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剣と魔法の世界 武器の重さの攻撃力に与える影響
- ファンタジーゲームなどの世界にはアイテムに重量が設定されているものがあり、素材を選んだり魔法をかけたりで武器の重さを軽くすることが出来たりし、それが素晴らしいものであるかのように考えられています。
- 武器の重さは攻撃力に影響を与えるかどうかについて、疑問が生じます。軽い武器は大きな攻撃力を持つことは難しいのではないかと考えられますが、実際のところはどうなのでしょうか?
- 武器の攻撃力は主に重さ、硬さ、刃物の鋭さによって決まると考えられます。重さが軽くなれば腕力が入るので攻撃力に影響を与える程度ではないのかもしれません。しかし、どのように攻撃力を調整しているのでしょうか?
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魔法は抜きとします。同じ形状で異なる質量の剣があるとします。仮に重いほうをA、軽いほうをBと呼ぶことにします。 突く場合と斬る場合は物理的に異なるので、場合分けします。以下、同じ人間が剣A、Bを使うとします。つまり同じ力の人間でどちらが破壊力があるか比べます。 1)突く場合 剣だけで考えると、剣の運動量に比例します。運動量は剣を押した時間に比例します。同じ距離を同じ力で押すと、重いほうの剣のほうが届くまでに時間がかかります(重い物は加速しにくいから)。すると重い剣Aのほうが有利です。 しかし、物理的破壊は剣が相手に到達してからも加えられる力が関係します。極端な場合を考えると、剣をいったん相手の胸に突き付けてから刺す場合などは、まさにこれです。これについては剣の重さは関係ありません。つまりA、Bの破壊力は同じです。 どちらが支配的な影響があるかというと、後者、つまり県が到達してから押し込む力です。投槍などですと相当に加速時間を取りますから(走って投げますね)、前者になるんですが、接近戦で突く剣なら後者になるのです。 すると、軽いので加速しやすい剣Bのほうが、突く動作を始めてから相手に到達するまでの時間が短いですから、相手は避けたり防いだりが難しくなります。また仮に避けられたり防がれたりした場合にも、軽い剣のほうが手元に戻しやすくなります。 従って、軽い剣Bのほうが有利です。 2)斬る場合 これは剣を振り回しますから、円運動(回転運動)させると考えます。ちょっと考察を端折ると、先ほど考察した剣が当たってから押し込む力というものは、あまり関係がありません。当たった時の剣の回転運動の速さにと重さよって決まってきます。これを角運動量といいます。これが大きいほど破壊力があります。 剣の角運動量は、やはり力を加えている時間に比例して大きくなります。当然ですが、重い剣Aのほうが、相手への到達時間は長いです。従って、破壊力は重い剣Aが勝ります。ただ、到達時間が長いほど、相手も反応しやすいことは先ほどと同様です。 相手が鎧で武装している場合、鎧が頑丈なほど重くて動きが鈍いでしょう。鎧ごと叩き斬るには重い剣が必要でしょう。しかし剣が重すぎれば、やはり避けられます。逆に薄い布地の服程度なら軽い剣が有利でしょう。しかし、布は切れても中身の人間が切れないほど剣が軽くては話になりません。 以上、剣技が単純な場合でも結局「突くか斬るか」あるいは「自分の力と相手の防御力」を考えて最適の剣を選択する必要がある、ということになり、単純に「軽ければ軽いほど」とも「重ければ重いほど」とも単純には言えないことが分かります。 さらに、日本刀では叩きつける瞬間に素早く押したり引いたりして鋭さを増すように、技術中心の剣の場合は、さらに問題が複雑になります。中東の剣技も技術中心と聞いていますが内容はよく知りません。
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- oneone101
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その手のゲームシステム上は… 魔法で軽くするのは…明らかにアシスト能力ですね。 攻撃側にとっては軽くなるが、攻撃される側にとっての重量はそのまま。 これによって打撃力はそのままに命中率を上げている。 ミスリル云々は… 物理法則どうのでなく…素材そのものが持つ神聖力の効果ですね。 狼男を倒すのに銀の弾と同じ。 別に銀が物理的に優秀なわけではない。 神聖力を否定すると剣と魔法の"魔法"の部分も否定しないといけなくなるよ。
お礼
そうですね。魔法武器でないとダメージを与えられないモンスターもいますから、そういった部分は無視できないと思います。 ただ、そういった部分はこちらの世界にない物ですから、物理的な知識も持ってればより楽しめるのではと思ってるんですよね。 ミスリル銀は魔法で加工しないといけないというのは、もしかしたら軽すぎるせいで魔法の力で敵だけに与える重さを付与しないといけないからという設定もありかもしれません。 ご回答ありがとうございました。
- goodknight
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僕が小説家ならこう説明します。 鉄の塊は重いが、すぐ壊れるため、戦士は気をつけて戦っている。 だから攻撃力が弱い。 ミスリルは硬く決して折れないため、思いっきり振り回せる。 また魔法により相手の鉄のよろいを紙のように切り裂けるので #物理学的には「鋭さ」ですね。 攻撃力は強い。
お礼
武器に気を遣うというのは、まったく想定していませんでした。 そういえば手に保護するものをつけると、それが軟らかくても拳が傷つく心配がないので思いっきり打ち抜くことが出来て威力が上がると聞いたことがあります。 確かに戦士にとって武器が壊れてしまったら、商売あがったりですもんね。 刃こぼれも気にせず思いっきり力を込められるなら、そりゃ攻撃力もあがるというもの。納得です。 ミスリルは「魔法がかかってる」とは言いますが、それがどんなものかははっきりしてませんよね。 鋭さの効果を与えるものなら、確かに軽くても威力は上がりそうです。 やはり、人が変わればいろいろな設定が出てきますね。一人で考えるより楽しめます。 ありがとうございました。
- konata508
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刃物の性質の違いで話します。 1.中世の両手剣などは鋭さが足りないので棍棒のように重量でたたき伏せている剣術だったそうです。また、フランベルジュなどの片手剣(フェンシング用?)は突くことで殺傷力がでます。よろいなどの隙間を突いて生身に傷をつけます。よろいをたたき伏せるための重量感を出したものやよろいの隙間を狙うような騎士などイメージがあります。 2.アラビアンソードは肉をそぐや切るということに特化したものです。重さより鋭さを求める包丁に近い扱いだと思います。動脈を狙いアサシンや盗賊と言ったイメージがナイフ感覚の描写が多いです。 3.刀などの直刀は対象物に垂直に当てることで殺傷力が高まるようになっています。振りぬく早さも必要ですのである程度の重量があり、小回りも聞くように強度を保つぎりぎりの細さで作られています。実際は下手に切ると刃こぼれも多く、技量のいる刃物です。 ファンタジーでも形状により説得力も出てくるのでしょう。またミスリル銀はよく魔法をはじく描写でも使われますので魔法耐性や魔力補助と言った描写でも使われます。
お礼
なるほど。形状も関係してきそうです。 もしかすると、同じ武器でも素材の特性を活かした形にすることで、軽くなったとしても与えるダメージは上がるようになるみたいなものがあるのかもしれません。 打撃武器だと軽くなってはダメなはずですが、形を工夫することで違った使い方になりダメージは上がるのかもしれません。 ありがとうございました。
- wild_kit
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システムにもよりますね。 命中判定とダメージ判定を分ける場合。 ある程度以上重いと、命中させづらいが当たればダメージは大きい。 軽いと命中させやすいが、ダメージはそれほどでもない。 ただし、「ただ当てる」のではなく、「扱いやすさから急所を狙って当てる。」という効果を考えてダメージを調整していることも考えられる。 また、「魔法により超高速振動している剣があり、その効果(参考サイト:超音波カッター)を取り入れている」などとすれば、その分ダメージが上がることもあるだろう。 命中判定とダメージ判定が一体化している場合。(『攻撃力』等と表される。) この場合、軽い方が攻撃力が上がることもあります。 1回の攻撃単位の内容が、「重い武器だと一振りでのダメージ」・「軽い武器での複数回分をまとめたダメージ」を表していることがあるからです。 プレイアビリティ(遊びやすさ)を考えると、ある程度単純化した方が分かりやすく手間がかからないのです。 そのためゲーム上に表われない要素を他に割り振るなどした結果、「これおかしいのでは?」という部分が出てくるのではないでしょうか??
お礼
そう、そういう裏に隠れた設定を待ってました(^_^; ゲーム上のダメージひとつにも、単純な質量、攻撃回数とわけで考えれば、納得しながら楽しめますね。確かに「○○のこうげき」としかでませんよね。 ダメージが少ない時は、上手い具合に当たらなかった、複数回攻撃の数回が外れたとか。 超高速振動は気づきませんでした。 ミスリル銀のように魔法を使って加工するようなものは、そういった効果が付与されてるのかもしれませんね。 ありがとうございました。
- tiltilmitil
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魔法的なことを考慮していいなら、持ち主の意思を感じ取って動かしたい方向への力をアシストしてるということにすれば、「質量はあるが動かすのは軽い」という武器に出来ますが。
お礼
魔法を攻撃力云々ではなく、使い手の感じ方に影響を与えるようにする感じですね。 単純ではあっても、ものすごくファンタジーらしくて納得できます。 一般的な作家やクリエーターは、たぶんこの設定を使ってるように思えます。 ありがとうございました。
- chie65536(@chie65535)
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>武器による攻撃力はまず重さで、次に硬さ、刃物なら最後に鋭さかなと思います 打撃系武器に限って言えば、ね。ハンマーとかモーニングスターとか。 だけど、刃物系の武器の場合はそうじゃない。 下から斬り上げても、上から斬り付けても、横から斬り払っても、同じ威力が必要。 「斬れるかどうか」は「堅さ」と「柔性」と「鋭さ」と「スピード」による。 どんなに重くても、止まってるようなスピードなら、攻撃にならない。 堅くて脆くなく、触っただけで切れる鋭さがあれば、どんなに軽くても、音速を超えるスピードで斬られたらザックリ逝ってしまう。 スピードが無くても「刃の上に乗った羽根が、羽根そのものの重さで切れてしまうくらいに鋭い」のなら、そしてそれが世界一堅くてしなやかであれば、女性の細腕でもブ厚い鉄板さえも切り裂けるだろうと思う。 刃の先端が極限まで鋭利であれば、例えば、物質の分子間距離よりも鋭ければ、物体の上に刀身を置いただけで、刃そのものの重さだけで物体を真っ二つにする事が出来ると思う(但し、その剣を収める事が出来る鞘が存在するかどうか…。鞘に収めても鞘が真っ二つになりそう) ミスリル銀が実在すれば、そういう剣が造れるわけで。
お礼
確かに鋭さやスピードも関係してきますよね。 紙でもすばやく振り下ろせば、手が切れてしまいます。 軽く克つ硬い金属を使うことで、すばやく切り裂くことができると考えれば納得です。 加工するために魔法を使っても、武器の性能だけならこちらの物理を使って結構説明できるものなんですね。 ありがとうございました。
- debukuro
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ぶつかり合ったときにものを言うのは何といっても質量です 銃弾がどれほど早くても水を貫通するのは並大抵ではありません フランスの激戦地(ノルマンディー地方には放談の後があるビルが沢山残っています セメントではなく石を積み上げたブルは大砲弾でも容易には壊れないようですね まるで月のクレーターのようになっても現役のビルとして役に立っています ただし ファンタジーゲームの世界に現実の物理法則を持ち込むのは無粋というものです 夢の世界の出来事と温かい目で見守って上げましょう
お礼
そこをなんとかファンタジーらしい理由をつけて楽しみたいんです(^_^; 僕の中では、とりあえずなんらかの魔法のようなもので・・・と片付けてはいるんですが、あちらの世界ではあちらの世界なりの物理のようなものがあって、それが分かっていればもっと深く楽しめるかなと思って(マニアックですが)。 こちらの物理ではこうだが、ファンタジーではこうなっていると納得できれば良いんですけどね。 こちらの物理からいうと、やはり質量なんですね。 僕は元自衛官なのでライフルや無反動砲を撃ったことがありますが、意外と貫通力がないのに驚きました。 やはり、あちらでは「なんらかの魔法」なんでしょうかね(笑) ご回答ありがとうございました。
お礼
なるほど。 魔法なしでも、ちゃんと説明できてしまうんですね。 当たってからの押し込む力は、当たるまでの力が大きければ有利だと思ってたんですが、そうとも言い切れないようですね。 重量によって同じ武器でも使い方を変えないといけないようですから、ベテランでないと使いこなせないですよね。レベルによって扱える武器が違ってくるいう設定もありますが、これもこの説明で納得できます。 物理、本格的に勉強してみたくなりました。 ありがとうございました。