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どうも高校三年生の家庭教師をしているものですが

どうも高校三年生の家庭教師をしているものですが 生徒から質問された Fx=αx+βy Fy=γx+δyとする力F=(Fx,Fy)があるとするとき そのときの位置エネルギーU(x、y)を求める問題があるのですが うまく説明できず困っています どなたかかなり詳しくこの解説をご伝授いただけませんか? ご回答お待ちしております

みんなの回答

  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.3

No1さんと、No2さんの回答で充分だと思いますが、質問者さんの理解を助ける意味で少し補足させて下さい。 変位Δr間での仕事dWを考えます。 dW=F・dr=Fxdx+Fydy=(αx+βy)dx+(γx+δy)dy ただし、F・drの「・」は内積を表すドットです。 Wが積分経路に依存しないための必要充分な条件はdWが、全微分であることです。したがって、 ∂W/∂x=αx+βy・・・(1) ∂W/∂y=γx+δy・・・(2) (1)をxで積分して、 W=∫(αx+βy)dx=(αx^2)/2+βxy+f(y)・・・(3) (3)を(2)へ代入して、 βy+∂f(y)/∂y=γx+δy よって、β=γ、∂f(y)/∂y=δyとなるので、 f(y)=(βy^2)/2+c ∴W=(αx^2)/2+βxy+(βy^2)/2+c 仕事Wと位置エネルギーUは W=-U の関係があるので、 U=-(αx^2)/2-βxy-(βy^2)/2+c となります。以下の式が成り立っていることを確認して下さい。 Fx=-∂U/∂x Fy=-∂U/∂y

noname#196225
noname#196225
回答No.2

既に回答が出てしまいましたが、折角なので。 Fx=αx+βy Fy=γx+δy がまず位置エネルギーが定義できるか(保存力か)どうかを 確かめる必要があります。 ここで、位置エネルギーは物体に働く力が保存力である場合にだけ 定義ができます。保存力とは、点を出発して同じ点に戻ってきたときの 仕事の総量が、経路によらず0になる力ということです。 例として、一つの経路を考えてみます。 (x0,y0)→(x1,y0)→(x1,y1)→(x0,y1)→(x0,y0) という長方形の経路を考え、順番に経路1)~4)としてみましょう。 この動きに対して力場Fから受ける仕事量は、各経路に対して次の様に 計算できます。 1)x方向に沿って動くので、Fxしか仕事しない。∫[x0,x1]Fx(x,y0)dx 2)y方向に沿って動くので、Fyしか仕事しない。∫[y0,y1]Fy(x1,y0)dy 3)同様に、∫[x1,x0]Fx(x,y1)dx 4)同様に、∫[y1,y0]Fy(x0,y)dy となります。 1)+2)+3)+4)で、元に戻ってくるまでの間に物体がどの程度 力場から仕事を受けているかが分かります。 1) α(x1^2-x0^2)/2+βy0(x1-x0) 2) γx1(y1-y0)+δ(y1^2-y0^2)/2 3) α(x0^2-x1^2)/2+βy1(x0-x1) 4) γx0(y0-y1)+β(y0^2-y1^2)/2 ですので、総仕事量は、 W=γ(y1-x0)(x1-x0)-β(x1-x0)(y1-y0) となります。 以上により、少なくともこの経路で、 同じ点に戻ってくるまでの仕事量Wが0となる条件を満たしていないと 保存力にならないことが分かります。 (W≠0の状態を、力場は渦を持っているといいます) これは一例なので、他のあらゆる周回経路について 戻ってきたときにW=0になっていることが必要です。 力Fが保存力となる条件が難しいことが分かったと思います。 以降、#1の人と同じ内容です。お好みで参考にしてください。------------ これ以降は大学で習うことなので、説明する必要は ないと思いますが、一般的に以下の微分方程式を満たします。 0=dW=∂Fx/∂y-∂Fy/∂x 意味は 1)偏微分の定義 2)保存力の定義(左辺dW=0)、 3)任意の周回経路は微小の周回経路の寄せ集めに分解できる(仕事は可逆的であり、全く同じ道の往復は、道がなかったことと等価) の三つの事実に基づきます。 上記条件を満たすように変数を減らすと、力場は次の制限を受けます。 (実際はさらに不定の定数項がつきますが、0として割愛します。) Fx=αx+βy Fy=βx+δy 保存力では、どのような経路を辿っても位置エネルギーは変わりません。 (これは、定理として覚えてもいいと思います。一応理由は以下。 あるAからBまでの経路に閉じた経路を追加すると、 ・閉じた経路の仕事量=0 ・同じ道の往復経路は、経路がなかったことと等価 したがって、同じ仕事量で経路を自由に変更できることに由来します。) 上記に従い、分かりやすい経路を自由に決めて積分すれば任意の2点間の位置エネルギーが 計算できます。 x=0,y=0のときU=0とすると、 U(x0,y0)=-∫[0,x0]F(x,0)dx-∫[0,y0]F(x0,y)dy=-αx0^2/2-βx0y0-δy0^2/2 したがって、(x,y)の力場Fによる位置エネルギーUは、 U(x,y)=-(αx^2+2βxy+δy^2)/2 となります。 私も高校生が理解できるレベルではないと思います。

回答No.1

高校でこんな問題が出るんでしょうか? 高校の知識では(私は)説明できないので大学の力学を使います。 ある力があってその力について位置のエネルギーが定義できるためには、 その力が保存力である必要があります。保存力であるためには、 ポテンシャルUの微小変化dUが全微分で書けている必要があるので、 dU=(∂U/∂x)dx+(∂U/∂y)dy 力とポテンシャルの関係は Fx=-∂U/∂x、Fy=-∂U/∂y なので、 dU=(∂U/∂x)dx+(∂U/∂y)dy = - Fx dx - Fy dy yを固定してFxをxで積分すると ∫Fxdx=∫(αx+βy)dx=(1/2)αx^2+βxy+f(y) xを固定してFyをyで積分すると ∫Fydy=∫(γx+δy)dy=g(x)+γxy+(1/2)δy^2 全微分でかけているということは∫Fxdxと∫Fydyが同じ関数-U(x,y)でなければならないのでこの両式を比較して f(y)=(1/2)δy^2+C、g(x)=(1/2)αx^2+C、β=γ であり(Cは共通の定数)、これから U(x,y)=-(1/2)αx^2-βxy - (1/2)δy^2+C’ (C'=-C) となります。 正直、高校生には無理だと思います。