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アルカリminiprep法によるプラスミド抽出の純度
アルカリminiprep法によるプラスミド抽出の純度 こんにちは。早速質問です。 大腸菌を培養し、シーケンスのためにMini prepでプラスミドの抽出を行いました。 (マニュアルです) その後、TEに溶解し、吸光度計を用いて、DNAの濃度と純度を測定したところ、A260/A280=1.1 とかなり純度が悪くなってしまいました。(kitと比較してです。kitでは2.0ぐらいになります) その後、エタ沈をしてもなぜか純度は全く改善されず、A260/A280=1.1のままでした。 どのような操作に注意したらよいのでしょうか? よろしくお願いします。
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ミニプレップ産物の制限酵素処理にRNase処理を組み合わせたときに、 泳動先端にRNAの分解産物が見えますか? 一般的なミニプレップキットだと、大腸菌を回収して resuspendするバッファーにRNaseが入っていると思うのですが、 マニュアル法だとRNaseを省略している人がいる気がします。 RNaseがなければ、当然最終産物にRNAがコンタミしますので、 純度は悪くなります。 最初のバッファーにちょろっとRNase入れるだけなので、 試してみたらいかがでしょうか。
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- tnlu
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補足を追加されていたのを見たので。 RNaseは通常RNaseAを使います。 終濃度100μg/mlになるように加えてください。 もとが粉末なら、10mg/mlになるように超純水に溶かして 冷凍保存しておいて、solutionIのときに1/100vol入れればOKです。
お礼
わざわざありがとうございます。 RNaseAはキットでのプラスミド抽出に使うので、使ってみます。 ご丁寧な回答をありがとうございます。
- tnlu
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stringf35さんがおっしゃるように、RNase処理は重要です。 RNase処理してないプラスミド溶液を泳動すると プラスミドのバンドより下に、ボワーっと結構強くシグナルが見えます。 タンパク除去はしていますか? エタ沈の前にフェノクロをやればもっと綺麗に取れると思います。 酵素反応をフェノールが阻害するので、フェノクロのあとに クロロホルムイソアミルアルコールで抽出すればより安心です。
お礼
RNase処理がやはり大事みたいですね。 エタ沈をしっかりやれば除タンパクできると思ったのですが、確かにフェノクロのほうが確実ですね。ありがとうございます。
補足
RNaseは入れてませんでした。 どのくらいの濃度で加えたらよいのでしょうか?