- ベストアンサー
F1のチームとエンジンサプライヤーの組み合わせのうち、
F1のチームとエンジンサプライヤーの組み合わせのうち、 ロータスは自動車メーカーがF1参戦しているのに、エンジンがコスワース BMWサウバーなのにエンジンがフェラーリ これはなぜですか。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「ロータスF1チーム」は、旧「チーム・ロータス」の関係者が絡んだチームではありますが・・・自動車を作っているマレーシアの最大の自動車メーカー「プロトン」の子会社「ロータス・カーズ」から「ロータス」という名称仕様の許可を得ているだけであり、自動車メーカーがF1に参戦しているワケではありませんから、何処のエンジンを使おうがチームの勝手というか・・・ BMWザウバーの方は、昨年に2010年のエントラントとして申請していたんで、直せない(登録変更すると新規エントラントとして、2010年シーズンの参加資格を失ってしまう)という事情があったんです。 あと、F1のエンジンは、高度な技術と莫大なコストが掛かるため、自社で乗用車用エンジンを作っていたとしても簡単に手を出せるものじゃないので、念のため・・・どうしてホンダやトヨタが撤退したのか考えてみよう・・・
その他の回答 (2)
- c9b_tmng
- ベストアンサー率57% (20/35)
ザウバーについては先の方の解答でもう十分ですから、ロータスについてだけ。 ここは経緯・事情が複雑なんです。 まず、イギリスのF3チーム「ライトスピード」がマイク・ガスコイン(の技術コンサルタント会社)と組んでF1新規参入枠獲得を画策。ただ、ライトスピード自体にさしたる実績は無く、スポンサー獲得面などの不利も容易に予想されたのでしょう、往年の名チーム「ロータス」の名前を冠することに。 ロータスは、レーシングチーム/コンストラクターである「チーム・ロータス」のみ創業家に残され、他の自動車メーカーやらの関連企業グループは'80年代半ばにアメリカのゼネラル・モータースに売却されていたため、直接の関係は消滅していたんです。 そして、チーム・ロータスも'90年代に破綻し、諸権利は債権者が有していました。 だから、債権者に「ロータスの名前を使わせて下さい」と許諾を得れば問題は無い・・・・・・ハズでした。FIA(会長)推奨のコスワースと契約し、準備を整えつつあった。 でもここで、名前が同じわけですから、「それでいいわけないだろ!」と異を唱えたのがロータス・カーズ及び、ロータス・カーズ等を傘下とする統括会社のグループ・ロータス。 自分達の事業にも影響が及びかねないからということで、法的対抗措置を取る可能性も匂わせ抵抗します。 そこでライトスピード陣営は行き詰っちゃって、またバジェットキャッププランが大きく変わってしまったことで資金繰り的にも状況が厳しくなってきたこともあり、ウイリアムズのスポンサーとしても知られるマレーシアの格安航空会社「エア・アジア」のCEOのトニー・フェルナンデスにチーム参画を仰ぎます。 で、フェルナンデスが状況打開の為に考え付いたプランが「マレーシア・ナショナルチーム化」。多民族国家ゆえ国民統合に腐心していたマレーシアの、国民統合のツールにF1チームを活用してはどうですか?というもの。これにマレーシア政府が食いついたんですね。 ロータス・カーズ及びグループ・ロータスは、GMが手放して以降オーナーシップが二転三転し、最終的にマレーシアの実質的国有自動車メーカーであるプロトンの傘下に入っています。それゆえ、こういう場合にマレーシア政府の意向が利かないはずがありません。 これによって、名称問題をクリアしたわけです。 ですから、「ロータス・カーズ」がF1参戦しているわけじゃないんです。 それにそもそも、ロータス・カーズはエンジン生産は行ってませんからね。現行のロータス・ヨーロッパのみGM製エンジンの供給を受け、他のラインナップはトヨタからエンジンを供給してもらってますから。その辺を知らないから、違和感を感じたのでしょうか?
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1695/4880)
#1です。 ザウバーの説明が足りませんでしたね。 2010年のエントリーリストでは「BMWザウバー」となっていますが、#1のとおりエントラントの登録名変更が間に合わなかったために、前チームオーナーのBMWの了解のもとに名乗っているだけで、チームの権利などは、元々のオーナーであったペーター・ザウバーに戻っており、現在、BMWはF1チーム運営にタッチしていません。 ということで、2010年のF1に参加している「ロータスF1チーム」も「BMWザウバー」も、ある種の「名義貸し」を受けているだけで、自動車メーカーは直接的な関与をしていません。