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株価と債券価格の相関関係

株価と債券価格の相関関係 株と債券は一般的に逆相関といわれております。 そこで、一般的に市場金利上昇時のことについて疑問があります。 市場金利上昇時は、一般的に株価が下がるといわれております。借り入れが多いと金利負担などが 上がるため、また、設備投資なども借り入れ自体が減れば控えられ株価が下がると勉強しました。 一方債券価格は、市場金利が上昇すると価格が下がり、市場金利が下がると価格が上昇するというのは 基本的なことです。 そうなると市場金利があがると、どちらの価格も下がることになります。株と債券は逆相関の関係にあるのに順位相関になってしまいませんか? 一般的な話だからケースバイケースといわれればそれまでなのですが、金融に詳しくない僕でも分かるように 教えていただけますか。

みんなの回答

  • kybos
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回答No.1

相関関係を分析するときに、(1)何と何を比べるか、(2)どのぐらいの期間での相関を分析するかで結論が変わる。 まず、(1)単に株価と債券価格といっても、株価は代表的な指数でいいとしても、債券価格に何年物の債券を取るかが問題。 次に、(2)分析の期間を1年にするか、10年、20年にするかということが問題。 米国株の例でいえば、10~20年ぐらいの期間を取って相関分析をすると、10年債の利回りと株価指数の配当利回りは比較的強い順相関の回帰関係がある。 しかし、短期金利でやると相関が低いし、また、分析の期間を短くすると相関は低い。 一時的な要因で株が下がった時などは安全な避難先として債券市場に資金が流入することがあるから、逆相関になるように見えるけど、それは「そういうことがある」という程度だと思う。 また、中央銀行が引き締め策をとって短期金利が上がると、長期的にはインフレ懸念が沈静化して長期金利が下がる(長期債が買われる)ということもある。 教科書的にいえば、景気が過熱→インフレ懸念が高まる→長期金利が上昇→金融引き締め(短期金利上昇)→景気減速~後退→インフレ懸念沈静化→長期金利下落→金融緩和→景気回復~過熱→・・・なんてサイクルでイールドカーブがうねるように動く。 イールドカーブの動きの局面によるんだけど、最初に言った通り、10年以上のスパンで見たら配当利回りと長期金利は順相関になると思っていいよ。 ただ、配当利回りと長期金利の動きには多少のタイムラグがあるようで、分析期間を半年ぐらいずらした方が相関がやや高くなるという結果になる。 言葉で説明すると分かりづらい。 グラフでも見せられれば分かりやすいんだけど。

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