沖縄に普天間基地という米国の海兵隊飛行場があって、ここに所属する海兵隊がアジアと世界の平和を守っていた。(鳩山にとっては宇宙も守っていた) 日本の自衛隊もそれを支援していた。
国連指定の卓越した軍事基地だったが、あいにくと基地の周囲に一般住宅や公共施設が密集していて、一旦事故が起こると大惨事になるという危険な空港だった。危険度は特Aクラスで、世界でもこんな例は稀。
なので10年以上の歳月を掛けて普天間基地を別の場所に移す計画が練られた。日本・米国・移転先の全てで合意が形成され、その移転計画が実行に移される寸前に、民主党が政権を取り、その計画をぶち壊した。
自民党政権時代の元の計画は、危険な普天間基地から海兵隊を、グアムと辺野古(ヘノコ)に移転させるというもの。
グアムへは8千人~2万人が移動し、辺野古には1万2千人~マイナス5千人が移動する予定だった。
この計画を民主党はブチ壊したわけだが、そうすると危険な普天間基地がそのまま残るので、ぶち壊した計画の代替計画が必要になり、民主党はあちこち手を尽くして移転先の代替地を模索した。
だが民主党の代表者の鳩山首相がお坊ちゃまで世間知らずの政治家だったので、関係する政治家や官僚がテンデバラバラな事を言い出したりし出したりして収集が付かなくなり、鳩山首相本人も思いつきや言い繕いを重ねた結果、完全に国民と米国と地元民の支持を失い、万策尽きて元の自民党案に戻ろうとしている。(← 今ココ)
民主党や鳩山首相には、初めから代替案が無く、初めの計画をぶち壊した後で、移転候補地を探し出すと言う方法だった。だから混乱している。
それでもまだ鳩山首相は反米闘争を継続したいため、徳之島への一部移転や滑走路の杭打ち工法を持ち出して、米国に敵愾心をむき出しにしている。
今現在問題になっているのは、昔の自民党案を少しだけ修正するもの。
海底に住むと言われるジュゴンのエサや、温暖化や環境汚染で衰退化しつつあるサンゴを生き延びさせようと… つまり自然環境を壊さないように海を埋め立てるのではなく杭打ち式を考え出したり、海兵隊の一部を鹿児島県徳之島に移す案をひねくり出して、米国と交渉中。
だがこの案のいずれも以前米国は拒否した過去があるので、日米合意は難しいところ。
また、沖縄は民主党の甘言にたぶらかされて変な期待を持ちすぎた結果、辺野古に移転させるという計画自体にも猛反発している。徳之島も政府のやり方がおかしいとして猛反対してる。
万策尽きて、辺野古と徳之島の合体案にしたんだが、その最終案も駄目になりそう。となると決着方法なしで普天間基地の継続使用か、駄目なのに無理やり実行するとの決着を図るか。
ま、だがどうせ民主党政権は最大でも3年後に崩壊して野に下るので、その後を引き継いだ政権がまともに政治してくれるので、安心してOK。
お礼
騒いでる理由がよくわかりました。民主党はなぜキャンプシュワブ案をぶち壊したんですかね。そこがまずわからないですし、あとそもそも自民党の辺野古移設案では地元住民の反対をおさえられていたんですかね。今度は鳩山さんが出す代替案の候補地も反対集会が起きていて(当たり前ですが)、ごちゃごちゃになっていてなにをやってるんだという感じで問題の根幹がつかめずに居ました。鳩山さんの考えてる事がちょっとわからないです。なので僕もこの問題がわかなかったのだと思いました。どうも有難うございました。 まだまだこの問題は掘り下げて理解する必要がありそうですが。