>「1点取るなら送りバントが絶対有利」というのはただの思い込みだったのでしょうか? というよりも、これを「常識」みたいに喧伝したのは誰なのかなぁ… というほうが興味あるんですよね。 他の回答を見ていても、違ったイメージをお持ちの方が多いようですが、 V9監督として知られた川上監督はあまり送りバントを多用しない監督でした。 V9時代の平均シーズン犠打数は85だそうです。 現代の感覚から言えば決して多くはない、むしろ少ないほうですね。 ONはともかく、土井、黒江、高田など小技の効く選手を揃えていてこの数字です。 少なくとも川上監督は「送りバントが絶対的な作戦」だとは思っていなかったはずです。 >送りバント戦術が絶対的となる出来事でも何か過去にあったんでしょうか? あくまで個人的な感覚ですが、みなさんがイメージを持たれているように「V9野球は手堅い」 (実はちっとも手堅くなく、むしろ大胆だったんですが=バント以外にもいろいろありますが、今回は本題ではないので省略) というイメージが浸透し、さらにそれを阻止した1974年のロッテ、中日が ともに今でいう「スモールベースボール」で優勝したのがひとつきっかけかも…と。 この両チームは全体としての犠打数はびっくりするようには多くないですが、 その代わり、ここぞという場面では誰もが送りバントをするチームでした。 一発長打で得点できる場面がそうはない(絶対的な強打者がいない)ので、 そうするしかなかったわけですが、それで優勝できたことがV9野球に対するイメージと相まって 犠打の増加につながっていったのでは、と思います。 あと、犠打を多用して優勝したのは 一見「野武士野球」のイメージ強い1982年中日、猛打のイメージ強い1985年阪神なんですね。 (特に85年阪神の犠打の多さは異様といってもいいほど。吉田監督の性格なのかな) 各チームは当然こういうデータは研究しているはずですから、 これも犠打の増加を招いたのかも知れません。
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- aiki-kun
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その統計に 「エンドラン成功の確率」 「併殺打に終わった確率」 「犠打失敗時に次打者が本塁打を決めた確率」 などが含まれてない時点で、番組制作側が都合の良い数字に仕上げただけかと。 バントが嫌いな監督は 「むざむざアウト一つくれてやるより ヒッティングでチャンスが広がる可能性」 を強調しますけど 大抵は負けが続くと送りバント解禁して 「背に腹はかえられない」と言いますから 送りバントは市民権を得ているんだと、その程度じゃないですかね。
補足
たしかに誇張されてる可能性も否定できません。 ただ、その辺の統計も当然取っているであろうメジャーリーグの球団や 古田敦也など新世代の人達が送りバント戦略をしなくなってきている現実はあります。 まあ結局正解は「どこから送りバントするか」でしかないんですよね。 いくら送りバント否定派でも投手の9番バッターに送りバントをさせるのは正解。 バントの苦手なホームランバッターに送りバントをさせないのも正解。 苦手な投手に対してバントさせるのはおそらく正解。 しかし3割打ってる2番バッターは?2割7分の7番バッターは?となると難しいところで、 この辺の正解がどうなってるのかという議論でしょうね。
- B-juggler
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ふと逆に考えて見ました。 バントをしないで ではなく、守る側から考えて。 「バントをしてくるのだろう」と、守っていれば 塁間が開きますね (ファースト、サードが突っ込み、セカンド、ショートがそれぞれベースカバー)。 うまく転がせばヒットになる可能性も高くなるかも?。 私は投げる側なので、こんなこと考えるのかもしれませんが バントしてもらって、アウト一個もらったほうが楽ですね。 初球でパシッとバントしてくれれば(してもらうように投げる^^;)、 アウト一個増えて、ランナー二塁。1アウト2塁なら、進塁打されたのと同じと 考えるようにします。 それなら盗塁されて、アウトは増えないランナーは二塁のほうが嫌です。 ランナーを二塁に送っても、次のバッターが打たなければいけないのに変わりはないですから。 それなら強行して、うまく行けば儲け物くらいでいいのかなぁ?とも思いました。 極端な話、バントするしない関係なしに、ノーアウト1塁でホームラン出れば 2点ですから ^^; 統計的な確率とかそういうものではなくて、いわば「勘」でしかないような気もします。 メジャーも一点取れば勝ちならバントしますからね。 意味がないとはいえないけど、そんなにあせらなくても・・・、とも言えるのかな
補足
いろんな要素が絡んでくるので難しいですよね。 古田さんが現役のときも、2番打者がバントしてくれたら 「やった、アウト1個得した」と思ってたそうです。 >メジャーも一点取れば勝ちならバントしますからね。 メジャーでも下位打線ならバントすることが多いようですが、 1点取れば勝ちという状況でも2番バッターにバントさせることは少ないみたいですよ。 もちろん状況によっては大きな意味のあるものですが、 上位打線にさせるのはマイナスの可能性が高いというのがメジャーの理論のようです。 メジャーではどんな状況でもスリーバントさせるのは超レアらしいですしね。
- puyo3155
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別に1点をとるために確率を上げようとして、考えなしに送りバントさせるばかな監督はいませんよ。 ・ アウトをひとつも損せず、3回、チャンスを与えた場合 ・ アウト一つ与えて、スコアリングポジションまで進めて、ゲッツー防止して、2回チャンスを与える。ただし、バントの失敗もある。 というのは、感覚的にも、どっちもどっちじゃないですか。バントをするしないは、 ・ その人がバントがうまいか。 ・ その後の3人の、バッティングの傾向と、その人の調子 ・ 相手ピッチャーの調子や、玉の切れ、疲れ。 で決めている選択的作戦です。ですから、ひとつひとつの事象をみて判断です。 しかしね、古田のトータルの確率が云々・・・というのは、統計の読み方を間違えています。事象はすべて違いますから。統計で判断するなら、 同じバッターと、同じピッチャー、同じランナーなど他の条件が同じなのに関わらず、打った場合と送りバントした場合を比較して、確率が同じと言えなければなりません。
補足
>考えなしに送りバントさせるばかな監督はいませんよ。 そうでしょうか? 少なくとも日本のプロ野球界においては、 9回ウラ同点 ノーアウト1塁 バッター2番 ならほとんどの監督が考えるまでもなく送りバントさせていたと思います。 その番組でも古田さん以外の元プロ野球選手は全員 「1点取るなら送りバントが断然有利」と言っていました。 まあ「考え無しに」とまでは言いませんが、 「よっぽどの条件が揃わない限りは1点狙いなら送りバントが有利」というのが 日本球界における常識だったと思います。 たしかに事象は毎回違いますから統計の確率だけで結論は出せないですけどね。 ただ「今まで言われてたほどの優位性は無い」ぐらいの結論はあってもいい気がします。 メジャーでも送りバントの優位性は疑問が持たれ初めていて、 シーズン通して犠打12で優勝したレッドソックスなど、戦略も少しずつ変わりつつあるようです。
- yato-gayo
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データ上はあまり変わらないのかもしれませんが、日本一を勝ち取ったチームに バントを多用したチームが多いのは事実です。 たとえば85年の阪神、森監督時代の西武、近年ではヒルマン監督時代の日ハム、 落合監督の中日などなど。 98年の横浜のようにバントを多用せずに日本一を獲った例もありますがどちらかといえば少数派かと。 古田さんの監督時代の勝率は2年とも5割を下回っています。 「送りバントは意味が無い!?」というのであればそれなりの結果を 残して証明して欲しかったなと思うのが正直なところです。
補足
というより、バントを多用するチーム自体が多数派ですよね。 たしかに古田監督時代のヤクルトは成績が全然だった記憶がありますが、 データ見てもわかるようにたった4%程度の差ですから、 点を取れる確率がたった4%増えたところで勝てないものは勝てないですからね。 当時のヤクルトのノーアウト1塁時の得点率を見てみたいですね。 と思って調べてみたら、 総得点669で中日ドラゴンズと並ぶリーグ最多タイだったそうですよ。 失点が多くて負け越してただけで、 少なくとも「送りバントを多用しない戦術」に関しては 十分結果を残したと言えるのではないでしょうか?
- bmonomd
- ベストアンサー率17% (35/205)
普通に打った時の確率から言えば、 ダブルプレーでツーアウト、ワンアウト1塁、犠牲フライでワンアウト2塁の何れかになる可能性が1番高い。 だったら、確率の高い送りバントになるのでは?
補足
確率で言うなら打率3割だと30%の確率で12塁以上ですから、 ワンアウト1塁>ヒット>ダブルプレー>犠牲フライ の順ですよね。 アウトの率は70%ですが、そのうちの半分近くがダブルプレーになってるということはないでしょう。 1塁からの犠牲フライもレアですよね。 さらに、送りバントの選択はフォアボールの可能性を消してしまうことにもなります。 それと、送りバントってなんとなく100%近く成功してるような気になりますが、 古田さんいわく全体の80%ちょっとしか成功してないそうです。 失敗の中で、ゲッツーになるパターンも当然あります。 なので、実は送りバントは確率的に見るとむしろ損をしている、ということだそうです。
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補足
川上監督時代に犠打が少ないとは意外でした。 ONのHR率を考えたらランナーを進める価値が薄いとかそういう考えだったんですかね。 それ以外だと強豪チームは比較的犠打が多い感じでしょうか。 積み重ねで印象が強くなっていったのかもしれませんね。