- ベストアンサー
百裂拳は全弾命中するのか?
北斗の拳という漫画で「北斗百裂拳」という技があります。 3秒間に各腕50発ずつ、計100発の拳を相手に叩き込むというものです。 ○秒間に○発的な技はいろいろな漫画で存在しますが、この手の技はその場から動かずに全弾相手に叩き込むことは実際に可能なんでしょうか? 一発目が当たった瞬間に仰け反るか吹き飛ぶと思うんですが・・・。 吹き飛ぶ相手を追いかけながらでないと、すべての拳を叩き込むことはできないように思えます。 そもそも○秒間で○発が可能なのか?は置いといて、すべて打ち込むことは可能か?この辺をお聞かせください。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
パンチの威力は腕の筋力によって生み出されている訳ではありません。 ピンポン球が高速で当たっても、大したダメージが無いのと同様に、腕という軽いものだけでは、威力が得られ無いのです。 尚、以下のサイトによりますと、手と前腕を合わせた質量は、体重の2.4%前後の様です。 第 5 回 力学基礎 2 http://www.kri.sfc.keio.ac.jp/report/gakujutsu/2008/3-8/SB_04.pdf パンチの威力は、主に足腰の筋力によって、前方に加速された胴体という重量物が持つ運動量を、腕を介して拳に伝える事によって生み出されます。 胴体を前方に加速するためには、まず脚を前後に開いて前傾姿勢を採り、次に前の方の脚(軸足)の力を抜きます。 すると身体は重力に引かれて、後ろの方の脚(蹴り足)を支点として倒れ始めますから、胴体が倒れ込もうとする力に合わせて、蹴り足で地面を蹴って、下半身を前方に加速します。 この時、胴体が倒れ込もうとする力に対して、蹴り足で地面を蹴る力が強過ぎれば、前進する下半身に胴体がついて行けず、身体が後ろのめりになってしまいます。 逆に、蹴り足の力が弱過ぎれば、身体は前に倒れ込んでしまいます。 ですから、幾ら筋力があっても、「地球の重力」と「重力の働く方向に対する、身体の重心と蹴り足を結んだ直線の角度」によって決まる加速度でしか、胴体を加速する事は出来ません。 加速度が一定と言う事は、パンチを打つのに要する時間が短い程、胴体の運動量が少なくなり、パンチの威力が低下すると言う事です。 百裂○ともなれば、胴体を加速する時間は殆ど有りませんから、ボクシングのジャブの様な、腰の入っていない、手打ちのみで、威力の無い攻撃に成らざるを得ないと思われます。 ですから、1撃目で相手が吹き飛んだりはしないと思います。 但し、塵も積もれば山となると言う言葉もある様に、拳と前腕が持っている小さな運動量でも、積み重なれば相手を後退させますから、相手との間隔が離れて行き、途中で腕が届かなくなります。 仮に、拳と前腕を合わせた質量が体重の2.4%で、相手と自分の体重が同じと仮定します。 そして、計算を簡単にするために、パンチを繰り出す際に、腕を伸ばし始めてからパンチが当たるまでの間は、拳の速度は一定であり、片方の拳が相手に当たったのと同時に、反対側の腕を伸ばし始めるものとした場合、私の個人的な計算(Excelを使用)では次の様な結果になりました。 相手との間隔が最初は30cmあった場合、 1撃目が当たると、相手は拳の速度の2.4%の速度で後退を始め、 2撃目が当たる時には、間隔は30.7cm離れていて、命中後の後退速度は4.74%、 3撃目は、32.3cm、7.0%、 という具合に変化して行き、 7撃目には50cm、8撃目には59.2cm、9撃目には71.9cm、10撃目には89.5cm、 そして11撃目には114cm、後退速度23.4%になります。 尚、最初の間隔が10cmの場合には、15撃目に128cm、後退速度30.5%になります。 ダル○ムの様な手が伸びるキャラクターや、デビル○バースの様な巨人を別とすれば、1m以上も間隔が空けば、拳は届かなくなると思われます。 又、パンチを打つ際に、腕を伸ばし始めた瞬間から、拳が最大速度になっている事は有り得ず、拳を加速するためには時間がかかるため、上記の私の計算よりも早く、間隔が広がって行くものと思います。
その他の回答 (8)
- htms42
- ベストアンサー率47% (1120/2361)
たいして威力はないと思います。 もし拳の力がものすごく強いとすれば1発の拳にすべての力を込めて振りぬいて打つ方が効力があるはずです。当然腕だけではなくて体重をかけた打ち方です。 1秒間に10回打つとします。 1秒間に10回、拳を元に戻さないといけません。 元に戻るとき、必ず速度をゼロにしなければいけません。 振りぬくと素早く戻すことができなくなります。 速度がゼロのなった拳に威力はありません。 相手に当たって結果的に速度がゼロになるというのと初めから戻すつもりで速度をゼロにするというのでは当たった時の威力に違いがあります。戻すことを前提にしている場合は体重をかけて打つということはできません。 戻ってきた拳を再び繰り出すときにも速度をゼロにしないといけません。 ボクシングの場合でも打つ回数が多い場合は小さい振りでやっています。戻さなければいけないので必然的に振りが小さくなるのです。1秒に1回だと多い方でしょう。ジャブでも当たれば威力があるのです。 単純に1秒あたりの回数を多くすれば威力が増すと考えるのは誤りです。 これだけの
お礼
ジャブはなんとなく分かりやすいです。 倒すための技ではないですが、ダメージにはなりますよね。 やはり前進しつつ撃ち込む他の乱打技とは違って、百裂拳は秘孔を突くのがメインでしょうか。 撃たれた後に「蚊ほども効かんわ~」とか言ってますもんね。 ご回答ありがとうございました。
- kagakusuki
- ベストアンサー率51% (2610/5101)
回答番号:ANo.7です。 先程の回答では書き忘れておりましたが、相手が百裂○の攻撃に耐えて、その場に踏み留まろうとしたり、自分に向かって倒れ込んで来た場合等は、相手が後退しませんので、全撃命中させる事が出来る可能性があります。
お礼
悪党の意地から踏みとどまっている可能性は充分ありますね(笑) ありがとうございました。
- isa-98
- ベストアンサー率23% (205/859)
>一発目が当たった瞬間に仰け反るか吹き飛ぶと思うんですが・・・。 拳の奥義は引きにこそ有る。 こう心得て下さい。ーー; 高速の拳を表面から数センチ入れるだけです。 衝撃に近い振動が内部に送り込まれ、神経に強烈なダメージを与えます。 腕、肩は動かなくなり、心肺機能も危険な状態まで陥ります。 人間の中央は急所です。 ここを狙えば神経が完璧に遮断されてしまいます。 また、内臓には神経群があり、神経的なダメージと機能的なダメージが蓄積されてしまいます。 順番としては、 腕や肩、胸筋、腹筋などの機能を奪います。 肺や心臓、内臓にダメージを与えます。 次に中央にダメージを与え、下半身の神経を遮断します。 顎や首などの筋肉を弛緩させ、脳震盪を起こしやすいようにします。 非道い相手には脳にダメージを与えず恐怖を与えます。 最後は「おもいっきし」会心の一撃を与えるのです。
お礼
秘孔を突く以外にも、そんな恐ろしいことが行われていたんですね(笑) たしかにこういった技を使うのは超人的な人たちが多いですから、そういうことも実践の中でやってのけてしまいそうです。 ご回答ありがとうございました。
こういう場合、極端な例を考えるとよいです。ライフル銃で撃たれたら、体は吹っ飛ばずに、撃ち抜かれます。マシンガンで撃たれても体が激しく震えはしますが、やはり撃ち抜かれても吹っ飛びません。 一方、相撲取りが突けば、打撲にすらなりませんが、吹っ飛びます。力はあっても、速度が遅いからです。同様に、もし銃弾の運動量を広い面積で与えれば死にません。これが防弾チョッキです。 つまり、拳がきわめて速ければ、そして拳の関節部分(俗に拳ダコの部分)できちんと打っていれば、マシンガンに近い感じで、あの連撃でもふっ飛ばさずにダメージを与えることができます。
お礼
その理屈だと身体は飛んで行かなくても、殴られたところがはじけ飛んでしまうんじゃないでしょうか? 秘孔とか関係なく(^_^; ご回答ありがとうございました。
- goodknight
- ベストアンサー率55% (30/54)
可能でしょう。それに最後の一発だけ強烈で、途中までは 秘孔をつくだけかもしれません。 吹き飛び始めた相手に百裂拳を放ったりしてると思いますが、 例えば巨大バルーン(結構重い)が相手なら、 われわれも同じようなことできると想像します。 巨大バルーン http://www.balloon-pop.com/shop/round/gyoumu.html
お礼
そういえば、百裂拳を受ける相手はやたらと大きかったと思います。 そういうのも関係してくるんでしょうね。 ご回答ありがとうございました。
- tadys
- ベストアンサー率40% (856/2135)
「力積」で調べてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%9B%E7%A9%8D 物体に加える力とその物体に働く加速度は F=M*a の関係が有ります。 F:力 M:物体の質量 a:加速度 加速度 a は a=dV/dt なので、Fの力を dt 時間加えた時その物体の速度は dV = F*dt/M だけ増加します。 F*dt が小さければ相手があまり動かないので次の拳を当てることが出来るでしょう。 最終的に相手が吹き飛ぶとすれば最後の一発による効果になります。 その一発で十分なので百発を打ち込む意味は有りません。
お礼
こういう計算式を待ってました。 やはり最後の一発以外は打撃以外の目的のようですよね。 ご回答ありがとうございました。
- honekajiri
- ベストアンサー率52% (454/864)
吹き飛ばすのはけっこうな力が要るでしょうからねらってやらないと出来ないと思いますというわけでこれは置いといて 仰け反りのほうですがこれは打撃があたる場所によるんじゃないでしょうか? 頭や胸に当たればのけぞりますが腹に当たった場合体がくの字に曲がって上体は前の方来ると思います ということは頭を殴ったら次は腹と言う風に殴る場所を変えてやれば相手の動きをコントロールできるのではないでしょうか?
お礼
のけぞる箇所ですか・・・あり得るような気がします。 のけぞったところを戻されてさらに殴られるのは痛そうですよね(^_^; ご回答ありがとうございました。
- suffre
- ベストアンサー率28% (259/919)
補足
しかし拳も使いますし、あのスピードですし、結構な衝撃だと思うんですが・・・。
お礼
やはり力学的には後退していってしまうんですね。 百裂拳は不思議ですが、流星拳とかは前進しながら撃ちますもんね。 打撃としてのダメージを与えようとすると、やはり前進しつつと。 ご回答ありがとうございました。