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簿記の勘定科目について質問です。

簿記の勘定科目について質問です。 個人の商品販売業者が仕入業者から商品を仕入れたとき、当該商品は 「分記法」においては「商品」(資産)として扱い、「三分法」においては「仕入」(費用)として扱うようです。 「三分法」における仕入はなぜ「費用」なのでしょうか?仕入れたのは商品(資産)ですよね??? まだ、簿記3級を学び始めたばかりなので、もう少ししたら分かるのでしょうかね? もしかしたら、決算の段階で「繰越商品」という勘定科目をつかって、資産として計上しなおすのでしょうか?だったら、最初から費用じゃなくて、資産にしておいてもいい気がしますが?

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  • blooks
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回答No.2

とてもよい疑問だと思います。 でもその疑問を本当の意味で解決するためには理論の知識が必要になるので1級以上の内容です。 立場や考え方によって変わってきますし、3級では誤魔化しも必要になります。 3級や試験向けの学習ということを考えれば、損益勘定へ行くものが費用、繰越試算表へ行くものが資産と考えておくのが無難かもしれません。 3分法の「仕入」勘定は売上原価を算定後に損益勘定へ振り替えるので費用と言えます。 分記法の「商品」は繰越試算表へ行くので資産と言えます。 ここからは難しい話です。 今は流し読みでかまいません。 仕入は一般には費用といわれますが、損益計算書に載る費用ではありません。 商品を販売すれば売上原価として損益計算書に費用として載ります。 未販売ならば(繰越)商品として貸借対照表に資産として載ります。 そうすると損益計算書に載る費用と損益計算書に載らない費用があることになります。 それならば「費用」という言葉の定義から考えなければなりません。 でも3級の学習者にそんなことは言えないので誤魔化すわけです。 「費用配分の原則」というのがあって、その観点からは 分記法の「商品」は発生費用というものになります。 また3分法の「仕入」と「繰越商品」も発生費用です。 しかし「売上原価」は期間対応費用という別の費用になります。 この観点では分記法の「商品」と3分法の「仕入」は同じものです。

ukaruzo
質問者

お礼

ご丁寧にご回答いただきありがとうございます。 簿記1級まで取得はとても無理でしょうが、「費用」という言葉の定義を考えねばならないくらい、少し技術的な部分があるということでしょうか。少しなぞが解けた気がします。 ありがとうございました。

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回答No.1

こんにちは >「三分法」における仕入はなぜ「費用」なのでしょうか?仕入れたのは商品(資産)ですよね??? 仕入れた商品は、販売していない段階では、資産ですが、販売された場合には 売上原価(費用)となります。 例えば、1000で仕入れた商品を1200で販売したら、売上(収益)1200に 対する売上原価は仕入(費用) 1000 ですね。 分記法の場合は、資産を減額させて差額の利益のみ収益として計上するので、 その辺が混乱してるのでしょうか? 【分記法】 商品を仕入れた時には、資産(商品勘定)として計上します。 また、商品を売り上げた場合には、その商品の仕入原価を調べて、 商品を減少させ、販売額との差額を利益として商品販売益勘定に計上します。 この方法でのメリットは、利益が一目でわかるという点がありますが、反面、 商品の原価をその都度調べなければならないというデメリットがあります。 また、利益がすぐに判る反面、収益と費用の一部が相殺されて記帳されるため、 期間中の商品原価を洗い出さないと売上原価の総額が判らず、さらに利益に加えないと、 売上総額が一目で判らないという面もあります。 取り扱う商品が少量、少品種であればよいかもしれませんが、 仕入値もその都度異なる場合がありますので、手間がかかります。 そこで、三分法という方法が一般的に使用されています。 【三分法】 三分法では、商品を仕入れた場合には、仕入勘定(費用)に計上、 商品を売り上げた場合には売上勘定(収益)に計上、期末の販売 されていない商品を繰越商品勘定(資産)に計上します。 期間中の仕入は仕入総額を費用として認識し、販売は利益だけではなく 売上総額を収益として計上するのです。 利益は、売上から仕入を差し引けば求められますね。 しかし、これだけでは不十分です。 期末に未だ販売されていない在庫商品については、そのまま費用として 計上することはできません。 そこで、正しい売上原価を求めるために、期末に商品の棚卸をして、 残っている商品の金額を求めます。 ここで求められた期末商品棚卸高は、資産として翌期に繰り越します。 下記の式のように、最初にあった商品に仕入総額を加えて、残った商品を 引けば、売上原価として計上すべき金額が求まりますね。 売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高 三分法では、売上総額と仕入総額が把握できることと、販売した商品の 原価を都度調べる手間を省略することができます。 例 (1)A商店は商品1000を仕入を行い、代金は掛けとした。 (2)A商店は(1)で仕入れた商品を1200で販売を行い、代金は掛けとした。 (3)決算時の処理を行いなさい。   期首商品棚卸高 200   期末商品棚卸高 300 上記の問題があったとします。 分記法では次のように記帳します。(商品と商品販売益を使用する) (1) (借)商品  1000 /(貸) 買掛金   1000 (2) (借)売掛金 1200 /(貸) 商品    1000                /    商品販売益  200      ※商品は資産の減少ですが、売上原価であり費用に相当します。       また、売上総額は1200ですね。 (3) 仕訳なし   ※分記法では、商品の原価と利益を分けて記帳します。  (3)は分記法では毎回商品の受け払いを記帳しているので、帳簿と    期末商品棚卸高に誤差がなければ記帳する必要はない。 三分法では、次のように記帳します。(勘定科目が3つに分かれている) (1) (借)仕入  1000 /(貸) 買掛金   1000 (2) (借)売掛金 1200 /(貸) 売上    1200    決算時には、期末商品棚卸高を仕入勘定から繰越商品に振り替えて、    売上原価を算出します。        売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高 (3) (借)仕入   200  /(貸) 繰越商品   200    (借)繰越商品 300  /(貸) 仕入     300 以上、こんな感じでよろしいでしょうか? なにかあれば細くしてください^^ では、がんばってください。

ukaruzo
質問者

お礼

ご丁寧にご回答いただきありがとうございます。 ただ、初学者ゆえ(3級だから当たり前ですが・・・まだ勉強して2日目)、最後の方が少し分かりにくい感じです。今後勉強してゆけばもう少し理解できるのでしょうか? 頑張ります。ありがとうございました。