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関係代名詞とみなしていいのでしょうか

関係代名詞とみなしていいのでしょうか His being as the aritist he is becomes a problem. という文で「artist」「he」のあいだには「that」が省略されていると思うのですが、 さてどういう用法と考えたものか悩んでいます。また「as」は「芸術家としての存在」というふうに読んでいるのですが、どうも文意がつかめなくて質問しております。 「補語としての関係詞」は可能ですか。 宜しくお願いします。

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回答No.2

細かな描写を可能にするためには,言語は複雑にならざるを得ません。 そのため,各言語に独特な発想,表現があり,外国語学習者としてはやっかいなことになります。 今回の表現は,日常会話ではあり得ないもので,文章のみに見られるものです。 日本語ではその都度,それらしい意味を考えることになりますが,特に現れないこともあると思います。 He looks the great artist that he is. 彼はさすがに大芸術家の顔つきをしている ←彼がそうであるところの大芸術家の顔つきをしている. Like the artist that he is, he does everything neatly. さすがに彼は芸術家だけあって何でも手ぎわよくやる. 辞書で見かけた表現ですが,今回の文も含めて artist になっているところがおもしろいですね。 古い英米の辞書にあった表現を少し変えて,日本の辞書に生き続けているのかもしれません。 かたい文章では使われるのでしょうが,やや古臭い表現のようにも思います。 とにかく,「芸術家」という他の人間を思い浮かべてはいけません。 人間としては he だけで, その性質,職業,特徴を the artist で表しています。 英語に慣れてくると,このような関係詞の修飾では the ではなく,a だという感覚になると思いますが,「現にそうある性質」なので,この表現ではほぼ決まって the になります。 前後の文脈によりますが, 「彼の芸術家ぶりがやっかいなんだ」 「彼の芸術家としてのプライドがじゃまをするんだ」 日本語には日本語なりの表現があります。

mesenfants
質問者

お礼

ありがとうございます。 感激です! 後半の説明は目の醒めるような切れ味で感動しました。 「芸術家ぶりが厄介なんだ」うーむ、思わずうなりました。 「現に芸術家である、ということそれ自体が、つまずきの種、問題となる」というふうにも、 自由な解釈の道が開けてきました。 かさねてのご回答まことにかたじけなく、お礼のいいようもありません。 ありがとうございました。

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回答No.1

おっしゃる通り,that が省略されていて,he is の後にあるはずの補語の代わりに関係代名詞になっています。 what I am「今の私」にしたって,am の後にあるはずの補語の代わりに what になっています。 今回,artist という単語は人としての「芸術家」ではなく,存在として,職業としての「芸術家」なので,who にはなり得ず,which か that です。 (限定用法では that が普通で,今回のように省略も可) 「今実際そうである,彼の芸術家としての存在が問題になる」 being は動名詞で his が意味上の主語とも思いましたが,as があるので「~としての存在」でいいと思います。

mesenfants
質問者

お礼

まことに説得力のあるご回答に感謝しております。 「what he is」との連想もまさに的確で、英文の筆者さえもこの言い回しが先行的に念頭にあったかとすら思えます。 それにしても、たまにこういう表現に出くわすのですが、何かほかに分かりやすい(訳しやすい)言い方がえできないものかと嘆息します。あるういは、これがいちばん分かりやすい表現なにか、あるいは少々きどった表現なのか、日本人にはどうも苦しいところです。 ご高訳、解釈までつけていただき、感謝しきれないほど感謝しています。 ありがとうございました。