虚偽表示の「第３者」について、

質問

私の持っているテキストには、

第３者とは、　虚偽表示の当事者及び一般継承人以外の者であって、
　　　　　　　虚偽表示による意思表示が有効であることを信じて、
　　　　　　　〈新たに〉〈独立した〉〈法律上の〉利害関係を有するに
　　　　　　　至った者に限られる。（最判昭42・6・29）
　　　　　　　とあるんですが、

　　　　質問は、第３者は、〈◯◯◯〉←このカッコ条件にすべて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　当てはまらないと第３者に
　　　　　　　　　　　　　　　　　　なれないのかですか、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　知っている方がいたら
　　　　　　　　　　　　　　　　　　教えてください。

回答No.2

xapon · ベストアンサー

これは、括弧の条件全てに当てはまらないと、第三者にはなれません。
or条件ではなく、and条件です。

例えば、債権の仮装譲受人から取立てのために債権を譲り受けた場合、新たな法律上の利害関係は生じますが、単に取り立てのためであって、「独立し」た利益があるとは言えず、第三者にはあたりません。
また、仮装譲渡された債権の債務者は、独立した法律上の利害関係はあっても、「新たな」とは言えず、第三者にはあたりません。
すなわち、１つでも当てはまらなければ、９４条２項の第三者としては保護されません。

強調したかったのでしょうが、テキストの表現が紛らわしいですね。

お礼

とても分かりやすい解説ありがとうございました。

回答No.1

wkbqp833

新たに　です