残念ながら昔行った地盤改良後の地耐力は不明です。
当時はそもそもSS測定なども普及していませんでしたので、現場の経験でどの程度にしようと決めるのが普通だったようです。
注)親父の親父、つまり祖父は大工を職業としていました。
そのため、とにかく自分たちで砂利・岩を見つけてきてはそれを埋めてという具合に、材料手配から全部自分たちで行いましたので、業者に依頼すると高額になったであろう費用も非常に安く抑えられたようです。
私も毎週末車のトランクに海岸にある砂をつめて運んでということを手伝った記憶があります。基礎部分だけで何ヶ月も掛けましたよ。
あと、基礎杭というのは、軟弱な地盤を突き抜けて固い地盤に突き当たるまで埋めていきます。そうすると、杭の先端は固い地盤にありますので、安定していると言うことです。ですから、表層の地盤は軟弱なままで、その基礎杭で家を支えることになります。
技術的な議論はさておいて、
・法律では実施が義務づけられた
・不必要な地盤強化、強固な基礎を作りコストが跳ね上がるより、地耐力に見合った基礎にした方が結果としてコストはかからない
というのは否定しがたい事実かと思いますが。(地盤改良に比べればサイディング費用は安いと思うのですが)
あと、これを行わないと住宅性能に関する保証は受けられない可能性があるのではないかと(メーカにより異なるのでご質問者の場合どうなるのかは不明ですが)。
もう一つ言うと、ベタ基礎であれば布基礎より強固で全然心配がないというのは、ベタ基礎を過大評価しています。ベタ基礎は確かに均等な沈下に対しては布基礎よりも強いのは事実ですが、不等沈下に対しては布基礎とさほど違いがあるわけではなく、やはり対策はとらないといけません(こちらの方が深刻なんです)。
ちなみに両隣が布基礎でといいますが、両隣の場所がずっと前から家があり、でもご質問者の所は家がなかったとすれば、全く参考になりません。家を何十年と立てた所は当然地盤は家の重みで締まってきます。また地盤改良や布基礎のフーチンを広くとるなどすればベタ基礎に引けを取らない強度が出せると言われています。
私の言う施工の問題とは、単純な手抜きでだけではなく、このような基礎の設計や地盤改良方法、下に引き詰める石の量などのことです。これは同時にコストに跳ね返りますから、必要以上に行うとかえって不経済です。
補足
hashiroさん回答ありがとうございます ・解析能力の差ってなんでしょうか? >山を切って造成した所でも、両隣が尾根の部分で >その間が谷を埋めた所になる場合があり、 >そんな所では、明らかに地耐力は小さくなります。 なるほどです >浅いところに大きな岩があるような場合、 >そこがシーソーの支点のようになって、家が一方に傾くとか支点部分から割れ目が生じるようなことがあるので・・・ これも業者の方からよく聞く話です そんなことって実際あるんでしょうか? 1軒の家の寿命が50年だとして どのくらいの確立でおこるんでしょうか? もし大きな岩の隣の地盤が沈下するのであれば、なぜ岩の下の地盤は沈下しないんでしょうか? 影響のある岩とは一体どれくらいの大きさなんでしょうか?