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「ベルサイユのばら」でなぜロザリーは処刑されないのか?
- 「ベルサイユのばら」の中でロザリーがなぜ処刑されなかったのかについて考察します。
- ロザリーは恐怖政治の時代に生きているにも関わらず、なぜ処刑されなかったのでしょうか?
- 物語を読むと、なぜロザリーだけが生き残ったのかについての疑問が浮かびます。
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史実のロザリーことはとりあえず置いといて、そんなに表立って漫画のロザリーは動いていないせいだと思います。 パリ市民として暮らしていましたが、近所の人たちはロザリーは実は貴族で悪名高きポリニャック伯夫人の娘とは知りえません。 また貴族の娘としてもジャルジェ家時代はともかく、ポリニャック伯夫人は私生児のロザリーを表に出すことはありませんでした(すぐに結婚させようとしていたくらいですから)。堂々と社交界に出ていたシーンはなかったように思えます。 逃亡計画にしても外には漏れていません。もちろんバレていたらギロチン行きですが。 幸運に恵まれすぎて(漫画のご都合主義)生き残ったとも。 ベルナールの権限ですが、実はロザリーを王妃の世話係りに送り込ませるほど発言力はあります。 漫画では上手く描ききれなかったそうですが、ジャコバン派の指導者のひとりという設定だそうです。 ネタバレですが、「エロイカ」ではベルナールは殺されてしまうんですよね。。。 ですが、ロザリーは逞しくしぶとく生き残るんです。で、息子はスウェーデン王オスカルに仕えます。
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- maso_nyan
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昔ベルばらファンでした。 おもろい質問があるな~と思って覗いてみましたが、 >作品はあくまでも創作物であり、実在のロザリーと作品中のロザリーはいわば「同じであって違う人」なので、「なぜ、ロザリーだけ?」という疑問自体、申し訳ありませんが無意味ではないかと思われます。 この意見には大同意です。 だいたい、ベルばらって、いろんなパクりが集結したものなのです。 私も、当時、泣きながらベルばら読んでたけど、 当時は、結構、池田さんは、適当に描いてたみたい。 黒い騎士も、他の漫画からのパクリだったみたいですし、 ありがちなネタの寄せ集めだったみたいです。 http://www.unkar.org/read/hideyoshi.2ch.net/ms/1244624150 聖徳太子のパクりは、みっともないったらありゃしないです…。ファンだった分、がっかりです。 だから、あまりそこまで深く考えて読む価値はないと思います。 ロザリーについてつっこみたいなら、他にもつっこみたいことはいくらでもある漫画だったと思う^^; ポリニャック夫人だって、はじめ、ジュール・ド・ポリニャックだったはずなのに、なんとかガブリエル・ド・ポリニャックとか、途中で名前変わってるし、色々『無計画漫画』ですよ。あれ。ヒットしたのって偶然だし、池田さん自身も驚き桃の木だったと思いますよ。 ベルばらヒットしてなかったら、普通のおばさんでいたと思うし。池田氏って^^; ヒットしちゃったから、大御所みたいになっちゃったけど… あと、下の回答者のかたがたって、何歳くらいでしょう?そっちのほうが気になります。30代じゃないかと思うのですが^^;
お礼
補足にも書きましたが、ジュール・ド・ポリニャックというのは、ポリニャック伯夫人の夫の名前です。 ポリニャック伯夫人の本名は、「ヨラント・マルティーヌ・ガブリエル・ド・ポリニャック」なので、 漫画の中の名前は史実にそって描かれています。 ポリニャック伯夫人は創作の人物ではなく、実在の人ですよ。ご存知ですか? リンクされている2chのスレッドも見ましたが、検証する人の都合のよい部分だけを取り上げているように思われます。 番外編のエピソードか、本編のエピソードか、はっきり書いてないですよね。 アンドレとベルナールがどうもごっちゃになっているようですし。 「白いトロイカ」から影響を受けたり、触発されて描かれた可能性は否定しないんですが、 この当時の少女漫画ってパクリっこみたいなのが多いですからね。 そもそも、「ベルサイユのばら」はツヴァイクの「マリー・アントワネット」が元になった作品です。 そこに、当時の少女漫画の王道パターンを組み合わせたというのが本当のところだと思います。 絵柄や髪型に関しては、池田理代子氏に限らずみんなほとんど一緒ですよ。 >だから、あまりそこまで深く考えて読む価値はないと思います。 まあ、創作物だからそうなんですけど、それをいったらオシマイですから。
補足
ジュール・ド・ポリニャックは、ポリニャック伯夫人の夫の名前です。
- oscar0714
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まず、歴史上の事実として、牢獄に入ってからのアントワネットの世話係としてロザリーという実在の人物がいたことはご存じなのですよね。 原作の池田理代子氏はそのロザリーをモデルにした、つまり、最終的に牢獄でロザリーがアントワネットの世話係になることを想定して、いわば逆算する形でロザリーを作品に登場させたと思われます。 そもそも庶民側と貴族側と双方を描くのに、ストーリーの中でスムーズに両方の社会を描くための橋渡し的な役割として(狂言回し的な役割として、と言ってもいいかもしれません)ロザリーとベルナールという人物を使ったと考えられます。ロザリーは、最終的には庶民側の立場で牢獄のアントワネットの世話係にならないといけないわけですから、ストーリーの中で貴族社会で誰かと結ばれるのではなく、ベルナールと結ばれることになったのでしょう。 アントワネットが牢獄に入ってから唐突にロザリーが出て来ても別に不自然ではなかったとは思いますが、作品中にずっと登場してきているロザリーが最後にアントワネットの世話係になることは、読者に対してアントワネットの悲劇性をより強く共感させる効果があったと思われます。 ですから、歴史的事実に照らし合わせた場合に作品の中の「ロザリー」が処刑されないのが疑問である、という質問者様の、お気持ちはわかりますが、作品はあくまでも創作物であり、実在のロザリーと作品中のロザリーはいわば「同じであって違う人」なので、「なぜ、ロザリーだけ?」という疑問自体、申し訳ありませんが無意味ではないかと思われます。
お礼
>作品はあくまでも創作物であり、実在のロザリーと作品中のロザリーはいわば「同じであって違う人」なので、「なぜ、ロザリーだけ?」という疑問自体、申し訳ありませんが無意味ではないかと思われます。 これをいったら事実を元にした創作物について論じること自体不粋になってしまいますが・・・・。 しかし、池田先生の意図に関してはなるほどなと思いました。 ありがとうございます。
お礼
回答ありがとうございます。 ポリニャック伯夫人が、私生児のロザリーを表に出さなかったというのは、目からウロコでした。 そういえば、ポリニャック家にいる時代にロザリーが舞踏会に出るシーンはなかったですよね。 逃亡計画が発覚しなかったのもおかしいといえばおかしいけれど、発覚したシーンがない以上、 「発覚していないので、逮捕されなかった」というロジックも成り立ちますよね。 まあ、幸運に恵まれすぎというか、リアリティはなくなりますが。 最近「エロイカ」も読んだんですが、その中でベルナールやフランソワと夜逃げする前に 「あなたが生まれる前はこんなことしょっちゅうだったわ」と言っているセリフがありました。 「ベルサイユのばら」と「エロイカ」の間の時代にはもしかしたら、あわや処刑の危機があったのかもしれないですね。 ベルナールやアランまで殺されてしまったので、「ベルサイユのばら」で長生きしたのはロザリーただ一人になってしまったのですが、 そう考えるとロザリーの生命力ってけっこうすさまじいなって思います。