- ベストアンサー
プラントオパールの濃度
プラントオパールの濃度 長く稲作している水田ほど プラントオパールの濃度は高くなりますか? プラントオパールは稲作に良い影響 もしくは悪い影響を与えますか?
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
本当の詳しいことは分かっていない と考えるべきだと思います。 稲にできるプラントオパールは、稲刈りの後で、ワラが土にすき込まれて土に入ります。 これが繰り返されると、土の中のプラントオパールの密度は高くなるはずです。 プラントオパールはすぐに無くなるものではなく、例えば考古学調査では、遺跡の土の中からプラントオパールをが沢山見つかり、それが稲作が行われていたことの証拠になったという事例があります。 全く分解しないのであれば、プラントオパール濃度は、際限なく上昇します。 一方、プラントオパールが全く分解しないというわけではありません。 稲のプラントオパールを土に混ぜると、そのプラントオパールを構成していたケイ酸が稲に吸収されることが、栽培実験で確かめられていますから、プラントオパールがかなりの速度で分解する(場合がある)ことは間違いないことです。この場合には、土の中のプラントオパール濃度は多少高くなりますが、それ以上は増えません。 実際の所は、上記の2つの場合の中間だと思われますが、どんな条件でどのくらいの濃度になるか、詳しい所はわかっていないと言うべきだと思います。 プラントオパールが稲作に悪い影響を与えることはありません。 プラントオパールを構成するケイ酸は、稲にとってはケイ酸肥料として働きますので、どちらかと言えば、プラントオパールは稲作に良い影響を与えると言っても良いかもしれませんが、上で書いたように、どんな条件でどれほど効果があるかは、余りはっきりしません。
お礼
回答ありがとうございました。