コーン氏の経歴は以下の通りです。タイでは昔から王族や高級官僚、
財界有力者の子弟は海外留学を経験します(現国王も米国生まれです)。
コーン氏はいますぐ、どこの国に行っても金融マンとして活躍できる
実力をもったビジネスマンでもあります。
指導者層がことごとく海外留学するのはたしかに発展途上国にあり
がちな図式ですが、そのおかげでタイの有力者は外国語に堪能なうえ、
国際感覚を身に付けています。世界におけるタイを客観的に見ること
ができ、その意味では日本の泥臭い政治家よりはるかにスマートです。
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1964年、高級官僚の息子としてロンドンに生まれる。12歳ごろまでバンコクで
過ごし、ウィンチェスター校(イートンやラグビーと並ぶ、9大パブリックスクール
の一つ )に留学。その後、オックスフォード大学で政治・経済を学ぶ。同大では
アビシット現首相と同級生だった。
学生のころからロンドンの老舗投資銀行で働き、1988年に帰国。大手投資銀行で
金融マンとして活躍し、代表も務めた投資銀行はタイ最大規模に成長。1999年には
JPモルガンに買収され、買収後もタイ法人代表を務めた。
2004年にバンコク第2区で当選し、政界入り。アビシット氏により民主党の
副幹事長に任命される。2007年に再選を果たし、野党有力者として影の財務大
臣を務める。2008年に憲法裁判所が人民の力党(国民の力党とも)に解党命令を
下したことにより、民主党が与党に。
これを受けてアビシット氏が首相に就任し、2009年にアビシット首相により
財務大臣に任命される。タイ経済はリーマンショックに襲われたが、1兆バーツ
(約3兆円)を超える財政出動で、金融危機からの回復に導いた。
お礼
やはり欧米か!(笑) 土着のタイ人でなくて本質はイギリス人ですね。 発想も欧米か!(笑)byタカ&トシ この方はたかしに素晴らしいと思いました。 タイにもこんな人材がいたのかと衝撃を受けました。 しかししかし、欧米の発想をするのが(逆に言えば欧米的な発想しかできない) 必ずしもいいとはかぎりませんよ~ と私はおもいますね。とうのも欧米が明治維新の時代ならいざ知らず 今の時代欧米をお手本とするほど素晴らしい社会だとは思えないからです。。 とても参考になりました。 ありがとうございました。