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愛美ちゃんのお父さんは誰?

愛美ちゃんのお父さんは誰? 湊かなえさんの「告白」を読みました。内容にについては他の方が書いておられるように面白い内容で満足しているのですがひとつ納得がいかないことがあるのでお聞きします。 第一章でやんちゃ先生と愛美ちゃんのお父さんが登場しますが二人は別人としか読み取れません。なのに第六章では愛美ちゃんのお父さんはやんちゃ先生になっています。第三章で直樹も同じことを言ってます。 これおかしいですよねぇ?

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  • toko0503
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回答No.2

補足、拝見しました。 第一章の最後の方で、 「……… やんちゃ先生、桜宮先生の爪の垢ならぬ血液を こっそりいただいてきました。 どうやら、ほとんどの人は気付いているようですね。 ……… と言っています。 つまり 桜宮先生=HIV感染者=愛美の父親(もと夫) という図式の種明かしがここでなされたと思います。 そう考えると 第一章の前半で 「桜宮先生のようになりたい?」 できれば後半だけ見習ってもらいたいものです。 とあります。 つまり、主人公は、夫の桜宮先生が、人生の前半、若き頃、 不良グループのリーダーで、高校も退学処分になっていること等 どうりで詳しく知っている訳ですよね。 最初は、別人と思わせて、徐々に人物をダブらせ恐怖心をつのらせて 読者をひきつける筆力は、なかなかだと思いました。

gamakichi
質問者

補足

重ねて回答ありがとうございます。 なるほど納得できました。 「ほとんどの人は気付いているようですね。」が飛んでました。 この文章があれば確かに先生が二人を同一人物と説明したことになりますね。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • toko0503
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回答No.1

こんにちは。 第一章で、桜宮先生(「やんちゃ先生」)をさも別人の様に書いてあるのは、 作者のプロット上の作戦でもあり、トリックでもあり、 また重要な伏線でもあると思います。 やんちゃ先生が医師から余命数ヶ月の宣告を受けるものの……… のくだりと 愛美の父親にあたる人とは結婚が決まっていたものの ……… 彼が大変な病気(HIVですね)にかかっていたことがわかった…… 結婚の話はなかったことになった……… のくだりは、後になってつじつまが合う重要なカギですね。 もっと明確なのは、 第一章の中間あたり、愛美の告別式の話の中で、 愛美は一度だけ保育所のフェンスから見ている 父親と対面したことがありますよね。 そんなことをしていると、保育所の防犯対策も厳しくて、チェックされるのに 彼なら歓迎されるかもしれない、と言っています。 つまり有名人(世直しやんちゃ先生)なのですよね。 そんなことがあって 「…… 私は別れて初めて彼(愛美の父親)に電話をかけました。 その声からは、テレビで見かける覇気は微塵も感じられまんでした。………」 と書いています。これも重要な伏線でしょうか。 近く映画が公開されますね。(^^)

gamakichi
質問者

補足

回答ありがとうございます。 トリックとの見方も思いますが・・・ 第一章の先生の告白を聞いた時点で生徒はやんちゃ先生が父親だと認識したことになります。 第一章の最後でやんちゃ先生からもらった血液と言われた生徒がHIV感染を心配するにはその時点でやんちゃ先生とお父さんが同一人物であると認識している必要があるからです。 HIVに感染しているのはお父さんであってやんちゃ先生は医師から余命宣告を受けただけだからです。 自分の説明もうまくはないと思いますが何か納得できないんです。

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